自分たちのライフスタイルに合っていて、住むだけで運気の上がる家の間取りは、どのように考えたら形になるのでしょう。せっかく新築するなら、家相や風水の観点から見て吉相の「住んでいるだけで運気の上がる家」にしたいものです。

家を新築する場合、全くの白紙状態から間取りを考えなくてはなりません。

きっと、「何を基準にすべきか」「優先順位はどのように考えたら良いのか」「家相的に良い家はどういう間取りなのか」という点について悩むことでしょう。

もし、こだわりのライフスタイルや趣味(例えば自転車や映画鑑賞など)があれば、そこを基準に決めていくことも一つの方法です。しかし、それほどのこだわりがない場合、どう配置していけば良いのか、まったく見当がつかないのではないでしょうか。

このページでは、家相の観点から新築する際に、運気の上がる良い間取りにするための5つのポイントについて解説していきます。

1.玄関の位置を決める

まず、決める必要があるのは玄関の位置です。玄関の位置が決まらなければ、動線を考えることができません。

不随する道路によって、玄関を設置する場所は限られてきます。土地に対して北に道路があれば、玄関は北、北東、北西のいずれかの位置になるはずです。南に道路があるなら、南、南西、南東のどこかに玄関を配置することになるでしょう。

理想的な玄関の位置は、東か東南とされています。東から朝日が南へと昇る力強い発展の気が玄関から入ると考えたからです。

しかし、土地と道路との関係で、庭を通って奥へ回り込んで玄関があるなど、常識的におかしな配置になりそうな場合は、無理に東か東南に玄関を配置する必要はありません。そのほかの方位で、吉相(良い家相)になる玄関を設ければ良いのです。

もし、車庫やカーポートを設けるとすると「どちらに寄せたほうが車の出し入れがしやすいか」を基準に玄関の位置を決めていかれてもよいでしょう。

南玄関は要注意

ただ、南に玄関を配置する場合は、十分に注意する必要があります。一般のご家庭では、なるべく南玄関にならないようにしてください。

南は「離」の作用があり、形状が悪いと離婚に至る可能性が最も高い玄関です。もし、夫婦が離婚に至らなかったとしても、子供が家から出て行ってしまい、離れて暮らすことになります。南玄関は、家族が離散する玄関なのです。

鬼門方位の北東や裏鬼門の方位である南西の玄関は、流派によっては避けるように言われています。しかし、南玄関よりは良い方位です。外壁のラインよりも引っ込めない形状であれば、北東や南西に玄関を設置しても構いません。

道路が南に面している土地の場合は、南東か南西の玄関になるように考えましょう。

2.コの字形の形状と中庭の設置は大凶

玄関の位置が決まったら、家の形を考えていきましょう。

土地の大きさや形状によって、車を置くスペースを確保し、家の形を考えていくことになります。その際に、家の形をコの字形にしないように気を付けてください。また、中庭を作りロの字形にすることもやめましょう。

家相は家の中心をとても大切な場所と考えるのです。コの字形の家にしたり、中庭を作ってロの字形にしたりすると、家の中心が外になってしまいます。家の中心が外にあるということは、「軸のない家」となり、家庭内のバランスが取れず、落ち着いた生活ができません。

一般的に人は、安定した平穏な生活を幸せだと考えます。家の中心が外にある家では、安定せず、変化が多くなり、幸せな生活とは言えないでしょう。

また、家の形を体と置き換える思想もあります。この考え方の場合、家の中心が無いと体の中心である内臓に疾患を抱えることになると考えるのです。

この図のような家の場合は、中心がないことで内臓の調子が悪いだけでなく、目、心臓、頭にも支障が出てくるでしょう。

家の形を考える際は、大凶の形であるコの字形や中庭を設けたロの字形にならないように気を付けてください。

良い気がめぐる家の形とは

それでは、良い家の形とはどのような形状を言うのでしょうか。

上の図のように、家の端から張り出しを設ける際には、一辺の3分の1以内の大きさにとどめてください。それ以上張り出させてしまうと出しすぎです。

出しすぎてしまうと「欠け」と呼ぶ、凶の部分を生み出してしまいます。欠けの部分は、方位によってそれぞれ被る凶作用が違いますが、確実に生活に悪影響を及ぼすことになるのです。

例えば、北は人間関係、東は発展性、南は争い事、西は経済に問題が出てきます。「欠け」を生み出してしまわないよう、張り出させる際には、一辺の3分の1以内の幅で納めましょう。

3分の1以内の幅で張り出させると、「張り」と言って、吉効果を得ることができます。北が程よく出ている「北張り」だと人間関係がとても円滑で、良い人との出会いに恵まれます。

出すぎず、程よい幅で設けられた張り出しは、大変良い影響を住人に与えることになるのです。

また、1辺の途中から張り出させる場合は、5分の1以内の幅に抑えないといけません。基準となる1辺の長さに対して、どのくらいの張り出し幅になるのかを正確に測って確認しましょう。

3.階段を中央にすると悩みごとが多くなる

廊下がなかったり、短かったりすると、階段を真ん中に持ってくることで、各部屋へ行きやすくなります。コンパクトで効率のいい動線を目指す際には、家の真ん中に階段を配置することでしょう。

しかし、家相・風水の観点から見ると、家の中央に階段を設けた間取りは凶相(悪い家相)と判断します。

 

なぜなら、家の中心は最も自然の光が届きにくい場所だからです。そこに階段を設けてしまうと、ますます光が届きません。家相は家の中心が暗い状態を良しとしないのです。

中央に階段がある家に住む人は、上司や親など目上の人との関係性に問題を抱え悩むことになります。

家の中心は家族みんなで使用するリビングかダイニングなどを配置しましょう。

4.廊下を極力少なくする

玄関と階段の距離が遠いと廊下が長くなり、家のスペースを無駄にしてしまいます。このように廊下が家の中を分断するような間取りは、家族仲が悪くなってしまう悪い家相です。

逆に、廊下が少ないと、部屋としてのスペースが増え、家の中を広く有効活用できます。

廊下を少なくするには、2階へ続く階段をリビング・ダイニングに続けたり、玄関のすぐ横に設置したりしましょう。リビング・ダイニングと玄関の距離を近くすると、より無駄なスペースを省くことができるのです。

リビング・ダイニングの中に階段を設ける場合は、部屋の中に通路を兼備えることになります。ただし、下の間取り図のようにテレビの前を通る配置はやめましょう。テレビを見ている家族の邪魔になります。

5.水回りを西に配置しない

家を新築するとなると、抑えているつもりでもどんどん費用がかさんでいきます。カタログで見たり、ショールームに足を運んだりしているうちに、つい、グレードを少しあげてみようと考えたり、もう一工夫した何かを加えたくなったりするからです。

特に、西に水回りを配置するとお金がどんどん出て行ってしまいます。西は金運を左右する方位です。そこに水回りを配置すると、「金運が流れて行ってしまう」「金運が腐ってしまう」などと考えます。計画の段階でその現象は現れてしまうのです。

西のエリアは、家の中心から見て30度の範囲内です。くれぐれも西にトイレ、お風呂、キッチンなどの水を使用する設備を配置しないようにしましょう。

計画段階からお金が出ていくということは、住み始めるとずっと浪費し続ける生活となってしまいます。

まとめ

新築する際には、このページで紹介したことを参考に、玄関の位置、家の形、階段の位置、廊下と水回りの配置に気を付けてプランを考えてください。

これらの5つのポイントを押さえるだけで、住むだけで運気の上がる吉相の家を実現化することが可能です。

ぜひ、家相の良い家を作って、幸せな生活を手に入れてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。