「なんだかうまくいかない…」
その原因、家の中心の範囲の状態が悪いからかもしれません。
「家相とか風水って、鬼門とかトイレの位置とかでしょ?」
多くの人が、そう思っています。確かに北東の鬼門や南西の裏鬼門には注意が必要です。
でも、それ以上に「家の中心」が整っていない家には、共通して「心の重たさ」や「家族関係の不調和」が起きやすいため、家の中心の状態こそ注意が必要なのです。
今回は、2000件以上の鑑定経験を通じて確信した「家の中心部分がもたらす生活への影響」と、「すぐにできる改善法」について、具体例とともにお伝えします。
なぜ家の中心部分が大事なの?
◆家の中心=その家に住む人の「心の真ん中」
家の中心とは、ちょうど図面を切り抜いて、ペンなどの上に乗せたたときに重心がとれる場所の事です。1点ではなく、範囲のことを言います。身体で言えば「お腹」にあたる部分であり、エネルギーの軸となるエリアです。
この場所が…
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暗い
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風通しが悪い
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閉ざされている
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モノが詰め込まれている
そんな状態だったとしたら、まさに「心の中にモヤを抱えながら生きている」ような日常が生まれてしまうのです。
◆具体的に、どんな影響が出るの?
家の中心の状態は、その家に住む人の心の状態を表します。ですから、家の中心エリアが暗かったり、詰まっていたりすると、下記のような現象が起きやすくなります。
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家族の誰かがいつも何かしらの悩みを抱えている
- 心を閉ざしている家族がいる
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不安や問題が「なんとなく」絶えない
- お金の不安が常にある(自転車操業状態から抜け出せない)
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家の中に「隠し事」「秘密」があるような空気感が漂っている
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家族と表面上は仲が良いけれど、どこか本音が話せない
- 外に出せない(外からは分からない)悩みや苦労がある
これらはすべて「住まいのエネルギーの軸」が滞っているサインです。
特に家の中心に、採光の取れない収納・トイレ・廊下・階段がある家では、「気づけば毎日、心の中にモヤが溜まっているような感覚があった」と多くの相談者が話されます。
暗い家の中心が引き寄せる「生活のトラブル」
ある日、40代の女性からご相談を受けました。
「何年も、夫との会話が減り、子どもとの距離も感じていて…。家庭にいても、どこか孤独を感じるんです」ということで鑑定をしてみると、家の中心に大きなウォークインクローゼットがあり、ぎっしりとモノが詰め込まれていました。しかも、窓もなく、昼間でも真っ暗な状態でした。
「まさに、気持ちを詰め込みすぎている心の中心そのままを示しているような状態ですね」とお話させていただき、すぐにできる対策として、
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不要なものを処分して空間を軽くする
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出入り口の扉を外すかもしくは、開けっ放しにして風を通すようにする
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日中は常にライトを点ける
ということを実践していただいたところ、1か月後に驚きの報告がありました。
「主人から自然に話しかけてくれるようになったんです。家にいる時間が、なんだかあったかくて…。今までは心が締め付けられるような感じだったけど、今は少し、ホッとできる場所になっています」とのことです。
ただ、間取りを変えたわけではないので、根本的な解決には至っていませんが、軽くなっただけでも生活が全然違ったものになっているとのことで、私も大変嬉しく思いました。
◆どうしてこんなに変わるの?
家という空間は、実は「あなたの心を映し出す鏡」です。
特に中心は、家族全員の心の交差点とも言えます。そこが整うことで、人の意識・言葉・行動にまで変化が起きるのです。
私たちは「自分の意志で変わらなきゃ」と思いがちですが、実は「環境を整えることで、自然と心が変わる」ということも少なくありません。
家の中心が整うと、以下のような変化が生まれやすくなります。
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家族の笑顔が増える
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ケンカやすれ違いが減る
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家で過ごす時間が心地よくなる
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本音を話せる関係性が生まれる
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体調やメンタルが整ってくる
つまり、家の中心を整えることは、「心の芯を整えること」でもあるのです。
家の中心に階段や中庭があるときの注意点
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階段が中心にあると…
階段は上の立場の人との関係に影響します。特に階段が家の中心にある場合は、上の立場の人への不満として影響が出やすいので注意が必要です。たとえば主婦なら「夫や親との関係性」に悩みが出やすくなります。
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中庭が中心にあると…
家の重心が「空洞」になり、身体で言えば「内臓が抜けた状態」になっている状態です。その結果、内臓疾患を抱えやすくなったり、生活の芯が定まらなくなったりします。
すぐにできる!家の中心を整える方法
✅ 中心が暗いなら、日中は必ず照明をつける
→ LEDの足元灯なら、電気代は月30円程度。夜は消してOK。
✅ 中心が収納なら、ふすまや扉を開ける
→ 可能ならカーテンやのれんにして、光を取り込む
✅ 中心に階段があるなら、階段下をスッキリ整える
→ 物を詰め込むと問題の温床になってしまうため要注意
✅ 中庭やコの字型の家は、屋根や床で塞ぎ、部屋として活用
→ 難しければ、植物やライトで中心を満たす工夫を
まとめ:家の中心が変わると、家族が変わる
家の中心とは、単なる「間取りの一部」ではなく、その家に住む人全員の生き方をあらわす場所です。
家の中心が明るく、風が通る家には、自然と笑顔や会話が戻ってきます。
体調や人間関係が落ち着き、「なぜか、最近いい感じです」と言われることが増えていきます。
もし今、何かうまくいっていないと感じているなら、ぜひ一度、家の中心に光を入れてみてください。
ほんの小さなアクションが、あなたの心も、家族の関係も、人生の流れすらも思いがけない希望の光になるかもしれません。
家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。