風水を活用した開運法のひとつに「観葉植物を置くこと」があります。身近で簡単なうえに、部屋にグリーンがあることで癒し効果も得られるとあって、とても人気のある方法です。
しかし、その意味や効果的な置き方などについては、詳しく知られていないように思います。そこでこのページでは、風水的効果が高まる観葉植物を置く「意味」「場所」「適量」などについて詳しく解説をしていきます。
なぜ観葉植物が開運アイテムなの？
風水を活用するには、家の中の方位を確認するだけでは不十分です。適材適所に置くアイテムそのものが持つ意味、色、形、素材などいろいろチェックしなくてはなりません。
たとえば「鏡」は火のエネルギーを持つものですから、水のエネルギーを持つ方位や金のエネルギーの場所に置くと相性が良くないため家庭内でもめ事が起こったり、金運がダウンしたりします。
あらゆる物をエネルギー別で把握して、適材適所にちゃんと正確に配置しようとすると「難しそう」「大変そう」と思われることでしょう。
しかし、観葉植物を置くだけなら簡単ですし、すぐに取り入れられるのではないでしょうか。
風水では「観葉植物は悪い気を吸い取ってくれて、良い気を呼び込んでくれる」としています。これは、植物が呼吸をすることから由来しています。
造花やブリザーブドフラワーなど人工的に作られた花や植物でも無いよりは良いのですが、生きている植物を飾る方が効果は大きいのです。ただし、ドライフラワーは「死んだ花」とみなし、運気を落としますので飾らないようにしましょう。
出典：HORTI
このように、もともと生きていたとしても枯れてしまったまま放置していたり、ホコリにまみれた状態だったりすると逆によくない物事を引き寄せますので注意しましょう。枯れてしまった植物は早めに処分し、新たな観葉植物に買い替えて飾ってください。
玄関に観葉植物は欠かせないアイテム
気は玄関から家の中に入ってきます。玄関から入ってきた外の気は、そのまま家の中心に向かって流れていきます。その通り道に観葉植物を置くと、入ってきた気を強めることができるのです。
ただ、いくら観葉植物を置いたとしても、玄関に靴が脱ぎっぱなしで散乱していたり、使わないものが置きっぱなしだったり、砂やホコリで汚れていたりすれば効果はありません。整理整頓ができないのであれば、観葉植物も置かないほうが良いという場合もあります。
玄関はなるべく綺麗にして、どんどん良い運がはいってくるように家族にも声をかけながら整えましょう。
もしかしすると、マンションやアパートなどで北向きの玄関の場合、あまり光が入らず植物をうまく育てられそうにないと思われるかもしれません。しかし、蛍光灯の光でも育つ丈夫な品種もあるため、北玄関の方は、暗くても育つ観葉植物を選んで飾りましょう。
また、帰宅した際に目に入るグリーンは、疲れを癒してくれる効果もあります。仕事から疲れて帰ってきて、玄関に緑の観葉植物があるとホッとすることでしょう。お店の方と相談して、あなたに合った観葉植物を置くようにしてください。
気の流れに沿って観葉植物を置く
玄関から入ってきた気は、家の中心へ向かって流れてそのまま突き当り、その後１階をめぐり階段から２階へと流れていきます。
この玄関から対面までの間に観葉植物を置くと、気の流れをより強くする後押しになるのです。
もし、この流れの途中にトイレやお風呂などの水回りがあると、気の流れを弱めてしまいます。そのような間取りの場合は、特に観葉植物を置いたり、花を飾ったりして植物からのパワーをもらって補強してください。
鬼門にお勧めする観葉植物
家相には「鬼門（きもん）」という考え方があります。鬼門は家の中心からみて「北東の方位」にあたります。
「鬼門（北東方位）」や家の形状で引っ込んでいる「欠け」にあたる部分は気が乱れます。ここに観葉植物を置くと気の流れが落ち着くのです。特に、気の流れが乱れやすい北東方位は竹、笹など節がある植物との相性が良いので「ミリオンバンブー」を置くと良いでしょう。
出典：ブルーミングスケープ
ミリオンバンブーは開運竹、萬年竹などとも呼ばれる観葉植物です。台湾や中国では縁起の良い植物とされ、お祝いの贈り物などに使用されています。どうしても置くスペースが無い場合や、ちょうどいいミリオンバンブーが見つからないときは、竹炭や竹製の花器やオブジェなどを置くのもおすすめです。
また「魔よけ」という意味では、葉先がとがった植物も良いでしょう。裏鬼門と呼ぶ南西にもおすすめです。
観葉植物は何個くらい置けばいいの？
観葉植物の数に制限はありません。スペースに合った大きさで置けるだけおいても良いものです。基本的にはどの方位に置いても吉とします。
ただ、部屋の中心に１つだけ置くことは避けてください。「困」という字があるように、四角い部屋の中に１つの木を置くと何らかの問題が出てきてしまいます。観葉植物を置く際は、なるべく２つ以上置くようにしましょう。
どこにどんな風に置けばいいの？
特にキッチンやトイレなどの水回りはマイナスの気が漂いやすいところです。そこに観葉植物を置くと気のバランスを整えてくれます。また、テレビの横など電化製品の近くにもなるべく置くようにしましょう。自然に目に入るグリーンが電磁波で疲れる目を癒してくれます。
飾る際には、気を乱してしまう火性質を持つプラスチック製のポットではなく、落ち着いた土の気を持つ陶器製のポットに入れてください。
観葉植物を置くと運気がアップし気持ちも癒される
観葉植物は風水や家相に関する運気アップ効果はもちろんですが、生活の癒しとしてもみずみずしいグリーンが視界に入ると明るい気持ちにしてくれます。部屋のアクセントとしてもおしゃれです。
購入する際も手に入りやすく、置くだけなので簡単で、場所に制限もありません。風水初心者の方には実行しやすい開運法ではないでしょうか。
特に置いてほしい場所としては下記のとおりです。
- 玄関
- 気の通り道
- 寝室
- トイレ
- 子供部屋・仕事部屋
玄関や気の通り道については先ほどお伝えしましたので、3番目の寝室から下の部屋について解説をしていきます。
寝室に置く観葉植物
寝室については、人は寝ている間に良い気を蓄える性質をもっています。そのため、寝室の気をきれいなものにしてもらうために空気清浄作用のある観葉植物を置くことをおすすめします。
さらに安眠効果も期待できます。ただし、多すぎるとジメジメしてしまうため要注意です。大きさにもよりますが、多くても２～３鉢くらいにとどめておきましょう。
トイレに置く観葉植物
トイレは水を使う場所でもあり、不浄の場といわれるところです。そこで、悪い気を吸ってもらい、良い気を出してもらうために観葉植物に助けてもらいましょう。
子供部屋や仕事部屋に置く観葉植物
子供部屋や仕事部屋については、集中力と効率化を上げるために置きます。行き詰まりを感じやすいスペースに成長の気を持つ植物があると発展を支えてくれるのです。
まとめ
近頃では、100円ショップにもかわいい観葉植物が販売されていたり、デスク用の小さなサイズがたくさん増えたり、気軽に取り入れやすくなってきました。人工的なオブジェでも少し効果はありますが、できれば生きている植物を選ぶようにしましょう。
生の植物だと水やりなどの手間はかかりますが、育てる楽しさも加わってさらに開運効果と癒しが得られます。
ここまで述べてきたようにいろいろな意味で効果がありますので、ぜひお気に入りの観葉植物を見つけて飾ってください。
家相（間取り）が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相（間取り）を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。
