家相や風水を用いると使い勝手が悪くなるという誤解を手放すと、人生が変わりはじめる

「家相を取り入れると、間取りが不便になるから……」
そう建築関係者に言われて、迷ったことはありませんか?

実はこの言葉、よく聞くのですが、その多くは【誤解】からきています。
そして、この誤解によって、本来得られるはずの「安心」や「快適さ」を手放してしまっている方が本当に多いのです。

家相=使い勝手が悪い? それって本当?

たしかに、家相や風水を取り入れようとすると、考えるべきポイントが増えます。
玄関の位置、トイレやお風呂の方角、建物の形、周囲の植栽や門の配置など考えることが多くなるのは事実です。
でも、それは【制限】ではなく、家を住むだけで運気が上がり人生をより良い状態に【整えるための視点】です。

むしろ、家相や風水の本質は「自然と人が共に豊かに生きていく」ことにあります。
だからこそ、家相や風水にこだわって設計した家に住んでみると使い勝手が良い家になるのです。

鑑定の際に、何を重視して良い家と判断するのかをお伝えすると、皆さん必ず「なるほど!おっしゃる通りです」とか「図面だけ見ていたら気づけませんでした」「忘れていましたが大事なことばかりですね」とおっしゃいます。

家相や風水の知識が、何千年と受け継がれてきた理由は、単なる言い伝えや迷信などではなく、理にかなっていて、先人が伝えてくれている大切な知恵だからです。

■ 実際に不便な家とは、こんな家です

  • 玄関が道路から大きく迂回しないと入れない

  • トイレがリビングや玄関の真正面にある

  • 日当たりの良い場所に水回りが集中している

  • 客間に行くのに必ずリビングを通らないといけない

これらは、家相か風水以前に「生活動線として配慮されていない家」のことです。

たとえば、「玄関が道路から大きく迂回しないと入れない家」の場合を見てみましょう。

◎実際の生活で起こること:

  • 来客が迷いやすく、初めて訪れる人にとって非常にわかりづらい

  • 毎日の出入りに余計な動線が生まれ、ストレスを感じる

  • 荷物の搬入や宅配便の受け取りなども一手間かかる

◎何が悪いのか:

  • 「動線のねじれ」は暮らしの効率を悪化させ、時間とエネルギーを奪う

  • 家の「顔」である玄関が分かりにくいと、外部との良縁が入りにくくなる(=風水的には「運気の入り口」が乱れる)

  • 無意識に「まっすぐ進めない=物事が回りくどい」と感じるような心理状態を生む

  • 高齢者や子育て中の家庭では移動の負担が大きくなり、事故リスクも増加

このようなことが言えます。

これらの例が示すのは、「不便=少し面倒」では済まされないことです。
動線の違和感、視覚的ストレス、プライバシーの欠如、そして気の乱れが起こります。
それらはすべて、心と体に少しずつ蓄積し、運気や人間関係、健康面にまで影響を与えていきます。

家は1日の疲れを癒す休息と次の日に活動するためのエネルギーを充電の場所です。
だからこそ、見た目やデザイン性だけではなく、住まう人の動き、心理、そして気の流れに寄り添った設計が求められます。デザイン重視の設計士や工務店の言う事に惑わされないように注意してください。

家相や風水は、単なる【迷信】ではなく、こうした不便を未然に防ぎ、暮らしを豊かにするために生まれた【生きる知恵】なのです。

「家相を取り入れたら不便になる」と言われる背景

家相や風水を取り入れたら不便になるといった意見が出てくるのは、
・土地や周辺環境との調整を無視して家相や風水を優先してしまう
・知識不足の鑑定士や工務店が、自己流の判断で無理な間取りを採用してしまう
この2点が大きな原因です。

本来の家相や風水は「自然環境を踏まえて、現実と調和しながら整えていく」ものです。
自然も土地も、人の暮らしも【同じ方向】を向いてこそ、運気が上がる家ができるのです。この考え方を持っていない鑑定士や設計士が、単純に東や東南に玄関を設ければうまく行くとか、鬼門・裏鬼門に水回りを配置しなければそれでいいと考えていることが、そもそも家相や風水に対する印象が悪くなっている原因だと私は考えています。

なぜ家相や風水を取り入れた家は、暮らしやすくなるのか?

風水は中国で4000年前に生まれた環境との共存学
家相は日本の気候や風土、九星気学と融合して生まれた住まいの智恵です。

昔の人たちは、時計を見ずとも時刻を知り、カレンダーがなくても季節の移ろいを感じていました。
それは自然の流れと共に生きていたからです。

家相や風水とは、その自然の流れに逆らわず、むしろエネルギーを取り込むことで、無理なく、健やかに暮らすための設計思想なのです。

理想の家づくりに必要な7つの視点

実際に現代でも、家相を取り入れて「使い勝手がよく、快適で、運気も上がる家」を建てることは可能です大切なのは、自然の理と、暮らしの現実とのバランスです。

ここでは、家相的に理想の住まいをつくるための基本を7つにまとめました:

  1. 土地選びから始まっている: 変形地や突き当たりの土地は避ける

  2. 光と風を迎え入れる: 東〜南の採光で発展の気を取り込む

  3. 土地に呼吸させる: 通気性のある基礎で、エネルギーの流れを妨げない

  4. 程よい「張り」で運気を呼び込む: 出すぎず、引っ込みすぎず安定した形の家にする

  5. 「欠け」が多い家は要注意: 欠けた方位ごとに運気がダウンは確実に起こる

  6. 家の中心はエネルギーの要: 廊下・階段・収納・トイレ・中庭は中央を避ける

  7. 火と水の配置に注意: 北・南・西の方位は避けて整える

この7つを意識するだけで、自然の流れと調和した幸せを育む家を創ることができます。

まとめ:自然に背を向けた家は、人を幸せにしない

人間は自然の一部であり、その流れに抗って生きていくことはできません。

家相や風水は、「自然に合わせた暮らし」を実現するための設計図です。
それは決して迷信ではなく、時代を超えて残る生き方の知恵です。

だからこそ
「家相は使い勝手を悪くする」という言葉を鵜呑みにせず、「どうすれば自然と調和しながら、暮らしやすく整えられるのか」
その視点から家づくりを見直してみてください。

それはきっと、あなた自身の人生にも、そして、これからその家に住む家族、転居する場合はその後に住む誰かの人生にも心地よい風を運ぶ選択になります。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。