自分の仕事運アップを気にする方からのご相談だけでなく、奥様から旦那さんの仕事運をあげるためにどうしたら良いのかとご相談をいただくことが多くあります。一般的に、ご主人は一家の稼ぎ頭です。しっかり稼いでもらうために、奥さんとしても気になる所なのでしょう。
また、フリーランスでお仕事をされている女性から、仕事運アップについてご相談をいただくこともあります。仕事運アップのためには、どの方角にある部屋を使用すればよいのでしょうか。
家の吉凶を見分ける家相学のベースとなる九星気学風水は、もともと戦国武将や国を動かすリーダーたちが、勝負に勝つたり、良りよい状況をつくったりするために使用していた学問です。そのため、事業の拡大や成功、ライバルとの勝負の際に、九星気学風水の知恵を使用すると、思い通りの結果を手にすることができます。
そこで、このページでは、九星気学風水を取り入れて、仕事運を上げるには、具体的にどんなことを避け、なにをしたら良いのか、仕事運をあげるポイントをお伝えします。
仕事運アップのための部屋選び
書斎や仕事部屋をしっかりと設ける場合、何を求めるかによって適切な位置は少々異なります。
一般的に書斎や仕事部屋と言えば、ご主人が使用されるイメージではないでしょうか。主人の部屋に最適な方位は北西です。北西には、充実、完成、達成の気が満ちています。ですから、この位置に書斎や仕事部屋を設けると、完成させたい物事がしっかりと仕上がるのです。事業運アップには北西が最もいい位置といえるでしょう。
女性でも北西の部屋を使用すると、物事が完成していきます。奥さんが主に北西の部屋を使用し、旦那さんがほかの部屋を使用している場合、奥さんがその家の稼ぎ頭になる可能性が高まります。
北西はいわば「事業運アップ」にとても良い部屋です。もし、これから「発展・繁栄・成長させたい」そんな時期にある場合は、「東」にある部屋もおすすめします。
そのほか「南東」は風に関連する方位なので、遠くの人とご縁を持ちたかったり、良い噂を広げたい場合は、南東も良いでしょう。仕事には信頼が大切です。南東は信頼性を高め、人間関係を整える方位でもあります。
プレゼンや講演活動などで、人前に出ることが多い仕事の場合は、「南」の部屋も良いでしょう。注目される、目立つ、地位、名声、アイディアなどが冴える方位は南だからです。夏場は暑くて大変だとは思いますが、検討しても良いのではないでしょうか。
このように、ひとことで「仕事運」と言いましても、求める内容によっては、書斎や仕事部屋に良い位置は変化するのです。内容はさておきとにかく「仕事運を上げたい!」というのであれば、北西に仕事部屋を配置しましょう。
デスクの向きで集中力が変わる
フリーランサーの方で、自宅で仕事をしている人の場合、デスクの向きはとても大切な要素の一つです。どちらに向かって座るかによって、仕事の効率が変わります。
- 創造性や発展的なアイディアを形にしたい場合は、東向き
- 長文を読んだりじっくりと物事を考える必要がある場合は、北向き
- ひらめきやアイディアなど発想力が必要な場合は、南向き
- 遊びのセンスや飲食にかかわる物事を考える場合は、西向き
になるようにデスクを配置して座るようにしましょう。
また、部屋の出入り口に背中を向けて座っていると、背後からの動きに気をとられて集中できません。入り口に背中を向けない位置に机を置いてください。そのうえで、自分の仕事にとって、どの方位に向かって座ると良いかを考えてみましょう。
寝室を整えて1日の疲れをしっかり取る
仕事で満足のいく結果を得るには、健康にも注意が必要です。
疲れがたまっていると、仕事の能率が下がったり、良いアイデアがうかばなかったりしてしまいます。そうなると、元も子もありません。
しっかり休んで、1日の疲れを取り、心身ともにスッキリとした状態で、精力的に仕事に取り組むためには、寝室を整えることも大切です。
人は、寝ている間に1日の疲れを癒し、次の日に使うエネルギーをチャージします。そのため、寝室を整えると、健康の面から仕事運をバックアップしてくれることになるのです。
持ち家の場合、寝室を配置する位置は、なるべく1階にしましょう。1日の疲れを大地に返し、明日への活力を大地からもらうことができるからです。ただ、1階に寝室を取れない場合やマンション住まいの場合は、難しいと思います。その場合は、部屋の畳数でベストな部屋を見つけていきましょう。
部屋の畳数と睡眠の関係
しっかりと寝たはずなのに、朝疲れが取れていないと感じるなら、寝ている部屋の畳数が合っていない可能性があります。
まず、自分自身の生まれ年によって出される本命星を確認してください。そのうえで、自分の本命星と相性のいい数字の畳数の部屋で寝るようにすると、ぐっすりと眠ることができます。
本命星簡易表
平は平成生まれ、何も書いていない場合は昭和の生まれ年です。
一白水星 | 平2年 56年 47年 38年 29年 20年 11年 |
二黒土星 | 平1年 55年 46年 37年 28年 19年 10年 |
三碧木星 | 63年 54年 45年 36年 27年 18年 9年 |
四緑木星 | 62年 53年 44年 35年 26年 17年 8年 |
五黄土星 | 61年 52年 43年 34年 25年 16年 7年 |
六白金星 | 60年 51年 42年 33年 24年 15年 6年 |
七赤金星 | 59年 50年 41年 32年 23年 14年 5年 |
八白土星 | 58年 49年 40年 31年 22年 13年 4年 |
九紫火星 | 57年 48年 39年 30年 21年 12年 3年 |
※1/1 ~ 2/3生まれの人は前年で見ます。例:昭和56年2月1日生まれの人は一白水星ではなく、二黒土星となります。
相性の良い畳数
これは、家相の基本的な考え方の一つである「五行説(ごぎょうせつ)」を用いた図です。数字にもエネルギーがあるため、先ほど割り出した自分の本命星と相性の良い数字の畳数の部屋で寝ると、深い眠りを得られます。
それでは、自分の本命星と相性の良い数字を割り出していきましょう。
本命星が一白水星の人は、水のエネルギーを持つ人です。二黒土星、五黄土星、八白土星は、土のエネルギーを持つ人、三碧木星、四緑木星は木のエネルギーを持ち、九紫火星は火のエネルギーを、六白金星、七赤金星は金のエネルギーを持つ人と分類します。
五行説は、この世のものの神羅万象を説いたものです。この中で、水は木を育て、木はこすれあって火を生み、火で燃えた灰は土となり、土の中から金が掘り出され、金は冷えると表面に水滴が生まれると考えます。この関係性を相性(あいしょう・そうせい)と言い、良い関係性とするのです。
そうすると、一白水星の人は、金と木のエネルギーと相性が良いことになります。金の数字は「4と9」木の数字は「3と8」です。また、自分自身の数字である水の「1と6」も問題ありません。つまり、一白水星の人は、「1,3,4,6,8,9」の数字を持つ部屋で寝ると良いことになります。
一般的に6畳や8畳の部屋はよく見かけますので、選びやすいでしょう。このとき、8.5畳となると、小数点以下はカウントしませんので、8畳の部屋として判断します。
逆に、自分にとって、相性の悪い数字(畳数)の部屋に寝ると疲れが取れません。例えば、一白水星の人にとって相性が悪いのは、0と2と5と7です。7畳や10畳の部屋に寝ると、長い時間寝たとしても、あまり寝た気がしないでしょう。
このようにして、自分の本命星に合った寝室の畳数を確認して、寝る部屋を選んでください。
熟睡には北枕
しっかり深い眠りを得られる枕の向きは「北」です。
北枕は縁起が良くないと言う人がいますが、そうではありません。北枕はお釈迦様が無くなった時に、北枕だったので、縁起が良くないというようですが、お釈迦様が北枕で入滅されたということは、それだけよく寝ることができるということです。短時間で深い睡眠をとりたい時は、北枕で寝るようにしましょう。
北枕にはどうしてもベッドの位置などの関係で難しい場合は、東も良いでしょう。
東は朝日が昇る方角です。そのため、発展・繁栄の運を持った気を受けることができます。若々しく元気に仕事に取り組みたい方に良いでしょう。
またアイディアやひらめきが欲しいときには、一時的に南枕にしても良いです。
基本的に、南は火のエネルギーを持つ方位なので、落ち着いて寝ることはできません。ただ、評価やひらめきが欲しい時には南を使っても良いでしょう。ただし、普段は北枕がおすすめです。
清潔な寝室は運気を高める
風水では、常に整理整頓された空間であることが、運気アップの基本とされています。ほこりが溜まっていたり、ゴミが落ちていたりするような寝室では、良い眠りを得られるはずはありません。こまめに掃除をするように心がけましょう。
このとき、見落としがちなのがカーテンです。カーテンが汚れていたり、破れていたりすることのないように、時々カーテンも洗濯をして、清潔な部屋を維持してください。
カーテンは一重だと、良い気が外に出て行ってしまう場合があります。カーテンは、レースと厚手など二重にしましょう。
デスク周りを整える
仕事運を上げたいのなら、机の上はいつも整理整頓し、書類やファイルなどが散乱していたり、積みあがっていたりすることのないようにしましょう。
仕事机が散らかっていると、気が乱れます。その影響を受け、集中できなくなるのです。できる範囲で整え、小さな観葉植物を置くと良い気を出してくれますし、疲れた目や心の癒し効果も期待できます。
家の中心からみて、北西の位置に書斎を設けても、机や部屋が散らかっていたら良い仕事はできないでしょう。いかに良い環境の中で仕事をすることができるかで、得られる結果は変わってくるものです。
同じように、身に付けるものや持ち物にも気を使いましょう。
使い古したボロボロのカバンや手帳などを使用していると、仕事運は上がりません。カバンも手帳も仕事に欠かせないものです。一流の人は、自分の使用する道具を大事にする傾向があります。これは、運気アップにつながるものです。
自分にとっては、ちょっと頑張って購入するくらいの金額のものを選びましょう。上質な持ち物を持つと、その持ち物の気に合った人物に近づくエネルギーが沸いてきます。
高額でなくてもいいので、靴、カバン、手帳、財布などは、自分の気に入った高級感のある材質やデザインのものを選びましょう。色は、人との縁を広げるグリーン、誠実さを表すブルー、親近感がわくオレンジがビジネスシーンにはお勧めです。
まとめ
仕事運を上げるには、自宅の書斎やワークスペースの位置や会社のデスク周りを整える必要があります。そのうえで、仕事に取り組むために大切な「健康」を左右する寝室を整えることも意識していきましょう。
また、持ち物の質をあげることで、上品な印象を相手に与えることができ、仕事運アップにつなげることもできます。
色々な観点から自分の置かれた環境を確認し、部屋を移動したり整理整頓をしたりして、仕事運をあげていきましょう。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。