中古物件の購入を検討中の方から「前に住んでいた人が離婚したようで気になります」「この家に引っ越してきてから倒産したようなのですが…」などのご相談をたくさんいただきます。

とくに新築して10年前後の築浅の物件が売りに出ていると、なぜ売りに出ているのか気になるものです。そのような物件は売りに出ている理由があります。基本的に中古物件で家相の良い家は出てきません。たいてい築浅で販売されている物件は家庭崩壊に至っており、そのまま住むと前に住んでいた人と同じような結果になります。

実際見させていただいたケースとしてご紹介すると、ある家相が大変悪く一家離散に至った家が売りに出ました。その物件をそのままの状態で次に購入された方は半年後に離婚されています。最近入居された方はまだ離婚には至っていませんが、おそらく家庭内でいろいろと問題が出てきているのではないかとみています。

このように中古物件を購入する際には、購入したままの状態で入居することはおススメしません。売りに出るに至る何かしらの理由があるからです。

購入前にしっかりと家相を確認し、リフォームなどの対策を施すことによって吉相にできるのであれば購入していただいて結構です。しかし、対策をしようにも土地に余裕がない、構造に問題がある、そもそもどう対策をしても吉相にならない物件は購入しないようにしましょう。

このページでは、中古物件を購入する際に抑えておきたいポイントを解説していきます。

中古物件は家相が悪い

中古物件の購入についてたくさんのご相談をいただきますが、良い家相の中古物件はほとんど見たことがありません。

とくに築浅で中古で売りに出される物件は離婚がその理由です。離婚を理由に売りに出された家の図面を拝見すると、その理由は図面から明確に出ています。

たとえば先日観させていただいた、北が引っ込んでいて、中心に階段と階段下収納があり、南に浴室があり、西にキッチンが配置されている物件は、お金が回らずイライラして家庭内で夫婦がぶつかり合っているけれど、頼れる人も外に相談する人もいない状態でとうとう離婚に至ったんだなとわかります。

上記のような家の形で、水回りの配置も悪い場合は、いくら築浅でお買い得だったとしてもリフォームの施しようがないので購入しない方が良いです。

まずは中古物件の形を確認しよう

中古住宅をリフォームで家相を良くすることはできますか?とご相談をいただきますが、できる物件と残念ながらできない物件があります。

家相は家の形が運勢や人生にもっとも影響を与える重要なポイントと考えます。家の形が悪い場合、キッチンやお風呂やトイレといった水回りの位置がどれだけ良くても凶相(悪い家相)であると判断するのです。その家に住むと良くない影響を受けてしまいます。

家の形は下記のような形であることが吉相(良い家相)の条件です。

1辺の端から張り出している場合は、3分の1以内の幅、真ん中が張り出している場合は、5分の1以内の幅に収まっていない場合は、悪い家相となります。

上記に該当しない場合は、対策を施さないといけません。引っ込んだ部分を埋めたり、出すぎている部分を削ったりして家の形を変えるリフォームを施せる場合は行ってください。ただ、そうなるとかなり費用が掛かるため慎重に検討することが必要です。中古物件の購入費用と増築や減築の費用を考えると新築を建てた方が安く家を手に入れられる場合もあります。

それでは元も子もないためここから解説する手軽に家の形を変えたり、引っ込んでいる部分を補う対策で吉相になる物件を探しましょう。

手軽に家相を変えられる中古物件の実例

下の物件は玄関の前が引っ込んでいるため、凶相になっています。しかし、紫色で示した部分に風除室を少し張り出させて設置することで張り(吉)のある良い家相の家にすることができるのです。

この物件の場合は、玄関が引っ込んでいることを解消するとても手軽なリフォームで家相が全く違うものになります。

風除室設置前は北西の欠け(凶)ですから、充実感を得られない、物事が完成しない、不公平感を感じる、主人に負担がかかる、主人が病気、ケガ、事件に巻き込まれる可能性がある、まとまったお金が出やすい、肺・心臓・脳の不調、頭痛、精神疲労、交通事故などの影響が出ます。

それが風除室を設置し、北西を張り(吉)に変えるだけで、勝負運・出世運・スポンサー運がアップし、独立精神が旺盛になる、充実感が得られる、天の助けが入る、まとまった収入が得られる、事業収入が上がる、ステイタスが上がるなどの効果に変わるのです。

サンルームを設置することで家相を変えられるパターンもあります。物件によってどのようなリフォームができるかは変わります。検討段階で家相を変えることができるかを確認したうえで購入を決断しましょう。

家相を良くする対策が不可能な中古物件の実例

こちらの物件は、1階よりも2階の面積が広い立体的に見た場合の欠け(凶)物件です。平面図で見た場合も玄関前が引っ込んでいて、横の部屋が出すぎているため良くありません。その結果黄色く色づけた部分が欠け(凶)になっています。

家相や風水は自然界に学ぶことを大切に考える学問です。自然界のものは山でも木でも下の方が面積が広く、上に行くにしたがって面積が狭くなっていきます。1階の方が面積が狭いという形は自然界に反する形で、とても不安定です。この家はすぐ目の前が道で、土地にも余裕がないため、家相を良くするための対策を講じることができません。

土地が広い場合は、欠けている部分にシャッターの閉まる大きな2台分くらいの車庫を設けることで欠けを補うことができます。しかし、この家の場合は土地が狭いため車庫は設置できません。打つ手がない状況です。

また家相は1階平面図を大変重要視します。これはその家での生活の基盤が1階だからです。この物件の場合、1階の家の中心に光が届きにくい形状です。家相では、1階の中心はリビングダイニングのように、家族が集まるあたたかくて明るい空間であることを理想としています。

この物件は、立体的な欠けが北西、北、北東にあること、対策ができないこと、1階の中心が暗く冷たい空間であることから、何事にも充実感を得られない、家庭内の人間関係に悩む、体調が整わない、親族問題が生じやすい、泌尿器、骨・関節・腰の不調、冷え性、アレルギー、皮膚病などに関することで問題を抱えてしまう可能性が高いです。

このようにいろいろと問題点があり、解決策が見いだせない中古物件は多く売り出されています。このような中古物件は購入はしないようにしましょう。

まとめ

中古物件は基本的に良い家相のものはありません。何らかの問題がある物件がほとんどです。

しかし、中には風除室やサンルームを設けたり、シャッターの閉まるしっかりとした車庫を設置することで欠けを埋めることができたり、吉相に変えたりすることができる物件もあります。

簡単な方法で吉相になる物件であれば、ぜひ吉相に変えることを前提に購入していただいて結構です。しかし、土地の面積や道路との関係などで家相を修正することができない物件もあります。

家相を直せない物件の場合は、そのまま入居すると前に住んでいた人と同じような状況に陥り、また家を手放すことになりかねません。せっかく高いお金をかけて楽しい新たな生活を夢見ていたのに実現しないのはとても残念ではないでしょうか。

中古物件を購入する際には、その物件を購入するまえに家相や風水をしっかり確認して、購入する価値があるのか、その物件に住んで幸せになれるのかを見極めたうえで決断をしてほしいと思います。買ってしまってからでは遅いためご注意ください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。