幸せな家庭といえば、家族が揃って食卓を囲み、楽しく会話をしているイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。家族の中で誰かがケンカをしていたり、コミュニケーションを取らなかったりしているような状態では、幸せな家庭とは言えません。
せっかく家族の幸せを願って建てた家での生活が、そのような状態では残念です。次第に家に帰るのが億劫になってきてしまうのではないでしょうか。
このページでは、家族が和気あいあいと楽しい食卓を囲むことができる家づくりについて書いていきます。
家族関係が今一つ良くない、改善したいと思っている方はぜひ参考にしてください。
幸せな家庭づくりにはリビングをチェック
家庭運を良くしようと考えたときに、もっとも重要視したい場所はリビングです。リビングは家族の調和を促すだけでなく、1日の疲れをいやす場所でもあります。
リビングが散らかっているなど、居心地の良くない状態だと、家族の仲がギクシャクしてくるのです。
リビングは家族全員がゆったりとくつろげる暖かい部屋にしてください。
リビングの色遣いに注意
リビングは暖かい雰囲気を保ちたいところです。冷たい印象の白・黒・グレーを使用した色合い(モノトーン)でまとめることはやめてください。特に黒はマイナスエネルギー(陰の気)を発生させます。
洗練された大人のおしゃれな空間になりますが、リビングとしては合いません。さらにコンクリート打ちっぱなしの壁だとすると、体感温度までも冷やしてしまいます。
家族団らんが一番の目的であるリビングを、冷たい空間にしてはいけません。会話もなくなり、ご縁も広がらず、さみしい生活となるでしょう。
実際に、モノトーンの家を作り離婚したご家庭を何件も見てきました。これから色を決める方は暖かみのある色合いを選ぶようにしてください。
もうすでにモノトーンで揃えている場合は、壁紙の色を変えたり、家具を買い換えたりしましょう。金銭面などでやむおえない場合は、暖かい雰囲気の絵や写真を飾ったり、クッションやカーテンを明るい色のものにしたり、小物で工夫をしましょう。
センターラグを敷いてくつろぎの空間を演出
リビングテーブルの下には、天然素材のセンターラグ(センターマット)を敷きましょう。足元を温めることが家庭運をあげるポイントです。寒い空間は運気を下げてしまいます。寒い季節に入る前には、早めにホットカーペットを出しておくなど工夫をしましょう。
テレビや観葉植物の位置をひと工夫
テレビは強い陽の気と電磁波を発生させます。音の出るものは東、東南に置くと良いでしょう。西や北西はあまり相性の良い方位ではありませんので、なるべく避けてください。
また、テレビの周辺には観葉植物を置くと、自然と視界に入ってくるグリーンが目を休めてくれます。また、植物は強い電磁波を受けた空気を浄化してくれるのでお勧めです。
さらに、マイナスイオンを発生させる炭をテレビの後ろなどに置いておくと、空気を浄化してくれて、テレビから出る電磁波などを浄化してくれると言われています。
つまり、リビングが散らかっていて、不要なものが散乱していると家族運は良くなりません。整理整頓を心がけ、居心地のいいくつろげる空間を保つようにすることが家庭円満の秘訣です。
家相(家の形)が悪いことが家族間の不和の原因
ここまで述べてきたような工夫をしても、一向に家族仲が回復されず、イライラした毎日を過ごしているとしたら、家の形や間取りが悪い可能性が高いと言えるでしょう。
家の形が凸凹していたり、インナーガレージ(ビルトインガレージ)があったり、1階が車庫や店舗の上に居住スペースを設けている場合は凶相(悪い家相)です。
それらが家の中心から見てどこにあるかを確認する必要があります。方位によって家族に与える影響の内容が違うからです。
例えば、南西が引っ込んでいる家の場合、主にその家の女性に悪い影響が出ます。
- 仕事が忙しすぎて家の中のことができない
- 母親としての役割が果たせない
- 家事や育児に積極的にかかわれない
- 身体の調子が悪く、寝こみがち
- 収入など生活基盤に安定感がなく不安な毎日
- 嫁姑問題が起こる
- 引きこもりやニートの家族がいて心配
他の方位の凹凸や間取りとの兼ね合いもありますが、上記に挙げたようなことに関する内容で、その家の奥さんに負担がかかるようなことが起こります。その結果、家族とのコミュニケーションが悪化し、円満な家庭とは言えない状態になることでしょう。
では、どのくらいの引っ込み具合が凶作用を生み出すのでしょうか。以下で解説していきます。
張り(吉)と欠け(凶)の見分け方
家の端から出っ張っている場合は、赤色の線(Aとa)で示しているように、1辺の3分の1以内の張り出しの場合、張り(吉)となります。青色の線(Bとb)のように、3分1よりも多く出ている場合は、張り出しすぎによる凶(欠け)ができてしまいます。
家の真ん中が出っ張っている場合は、緑色の線(Cとc)のように、一辺の5分の1以内の張り出しに抑えてください。それ以上出てしまうと凶作用が起こります。
家の張り欠け(吉凶)が悪い場合、家庭内に何らかの不具合が生じてしまうのです。家の図面を用意してご自宅の張り欠けがどのような状態になっているのか確認をしてみましょう。
イライラを引き起こす間取りが家庭不和の原因
家の形(家相)が悪いと家族間に不具合が起こりやすくなりますが、そのほかに間取りが原因の場合もあります。
その家に住むと、どうしても些細なことでイライラしてしまう間取りがあるのです。
- 南に火を使う設備(コンロ、暖炉)がある
- 水を使う設備(シンク、お風呂、トイレ)がある
上記のような間取りの場合は、イライラしやすいでしょう。南は太陽がよく当たる方位ですから、明るい陽の気に満たされ「火の要素」が強い場所です。
火のエネルギーの強い南に、さらに追い打ちをかけるように火のエネルギーを発生させるコンロや暖炉があると、イライラしたり、すぐ切れたり、争ったりすることが多いご家庭になってしまいます。
また、逆に火のエネルギーが強い南に、水のエネルギーを持つシンク、お風呂、トイレなどを配置すると、火と水のエネルギーのぶつかり合いが起こります。
火は水に消されることから想像しやすいように、これらのエネルギーは合いません。
これが、住む人全員に影響を及ぼしますから、家庭内でエネルギーを受けやすい人同士がぶつかり合うことになるでしょう。
根本的に解決したい場合は、間取りをリノベーションをして南から移動させることがベストな方法です。しかし、なかなかそこまではできないという場合は、下記のような対応をしてください。
- お風呂の場合、使用後はすぐに水を抜き換気をしっかりする
- 掃除を徹底しきれいな状態を保つ
- 観葉植物を複数個置く
これらで多少軽減するでしょう。
まとめ
家族仲良く生活をしていきたいと思っているのにうまくいっていない場合は、住んでいる家を見直して見てください。
もしも、家の形(家相)や間取りが悪いことが原因で、家族関係が悪い場合の根本的な解決方法はリノベーションです。家の形や間取りを変えるといことは、かなりの手間と資金がかかります。しかし、それに代えがたい結果を得ることができます。住んでいる家の影響は大きいものです。
まずは、リビングが家庭運を大きく左右しますので、色合いに工夫をしたり、不要なものは処分したり、掃除をして居心地の良い家族が集まりやすい空間を作りましょう。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。