トイレは陰(悪い)の気を発生させる場所です。トイレが暗かったり、汚れていたり、寒かったりすると陰の気が強まってしまいます。トイレは常に明るく、きれいにするよう心がけてください。また、暖かい状態を保つようにしましょう。

風水では、トイレの状態が家族の健康運を左右するといわれます。

それは、トイレで発生する陰の気が体調不良の引き金になるからです。

このページでは、家族の健康に影響する重要な場所であるトイレを良い状態に整え、陰の気を家の中に広げない方法と運気をあげるポイントをご紹介します。

スリッパを置いて陰の気を封じ込めよう

トイレには必ずトイレ用のスリッパを置きましょう。トイレのスリッパと部屋のスリッパを分けることで、トイレに漂う陰の気がほかの部屋へ広がることを防ぐことができます。

また、必ず使用していただきたいのがマットです。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の方からは、「子供がすぐに汚すから」という理由で置いていないとよく言われます。

しかし、マットもトイレとほかの部屋の気を分ける結界の役割を果たしますので敷くようにしましょう。

汚れたらすぐに取り換えるように洗い替えを用意して清潔に保つように工夫してください。

それでは、マットやスリッパなどトイレ内で使用するものの色選びについて解説していきます。

トイレに使用する色で空間を整える

タオルや便座カバーなど、トイレに使用する色で陰に偏りがちなトイレの気を陽の空間に整えることができます。

家の中心から見てトイレがどの方位にあるか確認して、色を合わせて選ぶようにしましょう。

いくつかの色やデザインを用意して、定期的に変えるようにすると、空間に変化が生まれ、滞りがちなトイレの気が良い方向に循環します。

トイレの方位とお勧めカラー

方位 お勧めの色
オレンジ、ピンク、グリーン
北東 ベージュ、黄、茶、オレンジ、ピンク
ブルー、グリーン
東南 ブルー、グリーン
ブルー、グリーン、ベージュ、黄、茶
南西 ベージュ、黄、茶、オレンジ、ピンク
西 オレンジ、ピンク、ベージュ、黄、茶
北西 オレンジ、ピンク、ベージュ、黄、茶
中央 オレンジ、ピンク、ベージュ、黄、茶

注意点としては、北に赤と紫、南に白と黒、西と北西に赤、青、紫を配置してはいけません。

北と南に上記のタブーな色を用いると、家庭内でケンカなどの感情的なぶつかり合いが生じます。また、西と北西に赤と青と紫を配置すると、金運が逃げてしまいます。

しっかりどの方位にトイレが位置しているかを確認して、タオルやマットの色を選んでください。

奇抜な色とデザインは避ける

上記の相性のいい色一覧をもとに、各方位にあった色のトイレマットを選ぶ際に気を付けてほしいことがあります。それは「奇抜な色や柄のものを避けること」と「アニマル(動物)柄は選ばないように」ということです。順番に解説していきます。

パステル調の優しい色合いが無難

派手な原色遣いのトイレは、使用する際に気持ちが落ち着かず、気のバランスを崩してしまいます。その結果、病気になりやすくなるのです。

トイレが明るくあたたかな空間であることは良いことなのですが、優しいパステル調の色合いにして、ハデハデしいイメージの原色使いのトイレにならないように気を付けてください。

アニマル(動物)柄のインテリアは避ける

トイレマットは必ず敷いてください。不浄の場と家の中との区別をつける結界の役割があります。ただし、敷きっぱなしではよくありません。定期的に洗濯をして気の循環を良くして下さい。

トイレは水の性質が強い場所です。アニマルの絵には火の性質があります。

トイレに動物の柄が入っているマットを使用すると、火は水に消されることからも想像ができるように、気がぶつかり合うことにより、家庭の中で対立する関係性を生み出してしまいます。

もめ事やイライラした気持ちは、精神衛生上良くありませんし、その影響で健康を害することにもなりかねません。

特に小さなお子さんがいるご家庭は、子供のトイレトレーニングを楽しくするためにとかわいい動物柄のマットを選びがちです。お子さんを誘いやすいですし、選びたい気持ちもわかりますが、トイレに動物の柄は使用しないように注意しましょう。

トイレに漂う陰の気を広げないための工夫

トイレに漂う陰の気が家の中に広がっていると、体調を崩したり、うまく物事が進まなかったりします。陰の気を家の中全体に広めないような工夫をしましょう。

トイレの蓋を必ず閉める

トイレの蓋を開けておくと、トイレから発生する陰の気が空間全体に広がってしまいます。トイレのドアを開けたときにほかの部屋へ広がってしまう可能性が高まりますので、必ず蓋は閉めるように心がけましょう。

また、衛生上も菌や汚れの飛び散り防止になりますし、暖房機能付きの便座の放熱を防ぎ電気代の節約にもなります。

トイレの収納は最低限に絞る

トイレの中の洗面台や収納スペースを大きく取ることもトイレとしてのエリアを広めることになります。トイレは最小限の大きさで考えてください。たとえば、洗面台や収納はトイレの仕切りの外に設置するようにしましょう。トイレットペーパーやサニタリーグッズなど必要最低限のものに絞り、できるだけトイレの外に収納するようにしてください。

トイレの陰の気を帯びたものを増やさないようにするための対策です。

花や植物を飾る

トイレに花や植物のように生きたものは陽の気を発生してくれます。陰の気に偏りがちなトイレの気を緩和してくれるので、ぜひ飾ってください。

ただ、西のトイレだけは生花を飾ってはいけません。西に花瓶を置くと金運を下げてしまうからです。西のトイレに花を飾りたい場合は鉢物を選ぶようにしてください。

トイレで本を読むことは避ける

トイレに本や物を置いて、憩いのスペースと捉えているケースがありますが、家相上はおすすめしません。上記にも述べたようにトイレが「不浄の場」であることには変わりがないからです。必要以上に長居をすることのないようにしましょう。

まとめ

健康運を良くするためには、トイレの状態を整えることが大切です。

このページでご紹介したことは、少々の体調不良を感じている方や今現在は問題ないという方の予防として、トイレから発生する陰の気を、なるべく抑え家全体に広げないように対策をすることはとても有効な方法です。

もし、このページでご紹介した方法を試してみて、しばらくしても体調不良が良くならないということであれば、家の形や間取りが悪い可能性があります。家相をしっかりと確認したほうが良いでしょう。

根本的な家の形が悪いと、いくらインテリアでカバーしようとしても補いきれないものなのです。深刻な体調不良を抱えているというような場合は、リフォームをすることで整えていくことをお勧めします。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。