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マンションは、一戸建て住宅のように間取りを自分の意志で好みの状態にすることができません。風水や家相の観点から吉相のマンションを選ぼうとすると該当する物件探しに苦労することでしょう。

なぜなら、マンションはほとんどの場合、北に玄関やお風呂などの水回りを設置し、リビングを南側に配置するケースが多いからです。北に玄関や水回りが集中してある場合、風水や家相の観点からは苦労が多くなる良くない間取りと判断される間取りであることが多い傾向にあります。

そこで、このページでは、マンションを購入する際に、風水や家相の観点から気を付けていただきたいポイントをお伝えします。

マンション選びは部屋の中心に注目

マンション選びで特に注意してほしいことは、「中心が何になっているか」という点です。中央に光が入らないスペースがあったり、水回りや火を使うガスコンロが無かったりする物件を選びましょう。

部屋の中央とは下記の図で黄色く色付けされた部分です。

中央部分

一辺を3つに分けて、9等分した中心に何が配置されているかに注目してください。

家相では、中央に「自然の光が入る(暗がりを作らない)こと」「水回りをさけること」「火を使うキッチンを置かないこと」を快適な生活をしていくうえで大切な要素と考えるのです。

逆に中心が暗くて水回りなどになっていると、悩みや苦労が絶えなかったり、落ち着かなかったり、イライラすることの多い生活になります。マンションを選ぶ際は、居住空間の中心の間取りがどうなっているのかを意識して決めるようにしましょう。

それでは順番にお伝えしていきます。

中心に自然の光が入らないと苦労をため込む

家の中心が暗く光が入らない大きな収納スペースで占められている場合、生活の中心に暗くて人には知られたくない悩み苦労をため込むにことになると捉えるのです。

部屋の中央にトイレ、浴室などの光が入らない水回りが配置されている場合はとくに良くない間取り(凶相)となります。

水回りがあるとウジウジ悩んでしまう

家の中央に水回りがあると、その家での生活があらゆる面においてウジウジと悩み迷うことになるとみます。水は気を弱め、自ら問題解決する力が失われてしまうからです。

水回りの位置が悪いと、明るく生活することが難しくなります。新しい生活をより良いイメージでスタートさせるために、水回りが中央に配置されていない間取りを選びましょう。

火を使うキッチンがあるとイライラしやすい

そして、火を使う設備が中心に配置されていると、イライラしがちでケンカが絶えない生活になると考えます。ガスレンジ、IHクッキングヒーターなど火を使う器具が配置されている間取り、気を乱してしまうため選んではいけません。火は気を乱す作用があると考えるからです。

せっかくの新居でケンカばかりしてしまうのを避けるためにも、火を使うキッチンの配置には注意してください。

つまり、生活の中心に換気が必要で、なおかつ、気を弱めてしまう「水を扱うもの」を配置した間取りは避けましょう。

しかし、これらは生活していくうえでなくてはならないものばかりと言えます。できるだけマイナス作用が出ない場所に設置されている物件を選びたいものです。

これからマンション探しを始める方は、間取り図面に線を引き、中央部分を確認しましょう。そして、黄色く色付けされた中央部分に、大きな収納スペース、水回り、火を使う器具が無い物件を選ぶようにしてください。

中心がトイレや脱衣室などになる場合の対策

もし、どうしてもトイレが生活スペースの中心にある物件しか選べないとしたら、日中電気をつけっぱなしにしておくようにしましょう。夜は消していただいてかまいません。「日中自然の光が入るべき時間帯に暗い」ということが問題を引き起こす原因となるからです。

闇は光で対処できますので、電気をつけておくようにすれば凶は抑えられます。

風水・家相でみるベストな間取りとは

風水や家相の観点からみて理想的なマンションを選ぶときには、まず、トイレやお風呂に窓が取れている物件を探すことが得策といえます。

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窓があると、当然通気が良くなります。また、湿気もたまりにくくカビに悩まされることも少ないでしょう。光が自然に入ることにより、日光の殺菌作用も期待できます。

特にお風呂の場合は、湿気対策が必須です。締め切ったお風呂に長時間お湯が貯まった状態だと相当の湿気によってカビが発生しやすく、ゴキブリなどの害虫を呼び込んでしまう可能性があります。使用後のお風呂のお湯は、なるべく早く抜いて、サッと掃除をして換気をしてください。その際には窓があるとスムーズに換気ができます。

キッチンの場合も同様に、「スムーズな換気ができるか」「自然からの採光が得られるか」という点に気を付けてなるべく窓がある物件を選んでください。どうしても窓が取れなくても、トップライト(天窓)のあるタイプで、明るい光を十分に取り入れることのできる物件を選びましょう。

間取りの中心の状態が家選びに大切な理由

風水や家相鑑定上、家の中央はとても大切な場所と考えます。なぜなら、風水や家相では、家の中のエネルギーの流れを重要視するからです。

家の中にはプラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも存在します。プラスのエネルギーは家の中にとどめておきたいものです。しかし、マイナスのエネルギーはできるだけ早く家の外に出したいものではないでしょうか。

実は、通気と採光があるとマイナスのエネルギーをスムーズに排出したり、消し去ったりすることができるのです。

もし、家の中心にマイナスのエネルギーを発生させる暗がりや水回りなどがあるとどうなるでしょう。窓があれば風と光を取り込むことにより、凶作用を抑えることができます。しかし、家の中央にある場合は、風も光も届きません。つまり、ずっとその場にとどまることになるのです。

家の中心にマイナスのエネルギーが停滞しているとなると、そこに生活する人全員に悪い影響が及ぶことになってしまいます。中央部分の間取りには十分注意しましょう。

良いマンション選びの5つのポイント

ここまで述べてきたように、マンション選びには間取りの中心がどのような状態になっているかをしっかりと確認する必要があるのです。ほかに5つの確認ポイントがありますので、順にご紹介していきます。

a.部屋の形

b.玄関の方位

c.キッチンの方位

d.トイレの方位

e.浴槽の方位

これらの5つのポイントを抑えることで、良いマンションが手に入ります。

a.部屋の形

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出典:リヴェリエ

極端に変わった形でなければ問題ありません。三角形だったり、上図のように大きく引っ込んだ個所(欠け)があったりするなどによって、形状がいびつな部屋は要注意です。満たしていない部分の凶作用が発生します。この物件の場合、北東部分が欠けているので、親戚、血縁、親子、相続などの問題を抱えた生活になることでしょう。

b.玄関の方位

流派によっては、鬼門と裏鬼門に玄関があると凶相とする場合があります。しかし、引っ込んでいなければ問題はありません。

家相鑑定では、北東を表鬼門(おもてきもん)、南西を裏鬼門(うらきもん)といい、気が激しく流れるため、注意が必要な方位としています。これは、土地の高低の吉凶を判断する際に用いられたリ、季節や年月の変わり目を表したりする際に使う思想に由来します。

風水上の良い土地とは、北と西が高く、南と東は低い土地です。このときの高低の吉凶判断の分かれ目が北東と南西を結ぶライン上にあたり、この線を鬼門ライン又は運線といいます。

高低差のある所は、気がぶつかり合い、鳴門の海峡のような渦ができるとされているのです。そのため、このライン上に水回りを配置したり、欠け(引っ込み)を作ると気が乱れたりしまいます。

玄関は引っ込んだ形状になる場合が多く、その結果「欠け」となってしまうのです。欠けではない形状の場合、鬼門・裏鬼門に玄関があっても問題ありません。

それよりも、マンションは北側に玄関を配置することが非常に多いため、光が入りにくく、暗くてジメジメした玄関になりがちです。風水や家相は、通気と採光を重要視しますので、暗く湿気の多い玄関だとマイナスの気を家の中に取り込んでしまうと考えます。

なるべく玄関が明るく、通気の良い物件を選ぶようにしましょう。

c.キッチンの方位

西キッチン

上記で述べたように、IHクッキングヒーターやガスレンジが家の中央に配置されている物件は良くありません。家の中の気を乱してしまうからです。なるべく窓が取れる位置にある物件を選びましょう。その際に注意していただきたいのは、キッチンが西ではないことです。

西にキッチンがあると、金運が無くなります。西は金運を司る方位です。その方位に火を使うものがあると、金運を燃やしてしまいます。また、西は夕方の日差しが強く、とくに夏場はかなり暑くなり、物が腐りやすい方位です。うっかり腐ったものを置いておくことは、金運を腐らせることに繋がります。

キッチンが西にある物件は選ばないようにしましょう。

d.トイレの位置

家の中心にトイレがある物件は選んではいけないことは先ほど述べました。鬼門や裏鬼門にトイレがあるとしても、窓が取れて綺麗にしていれば問題はありません。

ただし、北にトイレがあると、アルツハイマーや精神疾患の家族がいたり、悩み苦労を抱えたりする可能性が高まります。方位はそれぞれ五行の性質(木・火・土・金・水)に分けられ、北は水の性質を持つ方位です。

五行・方位

水は冷えやすく、湿気そのものといえます。水の性質を持つ北に、さらに水回りを置くと冷えすぎてしまい、家庭内外に不具合が起こるのです。北に水回りがある物件は避けましょう。特にいつも水が溜まっている状態であるトイレが配置されている物件は選ばないでください。

e.浴槽の位置

ここまで述べてきたことを総合して、家の中心、北、西に浴槽が配置されていない物件を探しましょう。どの方位にあったとしても、お湯は家族全員が入浴したら素早く抜いて、換気するようにしてください。家相は湿気を凶作用が起こる原因と考えるからです。その点を考慮するとやはり窓のあるマンションだと良いでしょう。

以上の5つの項目に問題がなければ、風水と家相には考え方に違いがありますが、両方の観点からみて良いマンションといえます。

中古マンションを吉相にリノベーション

風水の場合、色やグッズを使い幸運を呼び込むことをします。家相は形状、採光、湿度を重要視するのです。マンションの場合、形状を自分の好みのものにすることが難しいため、風水術を使うことは有効だといえます。しかし、根本的な部分である部屋の形や間取りが良い状態でないと効果は薄いでしょう。

どうしても良い物件が見つからないという場合、中古マンションを購入してリノベーション(リフォーム)し、間取りを変えるという方法を選択肢の中に入れてもよいでしょう。

中心には明るく開放的なリビングダイニング、西の水回りを避け北西に配置し整えています。リノベーション可能な中古マンションを購入して、吉相の間取りに整えるのもおすすめです。

まとめ

マンションはそのままで良い形や配置になっている物件は少ない傾向にあります。ぜひ、このページで解説してきたことを参考にして、吉相のマンションを探してください。

見つからない場合はリノベーションをして整えることも選択肢に入れて検討しましょう。住むだけで人生を引き上げてくれる形状や間取りの良いマンションをぜひ手に入れてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。