自営業をされている方や独立、開業している方はもちろん、サラリーマンの方でも仕事運、出世運を上げたいと考えるのではないでしょうか。
仕事運、出世運を上げるには、特に家の「北西、東、東南、北」の方位にどんな空間が配置されているかがポイントになります。その中でも、北西は「リーダー」「完成」「充実」「勝負」にかかわる方位です。仕事をするうえで欠かせない要素ばかりになるため、仕事上の悩みを持つ人は、北西を整えるように心がけると自然と問題は解決していきます。
それでは、「どのような間取りだと仕事運や出世運が無いのか」「仕事運や出世運を上げるにはどうしたらいいのか」について詳しく説明していきます。
もくじ
仕事運・出世運とかかわりのある方位
風水や家相において、仕事運、出世運に方位は、重要な影響を与えます。それでは、家の重力中心からみて、各方位を確認してみましょう。
家の重力中心とは、一階平面図の家の外周を先のとがったものの上に載せバランスが取れた位置にあたります。このとき、玄関ポーチやベランダなど外気が入る(雨や風が吹き込む)状態になっている部分は除いてください。
このように割り出した重力中心の位置から、スマートフォンのコンパス機能などを使い、東、西、南、北を確定します。東、西、南、北は各30度、東南、南西、北西、南西はそれぞれ60度です。
この図の北東部分のように引っ込んでいる場所は「欠け」といって、エネルギーが弱く凶作用を住む人に与えてしまいます。このように家の欠け部分と中心が分かったのであれば、それぞれの方位が仕事運、出世運にどのような影響を与えているか確認してみましょう。
以下が仕事運、出世運に重要な方位と影響する内容になります。
北西 | リーダー、完成、充実、勝負、実力、権威、統率力 |
東 | 発展、成長、創造力、評判、コミュニケーション |
北 | 人間関係、交流、組む、結ぶ、思考力 |
南 | 知恵、知識、アイディア、判断力、勝負 |
東南 | 広がり、営業、信用、繁栄、理解力、外交、広告、宣伝 |
南西 | 堅実、着実、努力、信用、謙虚、勤勉、勤労、忠実 |
どの方位も仕事をするうえで欠けてほしくない要素を持っていますが、特に仕事に影響を与えるのは「北西」です。家の北西が引っ込んでしまっている場合は、仕事運、出世運の無い家ということになります。
それでは、実例を見ていきましょう。
出世できない風水・家相
努力が報われない家
北西と南西が引っ込んでいたり、インナーガレージなどの床ではなくコンクリートや土間になっていたりすると、努力が報われず出世できない家相(凶相)という判断になります。
出典:間取りデータバンク
この間取りの場合、北に玄関、南にリビング、東にキッチン、西に和室という配置です。玄関前のポーチ部分は北西の欠け(引っ込んでいる、足りていない)なので、この場合は凶相になります。もう一か所、南西の和室とリビングの境目のあたりも足りていなません。そのため、欠け(凶相)と捉えるのです。
北西の方角のポイント
北西は、仕事運、出世運、上司との関係性の状態、スポンサー運の有無を見る場所になります。ここが欠けると上司との関係性が悪く、評価が低いでしょう。そのため、信頼して仕事を任せてくれるようなスポンサーがつくこともありません。
南西の方角のポイント
南西は堅実性と着実性を司る方位です。そのため、この部分の欠けは、コツコツ努力することを怠り、信頼を失うことになります。たとえ努力をしていたとしても過小評価されてしまうことになるのです。
これらの要素によって、自分は努力しているつもりでも周囲からは認められず、特に上司からの引き立ても受けないために、出世は期待できないでしょう。この間取りのままで、良い家相(吉相)にしようとするならば、和室の横にサンルームを設けることで、欠けている部分を補うことができます。
その際は、リビングの延長線に合わせ、欠けが無くなるようにサンルームを設置してください。土地や予算に余裕のある場合は、少し出っ張らせる(張りを作る)くらい大きく設置すると「張り(吉)」になり、コツコツ努力できるようになり、信頼を得られる家相になります。
玄関前のポーチ部分はエリアが広いので、風除室を設けるというような対策は難しいと思われます。
この家の間取り対策
- 家からみて北西の敷地内に車庫や倉庫を置いてパワーを補う
- 秋に実のなる木を植える
- 盛り塩を置く
- 高級感のあるものを置く
ということで対処すると良いでしょう。
仕事を行う上で、出世をして自分や家族のために頑張るのであれば、風水や家相を気にするようにしてください。
人間関係が広がらず悩みをため込む家
出典:二世帯住宅間取り.com
玄関が、北西の欠け(引っ込んでいる)ているため、人間関係が広がりにくいでしょう。この場合、仕事運と出世運は期待できない間取りです。この家の場合、重力中心が大きなクローゼット部分になります。
風水・家相では家の中心に自然光の入らない暗い部分があると悪い家相(凶相)と判断するのです。つまり、家の中心は明るく家族全員が使用するスペースであることが、生活するにおいて望ましいと考えます。
中央がクローゼットだと窓と接する部分が無いため、自然の光が入らず日中でも暗い状態です。このことから、この家に住むと外から見えない悩み苦労をたくさん抱え込む生活になります。その悩み苦労は、主に仕事に関することでしょう。
中央の暗がりや水回りは気の流れを弱める
「家の中央に暗がりがあることを凶相とする」ことに関しては、玄関から家に入ってくる気が、そのまま中心に向けて流れ込む性質に関連しています。この流れを龍脈(りゅうみゃく)または運線(うんせん)といい、このライン上に水回りや暗がりがあると、入ってきた気を弱めてしまうと風水・家相では考えるのです。以下がそのイメージ図です。
先ほどの間取りの場合、気が玄関から入ってきて中央のクローゼットで弱められてしまいます。その弱まってしまった気が、突き当たるところは東南のキッチンです。東南とキッチンとの相性はとても良いのですが、運線上に水回りがあると問題を起こす原因になってしまいます。
キッチンは水と火を使う場所です。そして、東南は「広がり、営業、信用、繁栄、理解力、外交、広告、宣伝」に影響する方位になります。このことから、信用や信頼を得られず、人間関係が広がらないことや業績が伸びないことが悩みの種だといえます。また、北東に浴室があることから、転勤の可能性もあるでしょう。
この家の間取り対策
- 玄関に観葉植物を置く
- 玄関に高級感のあるものを置く
- キッチンに生ごみをためない
- キッチン、浴室、クローゼットの風通しを良くする
- 小まめに掃除する
- クローゼットは整理収納に気を配り、物を詰め込まない
- クローゼットになるべく光を入れるよう工夫をする(日中扉を開けておく、電気をつけておくなど)
もし、可能であれば家全体をリノベーションして、欠けている玄関部分を張り出させたり、クローゼットを部屋にしたりしないと問題の根本的な解決にはなりません。これらの対策は応急処置であると考えてください。
仕事運、出世運を上げる方法
ここまで述べてきたように、風水・家相で仕事運や出世運に最も影響するのは「北西」の方位です。
北西が引っ込んでいたり、インナーガレージや土間になっていたりしている場合の根本的な解決方法は、リノベーションをして張り出させたり、インナーガレージや土間を部屋に作り替え吉相にするか、他の物件に引っ越すことになります。
しかし、なかなかそこまでは難しいということであれば、北西を中心に仕事運や出世運にかかわる方位(東、北、南、東南、南西)を整えていきましょう。
「整える」とは、まず整理整頓することです。
- 不要なものやゴミを仕事運、出世運にかかわる方位に貯めない
- 窓を開けて換気を十分にする
- 掃除を小まめにする
- 観葉植物や花を飾る
- 盛り塩をする
- 日中は明るい状態を保つように工夫する
- 玄関マットを敷く
北西には、高級感のあるものを置くようにしましょう。特に玄関マットは、少し高額で光沢があるものを選ぶと良いでしょう。北西に合う色は、金、銀、パールなどの光沢のある色とベージュ、黄色、茶色、オレンジ、ピンクです。北西方位に置く物の色を選ぶ際には、これらの中から決めると色の効果も手伝って仕事運や出世運をアップさせてくれます。
ぜひ、風水や家相などの見えない力も使い、できるところから改善して、良い仕事をつかみ成功させ、出世につなげていきましょう。
家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。