年頃のお子さんが「いつまでも結婚しない」「結婚する気持ちがなさそう」「お付き合いしている人もいない」そんな状況は、もしかしたら家相が原因かもしれません。
結婚にかかわる家相の方位は、東南、南西、西、北です。今住んでいる家のこれらの方位の間取りが、どのような形状になっているかを確認しましょう。そして、自宅の結婚運についての現状を把握し、結婚に向けての対策を行いましょう。
良縁を呼ぶ方位を整え結婚運を上げよう
家の東南方位は、結婚に重要な「縁」にかかわる方位です。特に女性の結婚運に影響を与えます。下の図面のように東南(黄色く示した部分)が引っ込んでいる(欠けている)家はいわゆる「行き遅れ」の家相になります。
それでは、あなたのご自宅の家相を確認してみましょう。
家全体の方位を確定しましょう
家相の判断には、最初に家の中心をしっかりと確認することが大切です。中央がズレていると鑑定結果が変わってしまい、対応策が的を射たものになりません。
住んでいる家の1階平面図を用意してください。もし、マンションやアパートなどの場合は、部屋の間取り図でかまいません。家の図面が用意できたら、下記の工程で中心を確定してください。
- 図面をA5サイズ以下に縮小コピーをしましょう。
- 外周を切り取りましょう。(ベランダやポーチなど外気と接している部分は削除)
- 切り取った図面を先のとがったものの上にのせてバランスを取りましょう。
- バランスの取れたところを中心に定め、しるしをつけましょう。
- 中心から東西南北の4つの方位を見つけましょう。(スマートフォンのコンパス機能などを使用)
- 北と南、東と西を結ぶ線を書き入れましょう(正中線(せいちゅうせん)という)
- 東西南北それぞれ15度ずつずらした線を書き入れましょう。これで東、西、南、北のそれぞれ30度、北東、北西、南東、南西の60度が出せました。
結婚運を左右する間取りチェック
まずは、あなたの住んでいる家の間取りが、どのようになっているか確認しましょう。
引っ込んでいる所は、パワーが弱かったり、無かったりする場所になります。ほかの方位に比べて面積が少ない部分が、結婚運を左右する東南、南西、西、北にありませんか。
もし、結婚運を左右する東南、南西、西、北の面積が少なかったら要注意です。観葉植物や花を置くなど対処する必要があります。
なお、それぞれの方位の担当するパワーは下記のとおりです。
- 東南…結婚、縁談、恋愛、交際
- 南西…主婦、母
- 西…恋愛、悦び(よろこび)、夫婦円満
- 北…縁談成立、結婚、人間関係
家相が結婚に与える影響
方位にはそれぞれ影響を与える事柄があり、家の形状が引っ込んでいたり、水回りの設備が集中していたりすると、その部分のパワーが弱まります。
つまり、その方位の力が発揮されず、凶作用となり現象として現れてしまいます。
上記のように結婚に関係する方位は、1か所ではなくいくつかあります。それぞれの方位の影響が複雑に絡み合って、現象として住む人に影響を与えていくのです。
たとえば、その家の主婦や母としての役割などを判断する方位である南西が欠けていて(引っ込んでいる)、主人や仕事について判別する方位である北西が張っている(出っ張っている)家に住んでいるとします。
南西が欠けていると、母親や主婦としての役割を果たすことができません。また、北西が張っているとその家の主人の力が強いか、生活の中で仕事を意識する割合が大きいことを意味します。
つまり、この家に住む女性は、仕事を一生懸命に頑張っていて、主婦業はあまりしたくないと考えている人か、もしくは、家事があまりできないくらい仕事が忙しい人であるといえます。
信じがたい話かもしれませんが、住んでいる人の現状と家の形状はリンクするのです。
その理由は家もエネルギーを持っていて、あなたとの波長が合うからこそ、その家の間取りや形状が良いと思い住みたいと考えるからです。あるいは、その家に住んだことによって、家相と一致した生活へと促される場合もあります。
このことは、いくつもの事例において共通しています。一人暮らしの女性から結婚したいが良縁に恵まれないとのご相談があった際に、自宅を確認すると必ず、東南、南西、西、北に問題がある間取りに住んでいるものです。
たとえば先ほどの間取りをもう一度見てみましょう。
東南が引っ込んでいて(欠け)、西に火と水を使うキッチンがあります。西は恋愛に影響する方位です。ここに火と水の葛藤が生まれますので、誘いが多く出費もかさむことになります。
しかし、これらの交流は、結婚に結び付くようなものではなく、遊び仲間といったところで終わってしまうといったお付き合いばかりでしょう。
家相は住んでいる期間中に影響を与えるものです。このような間取りにお子さんが一人暮らしをしている場合であれば、ほかの間取りの物件へ引っ越すと問題が解決します。また、実家暮らしの場合は、改装することで運気を変える事は可能です。
結婚したいと思えない家相
次に、結婚する気になれない物件を見てみましょう。特に結婚運や人とのご縁を呼ぶ東南方位を重要視していきます。
出典:間取りデータバンク
この間取りだと、東玄関で明るい発展の気が入ってきますが、東南が大きく引っ込んでいる(欠け)ので、結婚運のない家相です。
また、中央に階段があります。家相は家の中央に階段、収納、トイレがあると凶相と判断するのです。この状態は、家の中央に暗がりができることにより、家庭の内部にいろいろと外に出せない問題があると推測します。
さらに、相続を担当する北東方位にトイレとシューズクロークがあり、土間となっているため居間に比べ冷えやすい領域となっています。親族や親子関係に問題があると思われます。
これらのことから、この家に住む子供(特に長女)は、結婚に対して夢を持てず、とても冷静で結婚しようという意欲がわかないでしょう。
結婚運アップへ向けた風水改善策
プランニングの段階の場合は、上記の間取りのようなシューズクローク部分を削り、玄関を張り出させて張り(吉)にするなど、形状を良い家相になるように変更することをおすすめします。
すでに住んでいる場合は、以下のことで軽減させてください。
- 東南に花や木を植える
- 玄関の掃除を欠かさない
- 玄関内に花や木の絵やポスターなどを飾る
- 観葉植物を置く
- 玄関マットを敷く
- 照明を明るくする
- 風通しを良くする
- 盛り塩をする
- 東南に別棟や車庫を作る
家相はその家に住まなければ影響が無くなります。年頃のお子さんがいらっしゃって、婚期が気になっている親御さんの場合は、一人暮らしをさせて現在住んでいる実家の家相からの影響を断つのも一つの方法です。
何人かお子さんがいらっしゃって同居している場合は、改築することも検討されると良いでしょう。また、スペースがあるようでしたら、その部分に別棟として車庫や倉庫を建てると凶作用を回避できます。
一人暮らしをしているお子さんの場合は、現在の間取りを確認し、東南、南西、西、北が欠けている(引っ込んでいる)場合は、引っ越しを検討しましょう。
家相における結婚運の見解
雑誌などを見ているといろいろと結婚運を上げる方法が載っています。
- ピンク色を基調にした部屋にすると結婚や恋愛の運気が上がる
- 花柄や四葉のクローバーのモチーフを用いると良縁に恵まれる
- 縁結びの神社にお参りに行く
しかし、住んでいる家が結婚運のない東南、南西、西、北に問題のある家相の場合は効かないでしょう。特に結婚やご縁を左右する東南欠け(引っ込んでいる)だったとしたら、このようなことで結婚運を上げることはできません。これらの方法は、東南が欠けていない家に住んでいる場合はある程度有効でしょう。
まとめ
まずは、現在住んでいる家の結婚運をチェックしてください。東から東南が引っ込んだ形状の家になっていませんか?
そして、問題が見つかった場合は、上記の「結婚運アップへ向けた改善策」を施すことで軽減させることはできます。しかし、根本的な解決を目指すのであれば、改装する、別棟を建てる、引っ越すなどの方法を検討しましょう。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。