家相や風水と聞くと、鬼門(きもん)・裏鬼門(うらきもん)という言葉が思い浮かんだり、水回りや引っ込みの位置を気にしたりするものと思う方が多くいらっしゃいます。

鬼が出入りするとされ忌み嫌われる鬼門(北東)や鬼門の対面にあたり鬼門と同様に不吉な方位とされる裏鬼門(南西)には確かに注意しなくてはいけません。

北東と南西の中央を結ぶ線を鬼門線(きもんせん)と言います。そのライン上に「コンロ・暖炉などの火気」「お風呂・トイレなどの水回り」を配置すると、家全体のエネルギーを落としてしまったり、もめ事が多くなってしまったり、生活に大きく影響を与えるため、注意が必要なのです。

しかし、鬼門・裏鬼門と同じように「建物の中心部分の扱い方」もとても重要なので注意しなくてはなりません。家の中心に設けてはいけないのは「階段、廊下、収納、トイレ、中庭」です。鬼門や裏鬼門という言葉を気にしすぎて、家の中心の重要性について気にしていない方が多いように思います。

このページでは、家相を観る際に重要な家の中心部分の範囲や扱い方について解説していきます。

家の中心部分に暗がりを作ってはいけない

家の中心部分に日中光が当たらない暗がりを作ってはいけません。

家の中心は、その家での生活そのものを表す場所です。つまり、家の中心が暗いと「その家での生活の中心が暗い」「心の真ん中に暗いもの(悩みや苦労)を抱える生活になる」「秘密や隠し事を持つ生活になる」などになります。

家の中心部分とは、建物の外周を切り取り、重力バランスを測った際に出た中心(重力中心)から9等分した真ん中の範囲です。(下図の斜線エリア)

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この部分は外周に接していないため採光が取りづらく、どうしても暗くなりやすい範囲です。また換気もしにくく、カビが発生しやすい環境になります。ここに「トイレ」「廊下」「収納」「階段」を配置すると窓が取れないため、ますます暗くなってしまうでしょう。

確かに階段の場合は、2階までの途中や天井近くから光を取り入れることもできます。しかし階段には、玄関から入ってくる気の流れを2階に流し、さらに弱めてしまう働きがあるので注意が必要です。

最近建てられている住宅は、柱の関係から家の中心に階段を配置するケースが多いように思います。家の中心に階段を配置すると施工費が安く済むからです。施工費が安いからと言って、凶相の家を選ばないように注意しましょう。

家の中心に暗がりがあるとどうなる?

中心に光が当たらない暗い部分がある家に住むとどうなるのでしょう。

家相では、中心に暗がりのある家は悩みや苦労が生まれやすいと考えます。

この写真の家は、家の中心に窓がなく自然の光が入らないキッチンがあります。日中でもこの暗さです。

このような中心が暗い家での生活は、いろいろなトラブルが起こり、不安や悩みを抱えやすく、常に問題のある生活になります。特に収納がある場合は、不平・不満・文句・心配ごとを貯めこむため、控えたほうがいい間取りです。

また、秘密や隠しごとを持つ家族が出てきます。しかし、周囲の人たちからはそのような問題を抱えている家庭だとは気づかれないでしょう。それは、外には見せないように気をつかい生活をしていくからです。

ただ、一歩家庭内に入ると実はいろいろ問題があるという状態になります。

家相鑑定では「家の中心に明るさが無い」ということを、家の形状だけでなく、そこに住む家族も心の中が暗い(秘密や隠しごとがある)と解釈するのです。

一般的に広がっている風水は、土地の形状をみるものなので、このような思想まで理解されていません。そのため、中央に光が入らない場所を作ってはいけない理由を説明できない風水師も多くいます。

その結果、中心に暗がりがあることで生じる現象を「迷信だ」としてしまうことが多くあります。しかし、私が鑑定した中で、中心部分に収納やトイレなどの暗がりがある家に住む方に聞くと、「確かに思い当たります」「そのとおりです」といわれます。

したがって、迷信などではなく家の中心はなるべく明るくしておく必要があるといえます。しかし、窓がどうしても取れないときはどうしたらいいのでしょうか。

そのようなときは、自然光の代わりに電気をつけることで、暗がりが引き寄せてしまう凶作用を軽減することができます。

中心部分に階段を配置してはいけない

階段は建物の外周に接するように設置しましょう。中央にあると、火事の際には煙突の役割を果たすことになってしまい、一気に2階へと煙を上げてしまい危険です。

この煙の状態と同じように、階段は玄関から入ってきた良い気を1階に充満させる前に、2階へ上げてしまうのでよくありません。通常、気は入口から入ってきて1階を満たし、その後階段から2階へ流れるといわれています。

階段が真ん中にあるかどうかの判断をする際の注意点は、上図の斜線部分に階段の全体が入らなければ良いのではなく、上り口がこのエリアにかかってしまうと階段が中央にあると判断することです。

また、階段は上司や主人など、自分より上の立場の人との関係性を判断する際に位置を確認します。つまり、家の中心に階段を配置すると上司(上の立場の人)との関係性に不満が生まれやすくなります。

仕事をしていない主婦の場合は、自分より上の立場の人というと主人や親です。そのような立場の人に対する不満や文句が多くなります。家の中心にある階段下に収納スペースがある場合はさらに状況は悪化し、問題を貯めこんでしまいますので、なるべく階段下収納はスッキリと整頓し詰め込みすぎないようにしましょう。

したがって、良い気を循環させ、上の立場の人との人間関係を円滑にするために、階段の配置には気を付けてください。

家の中心に中庭を作ってはいけない

家の中心は外周を印刷して切り取り、先のとがったものに乗せてバランスが取れる位置で確認できる重力中心で定めます。中庭のある家の場合においても同じように、重力中心を探し、間取りの良し悪しを判断していきます。下記の図をご覧ください。

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たとえば、コの字のような中庭の場合、建物の重力中心を取ろうとした際に、バランスの取れるポイントが、家の外にある状態になります。

言い換えると、コの字のような家や中心に坪庭のある家の形状は、面積比率でバランスを取りながら重力中心を算出するときに必要な中心部分が欠けていて無い状態であるといえます。

家相鑑定では、建物の形状は特に身体へ影響するととらえ、人の身体に置き換えて考えます。このとき、コの字状の家や坪庭のある家は、身体の中心であるお腹の部分が無い状態であるといえます。

つまり、身体の中心が無い状態とは、内臓疾患になりやすく手術で取り除く可能性があるといえます。

これまで、家の中心に暗がりがあると不満を抱え、問題が発生しやすい状態になると述べてきました。これは、病気がちな家族を抱えることによる不安や苦労が起こってくるともいえます。

家の中心の凶作用を押さえる方法

家の形状がコの字状になっていたり中庭があったりする場合は、改装して形状を変えることをおすすめします。何かを置いて回避できるようなレベルではないからです。比較的簡単に済ませたいなら、屋根をふさいで床をつくり、部屋として活用することで改善できます。

トイレ、廊下、収納などが家の中心にある場合

家の中心が暗いと問題を抱えやすいと先ほど述べました。トイレ、廊下、収納などがある間取りのために、光が届かない状態になっている場合は、中庭や坪庭の対処法よりも簡単です。

該当箇所の電気を日中つけておけば大丈夫です。夜は消して構いません。LEDランプを使用した足元灯を使用すると電気代はひと月30円もかかりません。

通常、明るく日の光が当たる時間帯に暗いことが問題を引き起こす原因です。ですから、昼間その範囲を明るくしておけば、問題は起こらなくなります。また、いま抱えている問題も自然と解決して、生活が明るく変化していくのです。

家の中心に押し入れやクローゼットがある方は、日中ふすまや扉を開けておくことでトラブルから解放されます。

思い切って外してしまって、レースのカーテンやのれんをかけるなど光が入りやすい状況に整えることだけで、かなり凶作用は抑えられるのです。

現に私に相談していただいた方の中で、この方法によって、何年も解決しなかった家族間の問題が自然と解決に向かったとの報告を何件もいただいています。

もし、光が当たらない空間が家の中心にある方はぜひお試しください。

これまで述べてきたように、家の中心の状態は、そこに住む家族の生活に影響を与えています。なるべく明るく風通しの良い状態をつくることで、家族関係が良くなり、健康的で明るい毎日を過ごせるようになるのです。

まとめ

家の中心はその家での生活の質を表しています。家の中心に自然の光が当たらない空間があると、悩みや苦労を心の中に抱えながら生活することになるのです。

もし、中庭やウッドデッキなどで家の中心が外にある場合、生活の軸が外にあるということになり、家族が落ち着いて生活できる家ではないため生活が安定しません。家の中心はとても重要なのです。

家の中心は家族全員が集まる明るくて暖かい空間になるようにしましょう。リビングダイニングだと理想的です。

現在、家の中心に暗い空間がある場合は、日中電気をつけておくか、開け放して光を入れるようにしましょう。それだけで気持ちがずいぶん明るくなります。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。