日本では古来から移り変わる四季の美しさを鑑賞するために、築山(つきやま)と呼ばれる土を積み上げた小高い山や池を敷地内に作りました。

整った庭をのんびり眺めていると、日々の喧騒から離れられとても癒される時間になることでしょう。手入れが行き届いた庭はとても風情があります。

また、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の場合、池で鯉や金魚、メダカなどを育てたり、お子さんの作った船を浮かべたりするとさらに楽しめることでしょう。

しかし家相・風水の考え方からすると、家の敷地内に池を設けることはお勧めしません。

このページでは、「なぜ庭に池を作らないほうが良いのか」「作るとしたら何に気を付けたら良いのか」などについて解説していきます。

庭に池を作ることによる悪影響

庭の一角に池があって鯉や金魚を泳がせ、四季折々の植物の変化を眺める生活と言えば、とても優雅なイメージではないでしょうか。敷地の広さに十分な余裕があり、設備投資ができなければ、池を維持管理していくことは難しいものです。

維持管理にはお金がかかること以外にも、敷地内に池を設けるといろいろと問題が生じます。

  1. 危険(特に子供)
  2. 蚊の発生源になる
  3. 湿気が多くジメジメする
  4. 不潔になりやすい
  5. 家が傷みやすくなる

これらの注意点について順に解説していきます。

1.危険

一般家庭の庭にある池で溺れることなどありえないと思われるかもしれません。

しかし、転んだ拍子に頭をぶつけて意識を失ったところに池があったり、小さなお子さんが誤って落ちたりした場合、池の水が顔を覆うに十分な水量があると、呼吸ができなくなります。わずかな水量でも、死亡事故になる可能性があるのです。

実際に私の実家には約1メートル四方の小さな池があり、そこに甥っ子が落ちたことがあります。2歳くらいでした。慌ててそばにいた父が救出しましたが、一瞬の出来事で大変驚き、池の危険性を認識する出来事でした。

小さな子供は大人には想像できない行動をとることがあります。池は小さくても大変危険ですから注意が必要です。

2.蚊の発生源になる

蚊の発生源は「水たまり」です。蚊は風通しが悪く、直射日光が当たらず、湿気が多くて水が貯まりやすいところを好みます。蚊はバケツに雨水がたまっているようなところにも産卵し、増えるのです。つまり、池は蚊の生息場所としてとても適した環境と言えます。

3.湿気が多くジメジメする

池は常に水を貯まっている状態ですから、周辺は湿気が多くなります。ジメジメした空気は、気をよどませるため、風水上良くないものとして考えるのです。また、家相学上では、温度・湿度・採光の快適さを重要視します。

池はどうしても湿度が高くなるため、設置した方位の凶作用を生み出すことになってしまうのです。例えば、北に池があるとすると、悩み苦労を生み出し、家族仲は良くないでしょう。西にあれば、金運をダウンさせます。

4.不潔になりやすい

水質管理がしっかりできないと、水がどんどん濁ってきてしまい、蚊の産卵に最適な場所になってしまいます。ボウフラがたくさん沸いてしまうでしょう。また濁った水は悪臭を発生させます。

そのため小まめに手入れをしていかなくてはなりません。水の入れ替えや循環装置の設置など水質を管理するためにお金や労力や時間が必要となります。

5.家が傷みやすくなる

池の水からの湿気は地面を通じて家の基礎に染み込みます。

木造の場合は特に、湿気対策をしっかりしていないと基礎部分が腐ってしまうことでしょう。そうなってからでは修復が大変です。

これらのことから、庭に池を設けることはお勧めできないのです。

庭に池を作る際に気を付けるべきこと

ここまで述べてきたように、家の庭に池を掘ることは安全面、衛生面などから良くないと考えます。しかし、どうしても作りたいという方もいらっしゃることでしょう。そこで、ここからは作るとしたらどうすれば良いのかお伝えしていきます。

池の凶作用を和らげる方法

  • 建物の外壁から1メートル(理想は9メートル)以上離す
  • 防水処理をしっかりとする
  • 子どもが近づかないようにする
  • 勾配を作り雨水などが家の方に流れないように工夫する
  • 水はけを良くする
  • 水が腐らないよう工夫する
  • 家の外壁や基礎部分で、池に近いところは水が染み込まないような素材にする
  • 建物とのバランスを考えて敷地いっぱいに作らないようにする

池を作る際は、上記のことに気を付けるようにしてください。

また写真のように外壁のすぐそばに池を設けてはいけません。湿気が外壁を痛めてしまいます。また湿気が家の中に入りやすいため、室内にもよくありません。家本体からはなるべく離して設置するようにしましょう。

家相・風水から見る池の設置に良い方位

池は水を貯めておくところです。家の中央からみて、水の気と相性の良い東から南東に設置しましょう。東と南東は朝日が昇る方位です。朝の清々しい空気が、ジメジメとした湿気から立ち上がる凶作用を抑えてくれます。

また、東と南東は発展と上昇の運気を左右する方位です。水のエネルギーと相性がいい方位ですから運気が増幅することでしょう。何か発展させたいものごとがあったり、子供の成長を良くしたかったりという思いがある子育て世代の方には、東から東南にかけて池があると良いです。

ただし他の方位はお勧めしません

北は悩み苦労を生み、南はケンカ闘争が起こりやすくなります。西は金運を無くし、夫婦関係も冷めた状態となるのです。南西、北東の鬼門ライン上は気の流れが激しい場所ですから、落ち着かない生活となることでしょう。

池を掘る場合は時期を選びましょう

季節の変わり目を土用(どよう)といいます。夏の土用がよく知られていますが、年に4回ある季節の変わり目の時期です。その年によって日が1日から2日前後しますが、下記の期間が土用に当たります。

  • 春の土用…4月17日から5月4日
  • 夏の土用…7月19日から8月6日
  • 秋の土用…10月20日から11月6日
  • 冬の土用…1月17日から2月3日

この土用の間は、土を休ませる期間です。これは、次の季節へと移り変わる際に、土に栄養を蓄えるため、掘り起こす作業をしてはいけない時期とされています。

そして、土用の期間は、体調を崩しやすく、イライラすることが多くなり、判断力も鈍るとされている期間です。もし、この期間中に土を掘り起こす作業をした場合は、お腹の調子が悪くなったり、アレルギー疾患がひどくなったりします。

そして、土用期間中に土を掘り起こす作業をしたのちに出来上がったものは、あまり満足のいく仕上がりになりません。何かしらの不具合が出るものです。

土用期間は年4回ありますが、いずれも2週間ほどのものです。この時期を外して作業をするようにしましょう。

まとめ

家の敷地内に、池を設置することは避けた方が無難でしょう。危険が伴いますし、湿気対策や水質管理など維持が大変だからです。家に近いと湿気により、建物自体が痛む原因になってしまうこともあります。

また、方位によっては水を貯めておくことによる凶作用が起こります。どうしても設置したい場合は、水のエネルギーと相性の良い東か東南方位に設け、住居から可能な限り離しましょう。

土を掘りかえして池を作成する場合は、方位と時期を選んで施工するようにしてください。特に年4回の土用(1月、4月、7月、10月)の期間は土を掘り起こしてはいけないので、必ず避けるようにしましょう。

家の敷地内に池を設けることを検討している場合は、このページで解説したことを踏まえて、よく検討してください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。