家を建てるときに、悩むことのひとつに「収納スペースの確保」があります。いろいろと悩んだ末、念願の家が完成したばかりの人に、後悔した個所をリサーチすると真っ先にあげられるのは「収納の少なさ」です。

このような事情もあり、近頃は主寝室の横に「ウォークインクローゼット」を設置することが多くなりました。

とても便利なウォークインクローゼットですが、このスペースに衣類やカバンなどをゴチャゴチャ詰め込んだり、不要なものをため込んだりするのは、控えるようにしましょう。その方位のマイナス(凶)作用が働くからです。

このページでは生活を向上させるために、上手に活用したい収納スペースについて、風水・家相の観点から解説していきます。

収納スペースの設置場所

家の中心にある収納は大凶

収納スペースを設置する方位として、避けてほしいのは家の中心部分です。家の中心部分とは、下図のように一辺を3分の1で区切り重なる部分のことをいいます。

中央部分

家相では、家の中央に光が入らないスペースがあると、外に出せない悩みや苦労をためこむ生活になるとしています。収納スペースは、普段使わないものをしまっておくスペースですから、扉がある場合は閉めた後、その中は当然真っ暗です。

ウォークインクローゼットの場合、普段は人の出入りがあまりありませんので、電気をつけることも他の部屋に比べて少ないでしょう。

もともと家の中央は光が届きにくく、暗くなりがちな場所です。そのため、階段や廊下などを配置して、部屋として活用されていない間取りが多くみられます。そのような間取りだと、ますます家の真ん中に光が届きません。そして、常に家の中心に暗がりがある状態になります。

つまり、「家の中心が真っ暗闇=悩みや苦労が中心の生活になる」ということです。

このような観点から考えても、家の中心に暗い場所は作るのは控えるようにしてください。家の中心は明るくして、家族みんなで使用する部屋をおきたい場所なのです。

クローゼットが家の真ん中にある場合の対処方

家相は先人の生活の知恵を住まいに活かす方法ともいえます。いろいろと経験し考えられてきた結果、家の中心に暗がりがあると悩みや苦労を生み出しため込んでしまうとして、避けてほしい配置であるといっているのです。

すでにそのような間取りになっている場合は「照明を明るくすること」「換気がしっかりできるように工夫すること」が大切なポイントになります。

照明がない場合、日中はドアを開けておいてください。また、コンセントがある場合は、小さな豆電球の非常灯を付けることで対処できます。LEDの電球を使用すれば、年間の電気代は30円から40円ほどです。

鬼門(きもん)に収納を設置しても大丈夫?

一般に販売されている風水の本などでは、北東(鬼門)に収納スペースは良くないと書かれているものが多くみられます。しかし、家相の観点からみると北東方位にウォークインクローゼットや収納スペースを設けることは悪くはありません。

この違いは、風水は風の流れと水の流れを見ていくもので、家相は部屋の使用用途や配置による生活への影響を見ていくものだからです。

ただ、中を極力きれいにしておく必要があります。物を詰め込みすぎたり、乱雑に積み重ねている状態だと、やる気が起きなくなったり、停滞感を感じる生活になります。鬼門の考え方などから理由を解説していきます。

鬼門とは、北東方位のことを指します。その反対側の南西方位を裏鬼門(うらきもん)といいます。

風水は土地の風と水の流れを見極め、その土地が繁栄するかどうかを判断する思想です。良い悪いの判断する際に基準とするのが四神(しじん)思想です。

四神思想は、360度を東、西、南、北の4つ(各90度)に分け、それぞれの方位に守り神がいると考えます。そして、土地の高低差もこの90度で見ていきます。北と西は高いほうが良く、東と南は低いほうが良いとするのです。

北東(表鬼門)と南西(裏鬼門)の真ん中を結ぶ線を「運線(うんせん)または鬼門ライン」と呼びます。この1本の線を挟み土地の高低がどのようになっているのかを確認していきます。つまり、この線から土地の高低の良し悪しの判断が切り替わるのです。

切り替わりがある場所は、気が乱れます。鳴門海峡で、潮の流れが切り替わるところに大きな渦が生まれているようなイメージで考えてみてください。鳴門の渦のようにぶつかり合い気が乱れるところが運線(鬼門ライン)上なのです。

ですから、ここにゴミや不浄なものを置くと、家全体にその気がめぐってしまうということになります。もし現在、運線上にゴミ置き場があるという方は、少し場所を移動させるだけで家の中の空気がスッキリしますので、試してみてください。

このように、運線(鬼門ライン)上は、きれいに整えておかないと家全体の気が乱れるため、物をため込みやすい収納は鬼門に配置しないようにといわれているのです。ですから、換気をしっかりとし、不要なものを乱雑にため込みすぎなければ、鬼門にウォークインクローゼットを配置しても問題はありません。

安全な収納配置方位

また、間取りの注意点として、衣類や物をたくさん収納する傾向にあるクローゼットは、キッチンの近くには配置しないようにしましょう。

もし火災が起きた際に、焼失しやすいからです。また、衣類は湿気を吸いやすくカビやダニ、ほこりを集めやすいものもあります。衛生面で考えても、キッチンからは離して配置することをおすすめします。

収納の場所は東、東南、南を避ける

東は朝日が昇る方位です。太陽は、東から東南を通り、南へと昇っていきます。このように、東から東南、そして、南に向かう位置は、発展的で前向きな光が入る大切な場所です。

 

この場所をクローゼットでふさいでしまうと、家の中に発展の気を入れることができません。積極性を失い、チャレンジ精神に乏しく、前向きな考え方ができなくなります。

 

東から南にかけては、クローゼットを配置したり、壁一面でふさいでしまったりすることの無いように注意しましょう。なるべく窓を取り、明るい日差しを家の中に取り込めるよう間取りを考えるようにしてください。

収納スペースの理想的な面積

風水や家相を気にして作った家であったとしても、収納スペースが少なく、生活していくうえで不便さを感じてしまうようでは残念です。それでは、理想的な収納スペースは、床面積に対してどのくらいあればよいのでしょうか。

一般的には、床面積に対して約10%前後だとされています。しかし、それでは実際に生活してみると少ないことがあります。

十分といえる割合は床面積の13%以上です。30坪の家の場合なら、約13坪(7~8畳)くらいのスペースを家の中心部分以外で確保するようにしましょう。

収納スペースで運気を上げるには

収納はたくさんものをしまえることを意識して設置するスペースです。しかし、収納スペース内が汚れていると、家の中にゴミの山があるようなものです。

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そのような状態では、良い気(幸運)がやってくるはずがありません。風水を気にする人は、玄関の掃除を意識して積極的に行う方が多くいらっしゃいます。しかし、クローゼットの状態は見落としがちです。収納スペースも良好に保つように心がけましょう。

特に窓のない収納スペースは、気が停滞してしまいます。風水は気の流れを大切に考える思想です。循環させなければ運気を上げられません。特に換気に気を配りましょう。

また、パントリー(キッチン収納)や押し入れなどの収納スペースにおいても、ものを詰め込みすぎると気の流れる余白スペースが無くなってしまいます。

食料品やトイレットペーパーなどの買い置き(ストック)は、必要最低限に抑えるようにしましょう。1つ使ったらまた1つ買い足すくらいがベストです。特売日にたくさん買い込んで、結局使い切れなかったり、スペースが買い置きの品物で占領されてしまって使いづらくなっていたりするようでは元も子もありません。

整理収納の観点と風水の観点は一致する部分がありますので、収納の扱いを見直して運気アップに活用してください。

まとめ

まずは、収納スペースはどこにあったとしても、できるだけ整理整頓してスッキリさせてください。詰め込みすぎは気の流れを悪くしてしまいます。

家の中央部分に設置されている場合は、家の中心に暗がりがあるということになります。これは、その家の生活の中心に暗いものごと(悩みや苦労)をため込む生活になっていることを示しています。

もし、現在お住まいのご自宅の中央に収納スペースがある場合は、日中電気をつけておくか、扉を開け放し日の光を入れるようにしましょう。これから収納スペースを配置する場合には、家の中央部分を避けてください。

また、収納スペースは鬼門に設置しても問題ありません。中が乱雑になることの方が問題です。「使わないものは死んだもの」と表現する風水師もいるくらいです。定期的に見直して、不要なものや何年も着ていない服などは処分するように心がけましょう。

このように、ついつい見落としがちな収納スペースも、意識して整理整頓し運気アップしてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。