お隣の家との境界線は、どのような状態でしょうか。フェンスや柵などでちゃんと区切られていますか?

一斉に何区画かまとめて売り出された分譲地では、お隣との境界線がロープなどで仕切られているだけで、あいまいになっていることがあります。そのような状態は「家相学では良くない」と考えるのです。

お隣との境界線は、フェンスや柵などでしっかりと仕切りましょう。

このページでは、「なぜ、敷地の境界線をちゃんと仕切ったほうが良いのか」について解説をしていきます。

境界線をはっきりさせることの意味

家相では、家と家や道路と家との境界線をフェンスや塀などで囲むことは、とても大切だと考えます。境界線をはっきりさせることで、「結界(けっかい)」を張ることになるからです。

結界とは、ある一定の空間や領域を区切ることで、悪影響を及ぼすネガティブなものが中に入ってこないようにする手法をいいます。たとえば、神社や寺院などで、鳥居や柵などで神聖な場所と人が暮らす場所を区別することも、結界が張られていると考えるのです。

また、フェンスや塀で家の周囲を取り囲むことで、どこからどこまでが自分の管理するべき範囲なのか明確になります。

出典:庭工房SEKITOH

この写真のように、境界線が一応分かる状態だとしても、これでは結界が張れていないので、良いことも悪いこともいろいろなものが自分の敷地内に入ってきてしまいます。

たとえば、お隣さんが関係のないことで介入してきたり、自分の家の庭を近所の子供が横切ったりして不快な思いをすることもあるでしょう。

家の周囲をフェンスなどで取り囲み、出入りを限定することは、災いが入り込むことを避け、たくさんの喜びを招き入れることになるのです。

金運流出を阻止するための対策

家の西側は金運をつかさどる方位です。西に用水や川などの水脈があると金運を流してしまいます。これから土地を探す方は、西に水路が無い土地を選ぶようにしてください。

もし、この写真のように、家のすぐ西側に常に水が流れている水路がある場合は、フェンスや塀などを設置して、金運が流れないようにしなくてはなりません。

この写真の水路は家の西側です。家相鑑定依頼者さんは「この家に来てからお金がどんどん出ていく」とおっしゃっていました。そこで、すぐにフェンスを設置するようアドバイスしたのです。

フェンスの種類

結界を張るには、生きている植物で作られた「生け垣」をお勧めします。「木」は呼吸をするため「気」を動かすことになるからです。しかし、木は成長しますので、管理ができるかどうか慎重に検討してください。

南、南西、西、北西、北東に設置する場合は、竹垣も相性が良いのでお勧めです。近頃は、竹垣のように見えるアルミ素材のフェンスもあります。本物の竹で作られた竹垣が理想的ですが、年数を重ねると朽ちていったり、変色したりするので、扱いやすい素材のものを選びましょう。

出典:LIXIL

アルミ製のものは耐久性がよく、手入れもしやすいので良く選ばれます。横ストライプタイプ、縦ストライプタイプ、チェックなどいろいろなデザインが用意されています。あなたの家の雰囲気を壊すことなく、逆に印象が良くなるようなデザインのフェンスを選びましょう。

結界は生け垣でなくても張ることができます。自分たちのライフスタイルに合ったものを選んでください。

フェンスや塀の理想的な高さは?

塀やフェンスを設置する際の理想的な高さは、地面から1メートルくらいです。あまり高すぎると、閉鎖的な家族に見られます。ご近所からの印象はあまり良いものではないでしょう。また、大人が立っていても外から分かりません。防犯上とても危険な状態です。

ご近所付き合いなど外との繋がりや防犯のことを考えて高さを決めるようにしてください。

まとめ

門や塀がしっかりした建物だと、品格がグッとあがるように思いませんか?

たとえば、建物にあまり予算がかけられないときには、門や塀など外回りに工夫を凝らすことで、家の印象を高めることができるのです。そして、西に水脈があるときには、金運が流れてしまうことを防止してくれます。

家の周囲は、フェンスや塀で仕切り、しっかりと「結界」を設けて、良い気の出入りのみに限定するようにしましょう。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。