なぜ「鬼門のトイレ」は避けるべきとされているのか?
「ツイていない気がする…」「家族の健康トラブルが続いている」そんな悩みを抱える方に、家相の視点から共通して見られるのが、「鬼門にトイレがある家」という特徴です。
昔から「鬼門に水回りはNG」とされてきたのには、きちんとした理由があります。
そしてそれは、単なる迷信でも、古臭い価値観でもなく、家に流れる「気」を乱す深刻な問題として今もなお多くの現象に影響を与えています。
このページでは、
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鬼門とはそもそも何か
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なぜ鬼門にトイレがあると悪いのか
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実際に起きやすいトラブル事例
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改善のためにできる具体的な対策
を、家相・風水の視点から丁寧に解説していきます。
鬼門とは?~方位に宿る【目に見えない気】の流れ~
まず「鬼門(きもん)」とは何かを知るところから始めましょう。
◆ 鬼門の定義
鬼門とは、東北(丑寅うしとら)方位を指します。
家相の考え方では「陰陽転換の境目」であり、大きなエネルギーの出入り口とされ、非常に繊細で神聖な方位です。
この方位は「目に見えない気の通り道」であり、気の出入り口とされ、良くも悪くも運気に大きな影響を与える場所として鬼門を「神聖な方位」として、特に慎重に扱ってきました。
◆ 裏鬼門もセットで考える
また、鬼門と対になる方位である裏鬼門(未申ひつじさる)も、家相を見る上では同じように重要です。
この「鬼門-裏鬼門」のラインは、家の背骨のようなエネルギーラインと考えられ、清浄であることが求められます。
鬼門・裏鬼門は【家の呼吸口】──なぜ清浄に保たなければならないのか?
家相・風水では、「鬼門(東北)」と「裏鬼門(南西)」は特別な氣の通り道とされ、単なる方位以上の意味を持っています。
その理由は大きく分けて、以下の3点に集約されます。
① 気の「出入り口」であり、魂の通り道でもある
東北(鬼門)は、気が立ち上がる「はじまり」の方位であり、南西(裏鬼門)は、気が大地へと戻る「終わり」の方位とされます。
つまりこの二つの方位は、気の入口と出口=家の【呼吸口】のような働きをしているのです。
家が呼吸できていない状態を想像してみてください。
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空気がこもる
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熱気や湿気が逃げない
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気圧が乱れ、バランスを崩す
これは実際の空気だけでなく、エネルギーの流れ(氣)にも同じことが言えます。
鬼門・裏鬼門が乱れていると、家全体の運気の流れが滞り、どれだけ他を整えても気の流通がスムーズにいかないのです。
② 【家族の核】とつながっている重要な方位
東北=鬼門は、九星でいうと八白土星に対応し、これは「変化」「改革」「相続」などを象徴します。
家の未来を担う若い世代、特に男の子の運気に影響が出やすいとされます。
南西=裏鬼門は、二黒土星に対応し、「母性」「蓄積」「継続」などを象徴し、家庭の中心である主婦・母・妻の運気と深くつながっています。
したがって、鬼門・裏鬼門が乱れていると…
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鬼門:子どもや若い世代の問題(不登校、反抗期、運気の低迷など)
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裏鬼門:主婦の健康や心の安定、家庭内の調和
に影響が出やすく、家族全体のエネルギーバランスが崩れるのです。
③ 「神仏の通り道」としての文化的・信仰的背景
日本の家づくりには、古くから「鬼門封じ」「鬼門除け」といった考えが取り入れられてきました。
有名な神社仏閣や城も、鬼門の方角に守護として神社や祠が建てられていることが多く、それだけこの方位が神聖で、そして危うい方位であることを意味しています。
家相でも、鬼門や裏鬼門に「火」「水」「汚れ」があると、神仏を穢し、場の気が乱れるとされてきました。
とくに「鬼門=神様の通り道、裏鬼門=ご先祖様の通り道」という信仰がある地域も多く、トイレ・キッチン・ゴミ置き場などをこのラインに配置することが忌避されてきたのです。
正常にする=浄化・整流・守護の三原則
鬼門・裏鬼門を「正常に保つ」とは、単に清潔にするだけではなく、以下の3つの視点が重要です。
原則 | 具体的な対応 |
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①浄化 | 汚れ・湿気・カビ・不快な臭いの除去。毎日の掃除と換気。 |
②整流 | 家全体のエネルギーがスムーズに循環するように、過剰な家具の配置や物の詰め込みを避ける。 |
③守護 | 盛り塩、観葉植物、御札やお守りなど、精神的・波動的に整える要素を活用する。 |
これらを丁寧に意識することで、鬼門・裏鬼門の氣の道は整い、家そのものが運を生む装置として力を発揮するようになります。
鬼門・裏鬼門の整備は【家を神殿化する】こと
鬼門・裏鬼門を正常に保つことは、単なる方位対策ではありません。
それは、
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家族の運を支えるエネルギーの通り道を整えること
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神仏や祖先とつながる目に見えない関係性を尊重すること
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自分自身と空間の波動を調和させること
といった、住まいを神聖な場として扱う智慧でもあります。
そして、それができたときに家はただの「箱」ではなく、あなたの人生と運命を力強く支える味方へと変わっていきます。
鬼門にトイレがあると何が起きる?
◆ トイレという空間の意味
家相では「トイレ=陰の気がこもりやすい場所」とされ、湿気・臭気・排泄物などがエネルギーを乱しやすいとされます。
つまり、もともと気を乱しやすいトイレが、鬼門というデリケートな場所にあると、影響が倍増するのです。
◆ 起こりやすいトラブル一覧
鬼門のトイレが原因で現れる“現象”は、次のようなものがあります:
トラブルの内容 | 具体的な例 |
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健康運の低下 | 胃腸の不調、冷え、体調不良が続く |
家族関係のトラブル | 子どもとの衝突、夫婦間の不和、親子のすれ違い |
精神的な不安定さ | イライラ、不安感、うつ傾向 |
財運の不振 | 収入が不安定、急な出費、仕事運の停滞 |
特に、家の主(世帯主)や北東に該当する九星に強く影響が出るケースも多く見られます。
実際にあった体験談:鬼門のトイレが家族の運命を揺るがした
ある相談者Aさん(40代女性・2児の母)は、「夫の仕事運が落ち、子どもの不登校が続いている」とご相談に来られました。
図面を拝見すると、家の鬼門線の真上にトイレがあり、さらに掃除が行き届いていない状態でした。
アドバイスに基づき、以下の改善を行ったところ、
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鬼門トイレの徹底的な掃除と浄化
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簡易的な対策として盛り塩の設置
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家族の生年月日に応じた九星方位との調整
この3点を実施した結果、半年以内にご主人の部署異動で昇進、お子さんも学校に復帰できたとのこと。
エネルギーの巡りが変わることで、「不思議なくらい現実が変わる」と驚かれていました。
鬼門のトイレがあってもあきらめないで!今すぐできる対策
1. 【掃除】清浄こそ最大の防御
どんなに設計上、家相的にマイナスがあっても、日々の掃除と清潔さで気の乱れを抑えることができます。
とくに鬼門のトイレは、「汚れ=気の停滞」
便器の裏、床の隅、換気扇なども含めて、徹底的な浄化を行いましょう。
2. 【結界】盛り塩・植物・方位対策
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盛り塩:トイレの出入り口付近に小皿で置き、1週間ごとに交換
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観葉植物:鬼門の陰気を吸収し、場の気を整えます。
- 換気:換気をすることで気の流れを作ります。
これらは気の乱れを中和するための応急処置ですが、効果はしっかりあります。
3. 【意識】言葉と感謝で氣を変える
トイレは汚い場所ではなく、老廃物を排出してくれる大切な場所。
掃除の際に「いつもありがとう」と言葉をかけることで、意識の波動が変わり、空間のエネルギーも変化します。
4. 【根本対策】方位変更や家相リフォーム(専門家に相談)
最も根本的な解決は、トイレの位置そのものを移動することですが、現実的には難しい場合も多いでしょう。
その場合は、九星気学や仮住まいの活用で、「吉方位への一時避難」なども有効な手段となります。
「運が悪い」は、家のせいかもしれない
家相や風水に触れると、「自分がダメだからではなかったんだ」と涙される方が多くいます。
家は、あなたを支える【運の土台】だからこそ、「鬼門のトイレ」に象徴されるようなエネルギーのズレを整えるだけで、人生が大きく変わるのです。
まとめ:鬼門のトイレが気になる人へ伝えたいこと
最後に、大切なポイントを整理します。
ポイント | 内容 |
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鬼門は非常に繊細なエネルギーの通り道 | 家全体に影響を与える場所 |
トイレは陰の気を帯びやすい | 鬼門にあることでトラブルを増幅させる |
健康運・人間関係・仕事運などに悪影響が出やすい | 実際の体験談でも多数確認済み |
掃除・浄化・意識・簡易対策で整えることは可能 | 今すぐ始められることも多い |
根本的な改善は専門家のサポートが有効 | 家相・九星・環境との統合的対策を検討すべき |
もっと深く「気の流れ」を整えたいあなたへ
「家のせいで、こんなにも人生が変わるなんて…」実際に鑑定を受けた多くの方が、そう口にします。
もしあなたが今、
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理由のない不安や焦りが続いている
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家族にトラブルが絶えない
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住まいがどこか落ち着かない
と感じているのなら、「家の気の流れ」を整えることで、現実が大きく動き出す可能性があります。気になることがあるならぜひご相談ください。
家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。