家相の良い家を建てようとしたり、悪い家相の家を良い状態に改築しようとしたり、良い家相のマンションを購入し転居しようと進めていくと、思いがけないトラブルが発生することがよくあります。なぜ良い家相だと言われているのに、このようなことが起こるのかと問い合わせをいただくことが良くあります。
家相の良い家だと、何事もスムーズに物事が進むと思われていることが多いのですが、そうではありません。これにはしっかりとした理由があるのです。
このページでは、良い家相の家に入居しようとしたときに起こりがちなトラブルについて解説をしていきます。
家と住む人との関係性
家と住む人の波長は引き合います。たくさんある候補物件の中で、良いなと思う物件はあなたとあなたのご家族と波長が合っているから良いなと思うのです。ですから住んでいる家やこれから住もうとしている家の図面を見ると現在どんな状況なのかどういう考え方のご家族なのかが分かります。
あなたの住んでいる家の吉凶は、あなたとご家族の考え方や生き方などとリンクしているのです。家相の悪い家に住んでいる人は、その家の欠け(悪い部分)による影響を受けているだけでなく、そういう考え方や生き方だからその家に住んでいるといえます。
たとえば北東が欠けている(引っ込んでいる)家に住んでいる人は、親族関係に問題があったり、腰の調子が悪かったりするものです。もともと親族関係に問題があったり、思いの行き違いやわだかまりがあったりするからこそ、北東が欠けている物件が良いなと思い住むことになると言えます。偶然その家に住んでいるわけではありません。理由があるのです。
「設計士や工務店が提案してきてこの家になったんです」とか「もともと両親が住んでいて、あとから同居した家なんです」などと、自分が決めたわけではないとおっしゃる方がいらっしゃいますが、その家に入居することになったという事は、波長が合ったから入居に至ったのです。波長が合わなければ、その家に住み続けることはできません。
住み続けているということは、無意識のうちにその家の形による影響を受けて、その家の性質と同じ考え方や行動をとっているのです。
家から審査されている
家相の悪い家(凶相の家)を建てようとしていたり、良い家相のマンションへ入居しようとしていた人にアドバイスをさせていただき、良い家相の家(吉相の家)に図面を変えたり物件を変更した場合、外側(家)だけが良くなった状態です。
家と住む人は波長が一致しないと入居できません。
これまで見てきたケースでは、せっかく良い家相に整えた新居への入居が間近になったタイミングで遠方へ転勤になってしまい引っ越しせざる負えなくなり約3年新築の家で暮らせなくなってしまったケース、ようやく見つけた良い家相のマンションを購入しようとしたところご両親の介護のために実家へ戻らなくなってしまい転居できなくなってしまったケースなどがあります。
また良い家相の家にするために図面の修正をアドバイスさせていただいても、建築士やご家族に受け入れられず実現しなかったり、融資が降りずとん挫したりしたこともありました。
つまり良い家に見合った考え方や捉え方の人じゃなければ入居できないのです。不思議な話ですが、家が住む人を選び、見合っていない場合は家が入居を拒むといっても過言ではありません。
良い家相の家だからこそ起こるトラブル
上記のように家は住む人を選びます。悪い家相の物件をリノベーションして良い家相に強制的に変えようとした場合、住む人の器が良い家相の家のエネルギーに伴っていないケースがほとんどです。
このような場合、家相の良い家は入居する人の器を広げ鍛えるためにトラブルを起こします。
私が見てきたケースでは、業者側が必要書類を提出しておらず工期が遅れた、設置されたシンクが依頼したものと違っていた、必要のないところに穴をあけられた、担当者と連絡が数日付かない、伝えたことが反映されていない、融資の審査がなぜか下りない、新築なのに入居数日で壁紙がはがれてきた、新品のエアコンが3台同時期に壊れた、請求金額が見積額と大きく違っていた、工事が遅れ引き渡し期日に間に合わないなどなど、いろいろなケースがありました。
これらは入居するご家族の器磨きの為に起こったできごとですから、感情的にならず冷静に大人の対処をしていくことが求められます。
ここで感情的になって、相手のせいだと責めたり、業者に責任追及をしたりすると吉相の家には入居できません。納得がいかなかったとしても、真摯に対応していく必要があるのです。トラブルを落ち着いて対処していくことで、吉相の家に見合った器の家族へと成長できるからです。言い換えると「家に鍛えられている」といえます。
たくさんトラブルがあったり、大きな問題であるほどそれだけ良い家に入居できるという事だととらえて、冷静に対処していきましょう。ちゃんと最終的には良い方向に落ち着きます。
まとめ
家相の良い家に入居するのだから、すべてがスムーズにうまく進むかというとそうではありません。トラブルはつきものです。
その理由は家が入居する人を選び、見合った人しか入居させないという現象が起きるからです。あなたやあなたのご家族が悪いと言っているわけではありません。今の生活よりも良くなるためには考え方や行動を変えていかないといけないと家が教えてくれているのです。
たとえば、今まで軽自動車に乗っていた人が、いきなりレーシングカーを運転するように言わる状況を想像してみてください。少しアクセルを踏んだだけでスピードがグッと上がり操縦の仕方に慣れるまでかなり苦労をするでしょう。
このように今まで住んでいた環境からステージがガラッと変わるのです。新しいステージで生活をするための訓練としてとらえて、冷静に対処していってください。器が育てば家が味方になってくれて、バックアップされた生活になります。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。