家を新築したり、引っ越したり、家族が増えるなど生活スタイルが変わる際、「誰がどの部屋を使えばいいのでしょうか」と質問をいただくことが多くあります。誰がどの部屋を使っても何も問題なく、同じだと思う方もいらっしゃることでしょう。
しかし、部屋には主人・長男・次男などその家族にとっての役割を果たしやすくする方位があるのです。また、生まれ年によっても相性の良い部屋の位置があります。
自分と相性のいい部屋を使用すると、本来持っている力が十分に発揮されるため、運気が良い状態となるのです。
もし、一致していないと、家族の序列が崩れたり、よく眠れなかったりとその部屋を使いながらの生活は気持ちよく過ごすことができないでしょう。
このページでは、「家族の中の立場に合わせた部屋選び」と「生まれ年に合わせた部屋選び」の方法について解説していきます。
家族の立場と生まれ年に合わせた部屋選び
これから間取りを考えたり、部屋割りを決めたりする際に、夫婦の寝室や子供部屋はどこに設けたらいいかと迷う方が多くいらっしゃいます。また、同じような広さの部屋がいくつかある場合、どの部屋を誰が使えばいいのかなかなか決められないこともあるでしょう。
そのような時には、家族構成や生まれた年(九星)から部屋割りを決定してください。家族関係が円滑になり、その立場に合わせた気質を発揮することができるようになります。
家族構成と生まれ年(九星)別部屋割り方位一覧表
東、東南、南、南西、西、北西、北、中心の9つの方位にはそれぞれ九星が割り振られます。またそれぞれの九星には担当する家族の「立場や役割り」があるのです。たとえば、長男、主人、主婦などが立場や役割りにあたります。表にしてまとめてみました。
方位 | 家族構成 | 生まれ年(九星) |
北 | 次男 | 一白水星 |
北東 | 三男以降 | 八白土星 |
東 | 長男 | 三碧木星 |
東南 | 長女 | 四緑木星 |
南 | 次女 | 九紫火星 |
南西 | 主婦 | 二黒土星 |
西 | 三女以降 | 七赤金星 |
北西 | 主人 | 六白金星 |
中央 | ー | 五黄土星 |
ここから上記の表について解説をしていきます。
家族ごとに定められた方位
家族の中での役割別に適した方位があります。
- 北西は主人の方位
- 南西は妻の方位
- 東は長男の方位
- 東南は長女の方位
- 北は次男の方位
- 南は次女の方位
- 北東は三男以降の方位
- 西は三女以降の方位
これが家族の役割に適した部屋の方位になります。このようにそれぞれの方位が持つ気の気質があるのですが、必ずしも上記の通りにしなくてはならないというわけではありません。合わないからと言って凶ではなりませんが、なるべく立場に合わせた部屋割りにすると気が一致するため家庭内のバランスが整いやすくなります。
生まれ年によって定められた方位
生まれた年によって分けられる適した方位は9種類あります。
これは九星(きゅうせい)というものです。
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しろくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい)
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
生まれ年によって変わるので、下記の表で確認しましょう。ただし、1月1日~2月3日(節分)までに生まれた人は前年生まれとします。注意してご確認ください。
生まれ年の九星一覧
九星 | 生まれ年 |
一白水星 | 1945、1954、1963、1972、1981、1990、1999、2008、2017 |
二黒土星 | 1944、1953、1962、1971、1980、1989、1998、2007、2016 |
三碧木星 | 1943、1952、1961、1970、1979、1988、1997、2006、2015 |
四緑木星 | 1942、1951、1960、1969、1978、1987、1996、2005、2014 |
五黄土星 | 1941、1950、1959、1968、1977、1986、1995、2004、2013 |
六白金星 | 1940、1949、1958、1967、1976、1985、1994、2003、2012 |
七赤金星 | 1939、1948、1957、1966、1975、1984、1993、2002、2011 |
八白土星 | 1938、1947、1956、1965、1974、1983、1992、2001、2010 |
九紫火星 | 1937、1946、1955、1964、1973、1982、1991、2000、2009 |
この9種類に分けられた星にもそれぞれ定められた方位があります。
- 北は一白水星
- 南西は二黒土星
- 東は三碧木星
- 東南は四緑木星
- 中央は五黄土星
- 北西は六白金星
- 西は七赤金星
- 北東は八白土星
- 南は九紫火星
となります。
間取り・部屋割りの決定ポイント
家族構成にある方位は、該当する方位をそのまま割り当てて決定してください。
生まれ年(九星)の方位は、定められた方位のほかに、相性の良い方位があります。相性の良い方位にある部屋を使用しても構いません。
生まれ年と相性の良い方位一覧
生まれ年(九星) | 本来の該当方位 | 相性の良い方位 |
一白水星 | 北 | 東、東南、北西、西 |
二黒土星 | 南西 | 南、北東、北西、西 |
三碧木星 | 東 | 東南、南、北 |
四緑木星 | 東南 | 東、南、北 |
五黄土星 | 中央 | 南、南西、西、北西、北東 |
六白金星 | 北西 | 西、南西、北東、北 |
七赤金星 | 西 | 北、北西、北東、南西 |
八白土星 | 北東 | 南、南西、西、北西 |
九紫火星 | 南 | 東、東南、南西、北東 |
ここまでご紹介してきた表のを使用して、それぞれに適した部屋割りをしましょう。
例えば、ご主人の生まれ年が一白水星だったとします。主人としての役割を発揮できる方位は「北西」です。一白水星は北を担当しますが、北西と相性がいいので、この家のご主人にとってベストな部屋の位置は「北西」ということになります。
部屋割りを誤った実例
実際にあった我が家の部屋割りを失敗してしまったときの状態と変更後の変化の事例をご紹介しましょう。
子供たちに部屋を選ばせた結果、北から北東にある部屋を長男(九紫火星生まれ)が使用することになりました。長女(一白水星生まれ)は東から東南の部屋、次男(九紫火星生まれ)はまだ小さかったので部屋を与えていませんでした。北も北東も長男が使用する部屋ではありません。また、北は九紫火星生まれの長男とは相性が悪い方位でした。
本人が選んだ部屋だったので、「方位が悪いからやめておきなさい」などとは言わず、しばらく使わせることにしました。
その結果、いくら言い聞かせても、次男は長男(お兄ちゃん)の言うことを聞かないのです。無視に近い状態だったといえます。次男のほうが影響力が強く、テレビ番組もいつも次男の意見が通り、長男は見たいテレビ番組があっても我慢することになっていました。
また、九紫火星生まれの長男の性質と北の部屋は相性が合いません。その部屋を使い始めてから、マイナス思考になり、ふさぎ込むようになりました。
やはり部屋の位置が悪いためではないかと思い、部屋替えをすることにしたのです。すでに東から東南にかかる部屋は長女が使っていましたので、九紫火星の本来の位置である南から南西にかかる部屋へ移動しました。
すると、その日の夜、次男が長男から言われたことを素直に行動に移したのです。家族全員が驚きました。長男は特に驚きを隠せず、次男に「今日はどうしたんだ?」と聞いたくらいです。
また、部屋の位置を変更した日以来、長男は積極的になりました。部活も一生懸命に取り組み、全国大会へ出場を果たし、あきらめかけていた志望校にも合格したのです。
このことから、使用する部屋が本人や家族に与える影響の大きさを実感しました。
まとめ
ここまで述べてきたように、生まれた年や家族の中でどのような立場にいるかで、使用に適した部屋は違います。
自分の持つ力を十分に発揮し、運気を上げる相性の良い部屋とくつろげず、気が休まらない相性の悪い部屋があるのです。このページでご紹介した方位を参考に、ベストな部屋割りをしてください。
また、これから間取りを考える方は、自分の生まれ年や家族構成を踏まえて構想を練るとよいでしょう。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。