引っ越しをする際に、注意していただきたいことは移動先の方角です。移転する方位の吉凶(良いか悪いか)によって、その後の生活が全く違ったものになるからです。

良い方位だと、住みはじめてからだんだんと人生が好転していくことを感じるでしょう。悪い方位だと、どんどん悪い出来事や不具合が起こってきます。体調を壊す、仕事がうまくいかなくなるなど、起こってくる現象は、移動した年と移動方位によって違います。

では、引っ越しが決まって、移動する方位の吉凶を調べてみると悪かったという場合、どのように対処すればいいのでしょうか。このページでは、引っ越しすることになった方位が凶方位(悪い方角)だった場合の対処法について解説していきます。

引っ越しの凶方位

引っ越しの凶方位には「誰にとっても悪い方位」と「個人別で悪い方位」があります。

引っ越すと決まったとき、家族全員にとってその方位が悪い年もあれば、家族のうち特定の誰か一人だけが悪い方位への引っ越しに当たってしまうこともあるのです。

そのような場合には、引っ越しを見送るか、一人だけ移動する時期を変えることで、家族全員が吉方位への引っ越しになるように整えましょう。

引っ越しに良い方位は、年によって変わります。たとえば、2017年は北、南、東への引っ越しが誰にとっても悪い方位です。

これだけではなく、生まれた年月日によってもそれぞれの凶方位が加わります。人それぞれの吉凶方位の見方は、81通りありとても複雑です。

たとえば、生まれ年が二黒土星(じこくどせい)で、生まれた月が三碧木星(さんぺきもくせい)の場合、2017年は北西、南東、西も凶方位となってしまうのです。つまり、この人は2017年に引っ越しをしても良い方位は北東と南西しかありません。

このように、方位の吉凶は同じ年でも人によって違うのです。

方位の良い悪いは、遁甲盤(とんこうばん)と呼ばれる気の動きが示された暦をみて判断していくことになります。

毎年、毎月、毎日変わっていく方位を良い方向に合わせていくことで、大きな吉を得ることができます。良い引っ越しをすると、環境が整い、人脈が広がり、収入が上がり、人生を好転させることができるのです。

逆に、凶(悪い)方位へ転居した場合は、事件事故に巻き込まれたり、家族関係が悪くなり離婚したり、相続問題が起こったり、体調不良に悩まされたりします。

引っ越しの方位が良いか悪いかによって、その後の運勢や生活は雲泥の差になるのです。

引っ越し方位による吉凶の影響は、年盤(1年ごとに変わる)の場合60年間、月盤(ひと月ごとに変わる)の場合5年間とされています。

つまり、年盤で良い方位へ引っ越しができたとしたら、60年間は吉の効果を得られるということです。良い方位へ引っ越せたらとても楽しい充実した毎日となることでしょう。

しかし、悪い方向へ引っ越しをした場合は、事件や事故にまきこまれたり、訴訟問題が起こったり、体調を崩したり、家族や親戚関係が悪くなったりといった凶作用が起こります。

悪い影響が60年続くと考えたら、何とかして回避したいと思いませんか?

悪い方角への引っ越しは気にしないでいい?

転勤になったり、大学進学で親元を離れたり、結婚することになったり、色々な理由で引っ越しをする機会があることでしょう。家相の原点である九星気学(きゅうせいきがく)による方位術では、引っ越しの方角が悪いと、その凶作用による影響は60年続いてしまうとしています。

凶方位へ引っ越した事によって、それまで健康そのものだった人が、突然難病宣告を受けたり、事件や事故に巻き込まれたり、家族関係が悪くなって離婚したり、思ってもいなかった生活を送ることになります。

できれば、凶方位への引っ越しは避けたいものです。

しかし、会社命令や進学先がほかに選べない場合など、悪い方位へ引っ越すしかない、受け入れるしかないという状況の方もいらっしゃることでしょう。または、「どうしてもこの物件を抑えたいが、それには今しかない」という場合もあります。

そのような悪い方角へ引っ越さざるを得ない場合には、なんとか凶作用の影響を回避したいものです。

凶方引っ越しをお祓いで回避できるのか

凶方位へ引っ越すことを回避するためには、方位除けのお祓いをしてもらったりお守りをもらったりすればいいと考えている人がいます。

お祓いやお守りでは凶方引っ越しの影響を回避することはできません。

これまで数名の方から、引っ越しの際にお祓いをしてもらったけれど、引っ越し後に不幸に見舞われているとのご相談を受けています。凶方位への引っ越しをお祓いやお守りなどでは回避できないのです。

ではどうしたらいいのでしょうか。

凶方位への引っ越し対策には仮吉方(かりきっぽう)

どうしても悪い方位へ引っ越す必要があるけれど、凶作用(悪い影響)は受けたくない。そんな時は、方位を選んで最低75日間仮住まいをしましょう。この方法を「仮吉方(かりきっぽう)」といいます。

凶方引っ越しを回避するにはこの方法が最も有効です。

このとき必ず、仮住まいの家から、新居が吉方位となるように宿を探さなくてはなりません。

現在住んでいる家から仮住まい先の方位は、吉方位が良いに越したことはありません。悪くても大丈夫ですが、悪い場合は、約3か月間の仮住まい生活の間、いろいろ思わぬトラブルがあるでしょう。それでも、一つ一つ対処していくことで、新居へ移った後はウソのように収まります。

つまり、約3か月の辛抱で、60年間影響する悪い現象から逃れられるのです。

自宅から仮住まい先が良い方位の場合は、楽しい3か月を過ごすことができるでしょう。その後、新居へ引っ越した際に、さらに良い人生がスタートします。

家財道具はそのまま自宅に置いておいて構いません。約3か月仮吉方(仮住まい)先で過ごすうちに季節が変わってきます。夏にスタートしたなら扇風機や送風機などが必要になるでしょう。しかし、期間が終わるころには肌寒くなっています。服装も変える必要がでてくるでしょう。

しかし、仮住まい先には、そのようなものをすべて持っていく必要はありません。その都度自宅から運び、必要が無くなったら自宅へ戻すという仮住まいの仕方で大丈夫です。

家具家電を用意することを考えると、仮吉方(仮住まい)先には、マンスリーマンションをおすすめします。

とてもきれいに管理されているだけでなく、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、テーブル、椅子、クローゼットが備え付けてあるからです。警備保障のサービスを付けられたり、壁紙を好みの柄に変えたりすることもできます。最低限のものを買い足すだけで、自分好みの快適な仮吉方生活を送ることができるでしょう。

下の写真は私が仮吉方の際に借りていたマンスリーマンションの部屋です。

どの設備もとても綺麗で、収納も十分に備え付けられており、快適に過ごすことができました。あなたも仮住まいをする際には、マンスリーマンションを利用してみてはいかがでしょうか。

仮吉方(仮住まい)期間中の注意点

仮吉方(仮住まい)の期間中は、もともと住んでいた家つまり自宅で飲食と睡眠は禁止です。自宅に置いてあった食べ物や飲み物を体内に入れてはいけません。また、自宅では睡眠を取らないようにする必要があります。

なぜなら、自宅に根付いた気を抜いて、仮住まい先に気をしっかり根付かせ身体に取り込みたいからです。

これは、自宅に根付いている気を引っこ抜いて、仮住まい先に根付かせるために必ず守らないといけません。ついうっかり家にあったものを食べてしまったとなると、その日から75日の仮住まいカウントをやり直すことになります。

とにかく、自宅のエネルギーを身体に入れてはいけないのです。

自宅から750メートル以上離れたところから買ってきたものを自宅で食べることは構いません。自宅から750メートル以内は自宅と同じように考えなくてはいけないエリアです。直線距離で自宅から750メートル以上離れたスーパーやコンビニなどで購入した商品なら、自宅で食べても大丈夫です。

しかし、レンジで温めてしまうと自宅のエネルギーが入ってしまうため、食べられなくなってしまいます。

また、一晩自宅に置いてしまったものは自宅のものとして扱わなくてはなりません。その日のうちに消費できなかったものは、仮住まい先に持ち帰らないと、75日間の仮吉方が終るまでは食べられなくなります。

また、人は寝ているときに大地からエネルギーをもらい受けて生活しているのです。自宅で寝てしまうと、自宅のエネルギーを受け取ってしまいます。ですから、仮住まい中は元の自宅で睡眠を取ってはいけません。

どうしても自宅に立ち寄った際に、身体の調子が悪くなったり、寝不足などで横になりたくなったりしたときには車の中で寝るようにしてください。車の中は自宅からの気を吸わないとされています。

徹底的に今まで住んでいた家のエネルギーを身体から抜く必要があるのです。そのために、約3か月の仮吉方期間中は、自宅での飲食と睡眠をしていけません。

まとめ

凶方位で引っ越してしまうと、住みにくい、病気がち、家族仲が悪くなる、親戚関係でもめる、相続問題が起こる、訴訟問題にかかわることになるなど、何らかのトラブルを常に抱える生活になってしまいます。

引っ越してから問題が続いていると相談される場合、調べてみるとほぼ、悪い方位への引っ越しを行っているのです。方位と家相とその人の運勢は切り離して考えることができないものです。

良い方位に良い形の家で間取りも良い家なら、素晴らしい人生になります。しかし、凶方位への引っ越しは、年周りが良くても、どんなに間取りや条件が良くても、運勢を落としてしまうのです。

もし、どうしても悪い方位へ引っ越さなくてはならない場合は、「仮吉方(かりきっぽう)」といって、75日間仮住まいをして回避する方法があります。
引っ越し方位の影響は60年です。良い引っ越しをして、その後の生活を充実した良い毎日になるように、しっかりと確認し、対策を練って引っ越しをしましょう。

凶方位の種類と影響についての記事はこちら

引っ越しの時期や方位によって人生を大きく変える


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。