車を使用するときに、雨などの天候を気にせず乗り降りをしたいと思ったことが1度くらいありませんか?
特に、雪の降る地域に住んでいると除雪をしないと車に乗れないなど不都合なことも多いものです。
小さなお子さんがいる家庭だと、子供を抱えながら荷物と傘を持ち、車を乗り降りすることになります。そのような環境だと家を建てる際には、建物内に駐車スペースを設けるインナーガレージ(ビルトインガレージ)が魅力的に感じるのではないでしょうか。
しかし、家相の観点からみると、インナーガレージ(ビルトインガレージ)のある間取りは大凶と判断します。どの方位でもインナーガレージ(ビルトインガレージ)は設置してはいけません。
このページでは、「なぜインナーガレージ(ビルトインガレージ)が大凶だと判断されるのか」「すでにインナーガレージ(ビルトインガレージ)のある家に住んでいる場合はどうすればいいのか」について解説していきます。
家相でみるインナーガレージ(ビルトインガレージ)
とても便利なインナーガレージ(ビルトインガレージ)ですが、家相の観点からみると良くありません。
家相は「形」「採光」「温度・湿度」を基準に良し悪しを判断していきます。
「家の形状が良いこと」と「光が程よく家の中に入ること」そして、「温度や湿度が一定であること」を大切な要素と考えるのです。
車庫はコンクリートで固められた土間です。インナーガレージ(ビルトインガレージ)のある部分は、室内でありながら、冬は外気とあまり変わらないくらい冷えてしまいます。この「冷え」が家の中にあることが家相では、家族間に問題をもたらす原因になると考えるのです。
この考え方は、家相のルーツである九星気学がベースとなっています。
九星気学では、360度の方位を東、西、南、北は30度、東南、南西、北西、北東は60度と設定し、各方位にそれぞれ意味があるとしているのです。
たとえば、北は「人間関係、家庭内の状態」を判断するときに確認する方位となります。そのため、北にインナーガレージがあると、人間関係や家庭内が冷えている=問題があると推測します。さらに、孤独感・悩み・苦労・不安があり、家族関係に不和がある生活になっている可能性を見て取ることができるのです。
この考え方でインナーガレージ(ビルトインガレージ)のある位置を自宅の中心から確認してみましょう。
方位 | キーワード | 現象 |
北 | 人間関係・家庭・悩み・苦労 | 孤独感・悩み・苦労・不安が常にある生活、家庭内不和になる |
北東 | 親・兄弟・親戚・相続 | 家族・親戚関係や相続問題がある |
東 | 発展・積極性・長男 | 発展性と積極性がない、心配しすぎる、長男に課題がある |
東南 | 信頼・結婚・長女 | 信頼関係がうまく築けない、結婚運がない、長女に問題が出る |
南 | 知識・離散・離別 | 判断力がない、離散・離別問題が起こる、感情的になる |
南西 | 基盤・実行力・母・妻 | 主婦、母の役割を果たす人に問題がでる、基盤力がない |
西 | 金銭・悦び・恋愛 | 夫婦関係が冷える、生活に悦びがなくなる、金運がない |
北西 | 経済・充実感・主人 | 生活に充実感がない、経済的に困窮する、主人に問題が出る |
他にもデメリットとして、インナーガレージ(ビルトインガレージ)だと車庫と家の中をドア1枚で行き来できるため、排気ガスがダイレクトに家の中に入ってきてしまうことが上げられます。
このことによって、呼吸器の病気など健康上の被害が起こる可能性もあります。上記のことがらを鑑定依頼者に確認すると、問題の深刻さはさまざまですが、いつも指摘の通りだといわれます。
すでにインナーガレージがある場合の3つの対策
インナーガレージ(ビルトインガレージ)があると家相上よくないことが分かったとしても、いま現在住んでいる家が該当する場合はどうしたらいいのでしょうか。
1、車庫から家への出入りをしない
まず、車庫内から家の中へつながる出入り口を使用しないでください。いったん車庫の外へ出て、玄関から入るようにしましょう。汚れた空気を家の中に入れないための対策です。
2、常時シャッターを閉める
次に、シャッターは常に閉めておくように心がけてください。家相では、一階部分が居住スペースであることが、安定した生活のために大切だと考えます。車庫は土間になっていて、居住スペースではないため良くない場所(凶)なのです。シャッターを閉め外気と遮断することで、凶作用は無くなりませんが、マイナス作用を軽減することができます。
3、車庫上の部屋を個人的に使わない
さらに、車庫の上の部屋を寝室や子供部屋にしないようにしましょう。客間やクローゼットなどに使用してください。人は寝ている間に大地からエネルギーを補充すると考えます。車庫の上に寝ると下が冷えているため、十分なパワーをもらえません。
また、1階部分が住居では無いところで生活すると、地に足がついていない状態になると捉えます。その結果、落ち着きがなくなり夢ばかり求め現実的でなくなってしまうと考えます。
まとめ
ここままで述べてきたように、インナーガレージ(ビルトインガレージ)のある住宅で生活をすると、必ずなんらかの家庭問題が発生することになります。ですから、これから家を建てる予定の方はインナーガレージ(ビルトインガレージ)の設置は絶対に避けてください。
もし、すでに設置されている場合は、「出入り口を使用しない」「シャッターを必ず閉める」「上の部屋で寝ない」ようにするだけでも軽減しますので、すぐに実行してください。
ただし、根本的な解決には至りません。軽減ではなく解決をしたい場合は、ビルトイン部分を改築して部屋にすることをお勧めします。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。