「この家、何かがおかしい。あなたは、この間取りの「謎」が解けますか?」という違和感からスタートする「変な家」という不気味な作品が映画化されましたが、先日知り合いの不動産屋さんからあの映画を見て気になる家があると相談をされました。
以前は賃貸にしていたけれど、いまは売りに出している物件で、これまで入居したご家族が揃いにそろって、生活が安定していなかったり、近隣住民と問題を起こしたりかなり深い問題を抱えているというのです。
気になったので図面や写真を見せてもらいましたところ「変な形で変な間取りの家」でした。
このページではその変な形で変な間取りの物件が、家相・風水の観点からどのような物件なのか解説します。
家の真ん中に廊下で囲まれた陰の気が強い部屋がある
不動産屋さんが気になったと言って持ってきた物件の間取り図はこちらです。
違和感を感じるのは丸で囲った玄関を入ってすぐにある廊下に囲まれた窓のない和室です。
廊下に面している障子を開ければ、南東側の廊下にある窓からの光は入りそうではありますが、かなり暗い部屋であることは予測ができます。
11畳のリビングからの写真を見るとこの和室の暗さは一目瞭然です。
部屋への入り口のはずが「押し入れ」かと思うくらい真っ暗です。廊下に窓があり明るい分、中央の部屋の暗さがより引き立っています。
間取りによる気の流れの停滞
自然光が入らない部屋は、陰の気が強くなり、陽の気が不足します。これにより、家全体の気の流れが停滞しやすくなります。
家の中心部は、家全体の気のバランスを保つ重要な場所です。ここに陰の気が強い部屋があると、家全体の気のバランスが崩れやすく運気が停滞します。
健康への影響
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- 自然光が入らない環境は、住む人の精神状態に悪影響を与えることがあります。気分が沈みやすく、ストレスが増える原因となることがあります。
- また、湿気がこもりやすく、カビやダニの発生リスクが高まるため、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります
生活の安定に対する影響
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- 家の中心部が陰の気で満たされていると、住む人の心の中心に深い闇を抱えることになります。外には出せない悩みや不安を抱え、生活が不安定になりやすいため精神的につらい状況になりやすい家です。仕事や人間関係においてもトラブルが増える傾向があります。
- 特に、これまでこの家に住んだ人々の生活状況が安定せず、周囲の住人との関係性が悪いという事実があるということは、その原因の一つがこの間取りにあると考えられます。
家の形が悪いことによるトラブル
この家は形がとても悪く凶作用が多く発生する家です。黄色で色づけた部分が「欠け」と言われるエネルギーが不足しているため凶作用を引き寄せてしまう部分になります。方位でいうと北東、東、東南、南、南西が欠けている状態です。
簡単に言うと血縁関係との関係が悪く、将来に希望が持てず、周囲との協調性がなく、貯蓄力も働く基盤力もなく、そこから抜け出す知恵もアイディアも浮かばない、そしてお金もないといった大変残念な家といえます。
また車庫が家と繋がっている構造で、いわゆるインナーガレージになっていることも家相鑑定では大凶の物件と判断します。インナーガレージが凶相と言われる理由は、車庫部分がコンクリート構造のため冷えるからです。家の中に冷えて暗い領域を作ってはいけません。特にガレージの上のは床下が冷えることから、この部屋を使用する人は健康上の問題が出やすくなります。
特にこの家の場合は南に冷たくて暗いガレージがあることによって、感情的なぶつかり合いが起こったり、首から上の不調に見舞われたり、時には訴訟問題を抱える可能性もあります。
家と住人のエネルギーは共鳴し引き合う
この家に住んだ人に問題が多く発生していて、不動産屋さんがこの家が原因なのかも?と気づくくらいトラブルが多いということについては、上記で解説した通り予測通りだということがご理解いただけたかと思います。
この家にその家族が入居したからそうなるということもありますが、そういう状況の家族だからこの家を借りて生活をしていたとも言えます。
家はエネルギーを持っていて、その家とエネルギーが合う家族じゃないと縁がつながらないので、入居したいと思わないし、引っ越すことにならないのです。
おそらくこの家を退去したご家族は、その後に住んでいる物件もかなり家相や風水が悪い家を選んでいることでしょう。同じような状況で引き寄せる家だからです。つまり、引っ越しても同じような悩みや苦労を抱え状況は好転していないだろうと予測ができます。
変な家で変な間取りはやっぱりトラブルだらけ
家相や風水の観点から、家の中心部に自然光が入らない部屋がある間取りは非常に好ましくありません。自然光が入らないことで陰の気が強くなり、家全体の気のバランスが崩れる原因となります。
このような家に住むと、誰かに相談することもできない悩みや苦労を抱え、健康面や精神面に悪影響が及び、生活が不安定になりやすいです。家の形も悪くあらゆる面で問題が発生する家といえます。
実際に、歴代この家に住んでいた方々は、生活状況が安定せず、周囲の住人との関係性も悪いことが多かったということが、この家のエネルギーの悪さを実証しています。
改善策はあるのか
これだけ悪いと物件に改善策があるのかというと正直に申し上げて、壊して建て直したほうが良いです。少し増築したり改築したりするだけでは手に負えないくらい悪い状態だからです。
この家は築年数が50年近い物件ということと、立地環境は落ち着いた住宅街で問題がないため、このまま住むことは考えず、土地代だと思って購入したのちに更地にして、家相を整えた家を建てることをお勧めします。
どうしてもこのまま住む必要があるなら、掃除を徹底し、暗い和室に自然光を取り入れるよう障子を外して生活をしたり、難しい場合は室内照明で明るくする工夫をしたり、影響力は小さいですが、観葉植物の設置などで気の流れを改善するなどは必ず行ったほうが良いです。
ただこのような対策では、凶作用は軽くはなりますが根本的な解決には至りません。どうしても家のエネルギーによる凶作用は出てしまうので、このような物件への入居を検討されている場合は「選ばない」「入居しない」ということが対策になります。
まとめ
家の真ん中に廊下で囲まれた窓のない和室がある「変な間取り」の家が、家相や風水の観点からどれほど問題のある物件であるかを詳しく解説させていただきました。
とても影響力が大きい家の形の張り欠けの考え方から判断しても、欠けという凶作用が出る範囲がとても広いことからトラブルの多い物件です。
次に影響をする間取りからみても、中央に自然光の入らない和室があり、陰の気が強い配置であるため、解決策に経費をかけるよりも、壊して新しく建てたほうが良い物件です。
やはり、変な形の変な間取りの家は、家相や風水の観点から見ても非常に悪い物件であり、住む人々に多くの問題を引き起こす原因でした。
このような物件への入居は絶対に避けてください。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。