私のもとにはいろいろな状況のご家族からご相談をいただきます。そんな中でも印象的だったご家族のビフォーアフターをご紹介します。

お父様が亡くなり、お母様と弟さんとご自身の3人で住む家を現在の実家を建て替えて安心して暮らせる家にしたいとのことでご依頼をいただきました。
建て替えに際して、仮住まいを経て家相を整えた新しい家に引っ越したことで、長年家族を苦しめていたアルコール依存、心の病などの問題が、まるで嘘のように解決していった事例です。

住まいを変えただけで、家族の苦しみが消えた理由

家は、そこに住む人の“心”と“運”を支える土台です。家の形、入居したタイミング、周辺環境などに乱れがあると、目に見えないストレスが日常に影響し、知らず知らずのうちに家族関係や健康、精神状態にまで影響を及ぼしていきます。

とくに今回のケースでは、家相の乱れが家族の「心の安全基地」を奪っていたことが明らかでした。
お父様の死後も、お母様は心の不調を抱え、弟さんはアルコール依存が悪化。何年も続いた混乱は、「家」という環境が内側の混乱を映し出していたとも言えます。

しかし、仮住まいを経て、家相を整えた新居に吉方位で移ったことで、まるで“停滞していた運の流れ”が一気に動き出したのです。
住まいを整えるという行動が、家族の無意識に新たな選択肢を与え、再生のきっかけになったのです。

アルコール依存、心の病、崩壊寸前だった家族が「再生」した理由とは?

建て替え前のご実家を家相的に見たところ、かなり凶相の状態で、このままの形でリフォームを施すとなお悪い状況を引き起こしてしまうことをお伝えしました。特に弟さんが「身動きの取れないのような状態」になりやすい形状だったのです。

今の流れを引きずらないためには、「建て替えて仮住まいを経てからの入居」が最善であるとご提案しました。

「やはりそうですか。そう思っていました。」とのお返事をいただき、建て替えへと舵を切ったのです。

仮住まいの期間は9カ月。高額な費用もかかり、警察沙汰にまで発展する大きな混乱もありましたが、それこそが長年積もっていた“負の気”が表面化し、浄化されていくために必要な過程だったのです。

弟さんはその混乱の中でようやく依存と向き合い、専門医との出会いを経て、見事に断酒を実現。就職も決まり、家族の支えとなるまでに変化しました。

その再生の流れに呼応するように、お母様の心も穏やかさを取り戻し、家族全体が“まるで別の人生”を歩み始めることになったのです。

「張り」は無理に作るものではない。

土地との調和が、家族を支える“働く土台”をつくる

新居の設計では、土地の形や隣接する道路との関係性を丁寧に読み解き、家の形に“張り”を持たせました。

特に今回は、「安心してコツコツ働ける力を育てる」方位に張りを設けられたことで、弟さんの社会復帰にもつながったのです。

ただし、吉方位と張りの配置が必ずしも一致するとは限りません。

私は、無理に吉相の形を押しつけるのではなく、その土地が持つ自然なエネルギーと住む人の生活導線が調和することを最も重視しています。

無理のない設計こそが、家族の安心と運の安定を育てる“目に見えない土台”なのです。

変わったのは「家」だけじゃない。“運の歯車”が動き出した理由

今回の劇的な変化は、ただ間取りを整えたから起こったわけではありません。

大切なのは、「形を整えること」と同時に、“流れ”を変えるという視点です。

まず行ったのは、家相の見直しです。

建て替え前の実家は、家族それぞれに対して凶作用のある配置が多く見られ、とくに弟さんの居場所は「土に埋もれる」ような動きの取れない形でした。

そのままリフォームをしていたら、負の流れを引き継ぎ、むしろ悪化させてしまう可能性がありました。

そこで提案したのが、仮住まいを経てからの入居です。

これにより、“家族が長年蓄積してきた気の滞り”を一度断ち切ることができます。

実際に、仮住まいの期間中にトラブルが表面化し、弟さんがアルコール依存と本気で向き合うきっかけが生まれました。これは偶然ではなく、「浄化」が始まった証でもあるのです。

そして迎えた新居では、張りのある間取りや方位を生かした設計によって、“気”の流れが再構築されました。
土地との調和、生活導線の自然さ、そして心が安らぐ空間づくり。
これらが連動し、「家族を支える場」が整ったのです。

結果として、弟さんは断酒に成功し、仕事にも復帰。
母親も穏やかな日常を取り戻し、家庭全体が“別人のような安定”を得ました。

家を変えただけで、家族全員の人生が好転する。
それは決して魔法でも偶然でもなく、環境・タイミング・意識の流れをすべて整えたことで起きた、必然の結果だったのです。

「変わりたいのに変われない…」そんなあなたに伝えたい“見落とされがちな盲点”

「もう限界かもしれない」
「自分なりに努力してきたのに、現実が動かない」
そんな声を、私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。
そして、多くの方が“ある共通の思い込み”を抱えています。

それは、「現実を変えるには、自分自身の努力がすべてだ」というもの。

たしかに、知識を得ること、内面を整えることはとても大切です。
でもそれだけでは、人生の根本的な流れが変わらないこともあるのです。

今回ご紹介したケースもそうでした。長年にわたり、お父様の影響で家族関係が崩れ、お母様は心療内科に通い続け、弟さんはアルコール依存症で職を転々とし、自分自身も責任を背負い込んでいました。

それが、家相を見直し、仮住まいを経て、新居へと入ったことをきっかけに、家族全体の流れが劇的に変わったのです。

弟さんは依存症と決別し、安定した仕事と心を手に入れ、お母様も穏やかに過ごせるようになった。
これは、家という「気の土台」が整ったからこそ生まれた変化でした。

家相とは、単に“家の形”を整えるものではありません。
その人の無意識のクセや、生き方の傾向までも映し出す鏡のような存在です。

「本当に変われるのか?」と不安になるのは当然です。
でも、今の自分を責める前に、まず“環境”を見直してみてください。
知らず知らずのうちに、あなたの行動や思考にブレーキをかけているのは、住まいの「気」かもしれません。

家が変われば、人生も変わる。
それを確かに教えてくれたのが、今回ご紹介したご一家だったのです。

家を変えることは、人生の再設計につながる

私たちはつい、人生の不調を「努力不足」や「性格の問題」だと考えてしまいがちです。
でも、実は“住まい”という環境が、家族の心や行動に深く影響を与えていることは、あまり知られていません。

今回ご紹介したご一家は、まさにその「見えない影響」によって長年苦しんでこられた方々でした。
お父様の死後も混乱は続き、お母様は心を病み、弟さんはアルコール依存が悪化。
しかし、家相を見直し、吉方位での仮住まいを経て、新しい家へと移ったことで、その運の流れが大きく動き出したのです。

家族それぞれの“居場所”が整えられ、張りのある家で自然な気の流れが生まれたことで、
弟さんは断酒に成功し、就職。お母様も穏やかな心を取り戻しました。

家相とは、単に家の形を吉にするための技術ではなく、住む人の“無意識”と“運”を整えるための環境設計です。

「自分を変えたいけど変われない」と感じている方は、まずは“外側”から整えるという視点を持ってみてください。
家が変われば、気が変わり、行動が変わり、やがて人生も変わります。

今回のご家族のように、「住まい」という土台を整えることで、誰でも再出発のきっかけをつかむことができるのです。

今回ご紹介した方の体験談インタビュー動画はこちら


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。