「この家に引っ越してから、家族に次々と問題が起きるんです」とご相談をいただくことがあります。
・家族の体調不良
・子供の引きこもり
・職場での人間関係の悪化
一見、バラバラに見える出来事なので、それぞれの原因を考えて対策を施すのが一般的な考え方ではないでしょうか。ただこのご相談者さんのように、そういえばこれらの問題が起こっているのは引っ越してからだと気が付くことができると、「家」が持つ影響力が現在抱えている問題に潜んでいる原因だと判明するため、対策が全く違ったものになります。
原因が違えば、対策が変わるのは当然です。
腰が痛いからといって、整体に通っていたけれど全然良くならないので、詳しく調べてみたら本当の原因は、なんと内臓の疾患だった。ということってありますよね。
引っ越しを機に問題を抱えている方の家の図面を確認すると、そこに驚くほど明確なサインが現れていることがほとんどです。住環境のバランスが崩れていると、まるでドミノのように人生の歯車が狂っていってしまうのです。
このページでは、本当に「家相の悪い家」は不幸を呼ぶのか?幸せな生活と家の「気」の深い関係について書いていきます。
本当の意味で「不幸な状態」とは
では本当に、「家相の悪い家に住むと不幸になる」のか?というと、答えは「捉え方次第」といえるでしょう。
家相の悪い家に住むと何かしらの不具合は確実に起こってきます。ただ、その起こる出来事を不幸と捉えるかどうかはその人次第です。悪い出来事と捉えたら不幸ですが、そのようにとらえない人も中にはいらっしゃいます。
起こる出来事そのものには、良いも悪いもありません。
家の状態は、その家に住む人全員の感覚・感性・思考に影響を与えます。そのため、起こる出来事そのものではなく、その起こったことを 「幸運として転換して受け止める力を奪われてしまう」ことが、不幸な状態になっていると言えます。
幸せな生活とは、「変化に耐えられる器」をもつこと
「幸せな生活」と聞くと、人それぞれ思い浮かべる光景は違うでしょう。でも多くの人が口を揃えて言うのは、「穏やかで安定していて、心に余裕がある毎日」ではないでしょうか。
逆に、不幸を感じるときはこんなときではないでしょうか?
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ケガや病気、事故
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家族との不和や離別
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経済的な不安やリストラ
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親子や相続に関わる争い
こうした出来事が起きると、多くの人は今までの生活を失い、強制的に変化を受け入れなければならなくなります。つまり、幸せとは「変化の波に心が折れず、意識的に乗れる状態」ともいえます。
家相や風水は「人生の気流を整える」装置である
では、どうすればその「変化に負けない器」をつくれるのでしょうか。
答えのひとつが、住まいのエネルギーを整えることです。
なぜなら、住む家はあなたの【無意識】と深くつながっているからです。寝て、食べて、考えて、くつろいで家の空気を吸い、家の気の中で生きている私たちは、思っている以上にその家からの「気」の影響を受けています。
無理に自分を変えるより、環境を変える方がラク
人はなかなか自分を変えることができないと思いませんか?
たとえば、「家族と仲良くしたい」と思っても、長年のわだかまりがあれば、何気ない会話一つでさえ気まずくなりがちです。
でも、「家の気」を変えると、言葉にしなくても空気が変わります。
玄関に光が差すだけで、心が開かれるようになり、リビングに落ち着きが生まれると、自然と会話が増えてくるのです。
環境の力を使って、無意識の行動や感情を変える
──これが、家相や風水の本質的な効果なのです。
家相と人生の一致──驚くほどの「符号」がある
私がこれまでに見てきた2,000件以上の家相鑑定の中で、いつも思うのは「起きている問題」と「家の対応カ所の状態」が一致しているという事です。
たとえば下記のようなケースです。
ケース①:東北欠けと親族トラブル
東北(鬼門)は「継承・親子・相続」のエネルギーを司ります。
東北が欠けている家に住んでいたご相談者は、父親と絶縁状態にあり、相続問題で家族関係が完全に崩壊していました。
ケース②:北西張りと事業の成功
一方で、北西(主人運)が張り出した家に住むご夫婦は、夫の事業が右肩上がりで、公私ともに絶妙なバランスを保っていました。
このように、家相は「今の人生の状況」をそのまま写し出している鏡のようなものなのです。
住環境を変えることは、人生の土台を整えるということなのです。
家相が悪い=すぐに引っ越さなければならない、ではない
ここで、よくある誤解について触れておきましょう。
「家相が悪いと言われた=もう引っ越すしかない」これは大きな勘違いです。
家相改善には段階があります:
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張りや欠けの把握
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気の通り道(玄関・廊下・階段)の改善
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象意を持つ場所の意味を知り、運気の象徴を配置する
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移動や引っ越しの方位取りで補う
プロのアドバイスを受けながら、一つ一つ整えていけば、今の家でも「幸せに流れる気」をつくることは可能なのです。
まとめ:住まいは、人生を整える沈黙のカウンセラー
今、「幸せが遠のいている」と感じているなら、自分自身や家族を責める前に、「家」に問いかけてみてください。
家は、何も語らずとも、あなたの心や未来を正直に映し出しています。
家相や風水は、古来より伝えられてきた「人が自然の流れと共に生きるための知恵」です。
迷信でも宗教でもなく、生き方と住まい方の重なりを整える学問といえます。
私たちの「気」は、環境と連動しています。そして、整った気は、安定と幸福をもたらしてくれます。
だからこそ「家を整える」ことは、「人生を整えること」につながるのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家相が悪いとすぐに不幸になる?
→いいえ、即座に何かが起きるわけではありません。ただ、長く住むうちにジワジワと運気が崩れていく傾向があります。
Q2. 家相の悪さを補う方法は?
→引っ越しや間取り変更以外にも、方位の象意に合わせたインテリア調整や方位取りでの外出・移動などで補えます。
Q3. 一戸建てでなく賃貸でも家相は関係ありますか?
→はい、あります。マンションや賃貸物件でも家相の影響はあります。玄関やキッチン、寝室の位置は特に大切です。
家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。