家を新築したり、リノベーションしたりする際に、いろいろな設備をどこに配置したらいいのか迷うことがあるのではないでしょうか。電気温水器やエコキュートの本体や室外機など、室外に設置する設備もその家に住む家族の運気に影響を与えます。

これらの設備が運気を左右するなら、運気が上がる場所に設置したいのではないでしょうか。特に貯水する電気温水器やエコキュートは、設置位置によって金運を下げることもあります。

このページでは、室外に置く設備について、家相鑑定上の見解をお伝えします。

電気温水器とエコキュート

最近はオール電化で、電気温水器やエコキュートを使用してお湯を沸かしているご家庭が増えました。

電気温水器は、貯水タンクの中にヒーターがあり、その熱を利用してお湯を沸かします。それに対して、エコキュートは、エアコンに使用されている技術を使い、空気の熱でお湯を沸かす電気給湯器です。

エコキュートは、電気温水器と比べて省エネルギーでお湯を沸かすことができるため電気代が安く済みますが、外気を取り込む室外ファンを設置しなくてはなりません。初期投資の面でみると、エコキュートの方が高くなりますし、室外機の設置場所も必要です。よく検討して選びましょう。

電気温水器もエコキュートもどちらも貯水して電気を使用し、お湯を作ります。つまり、給湯設備の中は水が満ちているのです。そのため、設置位置を考える際には、「水の性質を持つもの」として考えます。

これらは、水の性質を持つため、適切な場所に設置しなければ金運を下げてしまったり、家族間にもめ事を引き起こす原因になったりしてしまうのです。

水と相性の良い方位

何かを設置したり、間取りを考えたりする際には、方位と性質の相性を見ることで運気を上げることができます。逆に相性が悪いと運気を下げてしまうので注意が必要です。

上図は五行図(ごぎょうず)といい、方位と性質の関係性を表しています。五行とは、世の中すべての物事を木・火・土・金・水の5つの性質に分けて考える思想です。

緑色の矢印は相性といい相性(そうじょう)の良い関係性、黒い矢印は相剋(そうこく)といい相性の悪い関係性を示しています。

金運を左右する西方位

大量の水を貯める電気温水器やエコキュートは、水の性質を持つ設備です。水と相性の良い関係性は、木の性質を持つ「東と東南」金の性質を持つ「北西」になります。これらの方位に設置すると相性が良く、住む人の運気を上げてくれます。

ただし、水と金の性質は相性が良いのですが、西には設置しないようにしましょう。西に水の性質を持つものを設置すると金運を下げてしまうからです。

西は金運を左右しますが、ここに水に関するものを置くとせっかくの金運を水で流してしまいます。西には水に関するものを置かないにしましょう。金魚やメダカの小さい水槽を西に置いただけでも出費がぐっと増えます。注意してください。

貯水する機器である、電気温水器やエコキュートは、西を外した水と相性の良い方位である「北西、東、東南」に設置しましょう。

精密機械を置くと壊れやすい場所とは

電気温水器、エコキュート、室外機などの精密機械は、鬼門線(きもんせん)上に置くと壊れやすいので注意しましょう。

鬼門線とは、北東と南西の中心を結ぶ1本の線のことをいいます。下図ではグリーンの線が鬼門線です。

鬼門とは「鬼が出入りする門」と例えられるように、気の流れが激しい場所です。なぜ、このように考えるのかというと、家相を鑑定する際に用いる十二支の配置に理由があります。

家相を鑑定する際はこのような盤を使って判断していきます。

360度のうち、30度に1つずつ干支が配置されているのがお判りでしょうか。この盤面で東北には丑と寅が配置されています。丑は草食動物で角があり、寅は肉食動物で牙がある生き物です。地球上の生き物で角と牙を両方持ち合わせているものはいません。しかし、鬼は両方を持ち合わせています。

そこで、丑と寅の配置されている「東北には鬼がいるから注意するように」と言い伝えられてきました。

実際に、東北はあまり太陽の光が当たらず、風通しもあまりよくないため、暗くジメジメとしやすい方位です。そのため、水回りの設備を配置すると換気がしづらく、カビが繁殖しやすいため衛生管理上、ほかの方位よりも気を使わなくてはなりません。

特に鬼門線は、東北と南西の中心を結ぶ線なので、パワーが強いところです。そして、鬼門線を境にいろいろな切り替えが行われるため気が乱れやすくなっています。

例えば、土地の吉凶を見る際には、北と西は高く、南と東は低いほうが栄えると考えます。このとき、土地の高低の吉凶を見分けるのが鬼門線です。また、1年の切り替え、朝と夜の切り替え、季節の切り替えなども鬼門線で行われます。

鬼門線上はたくさんの切り替えポイントが集約され、気の流れが激しく乱れている場所です。

その影響として、精密機械を置くと乱れた気の影響を受けて壊れやすくなってしまいます。家の中でも同じようにテレビや冷蔵庫、洗濯機などの機械類は鬼門線上に置かないようにしましょう。

実際に我が家では、鬼門線上に置いていた炊飯器が2年~3年ごとに壊れました。しかし、置き場所を変えてからは壊れていません。気の流れが強い鬼門線上は、電化製品や機械類を置かず静かにしておいたほうが無難です。

このようなことから鬼門線上は機器が壊れやすいので、電気温水器、エコキュート、エアコンの室外機なども鬼門線のライン上からはずして設置するようにしましょう。

まとめ

貯水して電気でお湯を作る電気温水器やエコキュートは水に関する設備です。

金運に影響がある西の方位は、水に関するものを置いてはいけません。金運を水で流してしまうからです。水に関する設備と相性の良い東、東南、北西に設置しましょう。

これらの方位に設置できない場合でも、鬼門線と言われる東北と南西の中心を結ぶライン上に置くと壊れやすいので避けてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。