マンションやアパート選びにも風水や家相の知恵を取り入れたほうが良いですか?と聞かれることがよくあります。賃貸でもその部屋で生活している間は、その部屋の家相の影響を受けるので吉か凶かを慎重に確認してから契約すべきです。

マンションやアパートなどの賃貸物件は、基本的に北側に玄関があり、リビングダイニングが南側に配置される間取りが多く、どれを選んでも同じように感じられるかもしれません。

しかし、キッチン、トイレ、お風呂、収納などの位置で住む人の運気は変わってくるのです。一概に「南向き」と書かれていても東南なのか真南なのか南西なのかで判断は変わってきます。しっかりと方位を確認して決めましょう。

ただ賃貸物件は、基本的に家相であまり良いものが無いのが実情としてあります。家相がパーフェクトのものを賃貸で探し出すのは困難です。ですから、家相が最悪ではない物件を選び、風水の視点である周辺環境が良い条件に整っているものを選びましょう。契約する部屋の周辺環境の良し悪しも住む人の運気に大きく影響してくるからです。

このページでは、風水や家相の見地から総合的に良い賃貸マンションやアパート選びのポイントについて解説していきます。

部屋の形の張り(吉)欠け(凶)を見極めよう

まずは、借りる部屋の形が良い事が大事です。大きく引っ込んでいる凶の形の物件は選ばないようにしましょう。

マンションやアパートは長方形かL字形の部屋が多い傾向にあります。L字形の場合は、引っ込んでいる範囲が少ないものを選ぶようにしてください。基本は四角い引っ込みのない部屋です。どれだけ引っ込んでいるかで凶の影響の大きさが変わります。

家相の張り欠けとは

家相では、四角い形を基準に出ているところと引っ込んでいるところのバランスを見て、吉凶の判断をします。下の図のように、角から出ている場合は1辺の3分の1以内の張り出しは吉です。真ん中が出ている場合は1辺の5分の一以内に収まっていない場合は凶となります。

この基準をもとに物件を判断していきましょう。

例えば、下記の物件をご検討中の方からご相談いただいた際の判断をお伝えします。

いずれの部屋も欠けの形です。この中で202号室についての鑑定依頼でした。202号室の間取りに方位の線を入れてみましょう。

北と北東が引っ込んでいますので「北と北東に欠けのある物件」と判断します。北欠けは、悩み苦労を抱えやすく、頼れる人もいません。特に家庭内の人間関係に対する悩みが深い可能性が高いです。また北東は親、親戚など血縁関係の問題、土地、相続などの問題などを抱えてしまいます。

さらに、キッチンが南にありますので、感情的なぶつかり合いもあるのでしょう。また、部屋の中央すぐわきに押し入れがありますから、その悩みや苦労は外に出せない状態と考えられます。

入居する部屋と住人の波長は共鳴するものです。つまり、この物件が良いと思ったということは、上記の問題を現在抱えている可能性が高いため、依頼者に確認をしました。

すると、「旦那の暴力から逃げるために子供と住める新居を探していて、この物件が良いと思った」と話してくれました。このことを相談できる人もおらず、味方になってくれる血縁もいないとのことです。大変苦労されているご様子でした。

この物件はやめて、ほかの物件を探すようにお伝えしたところ、次の物件はとても良い形のものを見つけることができ、無事引っ越すことができました。

このような判断をした理由をこの後詳しく解説していきます。

マンションはどこを基準に家相鑑定をするのか

賃貸でも分譲でも先ほど解説しました部屋の形の張り欠けを判断し、良い形の物件を選ぶようにしてください。

一般の住宅を家相鑑定する際は、1階平面図を基本に見ていきます。しかし、マンションの場合は、1階がエントランス、エレベーター、階段といったような共同スペースであることが多いものです。

マンションの家相鑑定をする際には、自分の住んでいるフロアを1階と見立てます。

たとえば4階に住んでいた場合、自分の住んでいる4階を1階として鑑定するのです。つまり、買ったり借りたりした区画を中心に吉凶の判断をしていきます。

このとき、1階や2階に店舗や駐車場がある場合、自分の住んでいる階から下だからといって地下としての扱いになるわけではありません。

マンション・アパートの家相鑑定からみる間取りチェック

マンションは基本的には、北側に玄関を配置し、南側にバルコニーやリビングを配置することが多いものです。

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入居したい物件が決まり、部屋を選ぶ段階で階層も価格も同じ中から選べる状況だった場合、何を基準に選択すればよいか迷う方は多いのではないでしょうか。

たとえば、左右対称ということもあるでしょう。このとき、キッチン、トイレ、お風呂などの水回りが西にあるか東にあるかで運気は大きく変わってきます。部屋選びの際の見解次第で家庭運、金運、出世運、恋愛運のそれぞれの良し悪しに差が出てしまうのです。

水回りと相性が良い方位と悪い方位

キッチン、トイレ、お風呂などの水回りは、東から東南と特に相性が良く、北西でも大丈夫です。

なるべく東や東南に配置されている物件を選びましょう。発展の気が得られますので、事業経営者の方や子育て中のご家庭には特にお勧めです。

確認の手順

まずは、購入または借りる部屋の図面をコピーし、周囲を切り取り、先のとがったものに乗せて重力中心を割り出してください。

この際、バルコニー(ベランダ)は部屋に含まれませんので切り取りましょう。もし、バルコニーがサンルームのように開閉することができ、外気と遮断できるものであれば、切り取らず部屋として中心を割り出す際に加えてください。

次に、部屋の重力中心から、正確な方位磁石やスマートフォンの方位確認機能を使用し、東西南北をしっかり確認しましょう。家相は、東、西、南、北を30度、東南、南西、北西、北東を60度で見ていきます。

東から東南に水回りが配置されているととても住み心地が良い物件です。それに対して、西に水回りのある物件は、住む人が浪費傾向になるため、金運が無くお金のやりくりに苦労することになります。

西に水回りのある物件は、金運が無くなるので選ばないようにしましょう。

マンション・アパートは周辺環境の良い事が大事

マンションやアパートの家相は、部屋の中心からみて北側に玄関や水回りがあったり、トイレやお風呂に窓が無かったりして、一般的な住宅を鑑定する際に避けたい間取りであることが多いものです。

そして、敷地の土地は共同所有になるため、勝手に木を植えたり灯篭を置いたりということもできません。つまり、個別に家相を良くしようと思っても難しいことがほとんどです。

そうなると、環境の良し悪しが生活に大きく影響してきます。

どのようなところに建っている物件なのか、自分の住んでいる部屋からみて、隣のビルやマンションの高さはどちらが高くてどちらが低いのかなども確認しましょう。

高低差の確認

住みたい物件の土地も周囲の建物も東から南が低く、西から北は高いほうが良い環境です。

したがって、海や川があるとその方向は必然的に低くなります。低くなっている方位が、物件から見て北の場合は、メンタル面で落ち込みやすく、マイナス思考で悩むことが多くなってしまうものです。また、西の場合は金運のダウンにつながってしまいます。

反対に北や西に小高い山や高いビルなどがあると、もしもの時に助けてくれる人が現れたり、金銭的に落ち着いた生活になったり良い影響を受けながら生活することができます。

たとえば、8階建てのマンションの3階に住んでいているとします。もし東隣のマンションが6階建てで、西隣のマンションが4階建てだった場合、マンションそのものの高さを比べると東西両方向低い状態です。しかし、3階の自宅からみると、東も西も高い状態ですから、この8階建てのマンションの3階に住むと西は「吉」、東は「吉凶無し」ということになります。

ビルの高低

この場合、経済的には落ち着きますが、若い上昇発展のエネルギーは得られません。そのため、若い世帯には向かないでしょう。老後の安定した生活を望む人で、間取りが良ければ入居して良いでしょう。

地震の多い日本の土地と風水・家相の理論は一致する

建物の高さだけでなく、全体の形も気になるところではないでしょうか。

風水や家相は日本で発展してきた生活における知恵の結晶です。そのため、地震の多い日本での耐震構造上でいわれる危険性と風水や家相の理論は一致する部分が多くあります。

立体

出典:All About 地震に強く安全なマンションの条件

図1のような平面的に凸凹した物件はつなぎ目部分に力が集中し、破損や崩壊のリスクが高まるとされています。また、図2のように立体的に高さの差がある建物も耐震上弱く危険性が高い物件です。

風水や家相の理論でも、凸凹した建物は気の流れが悪いこと、引っ込んでいる部分(欠け)が多く凶作用を受けるなどの理由で、「生活が安定しない」「浮き沈みが激しくなる」といわれ運気の悪い物件としています。

基本的にマンションやアパートは、住んでいる部屋の間取りを重要視しますが、建物の形状があまりにも凸凹しているものは選ばないようにしましょう。

1階が駐車場や店舗の物件の吉凶

家相の考え方では、寝ている間に大地からエネルギーを吸収することで、その日の疲れを癒し、鋭気を養うとしています。

そのため、マンションやアパートの1階がコンビニ、駐車場、自転車置き場、事務所など住居として使われていない物件の場合は、足元が不特定多数の人が出入りすることにより、「落ち着かない」「大地の気を取り込めない」などと考えます。

そのような形状の物件に入居する場合は、5フロア以上間を開けて6階以上に住むようにしましょう。

ただし、10歳以下の性格形成期の小さなお子さんがいらっしゃる場合、10階以上に住むと落ち着きがなく、集中して物事に取り組めない子供になってしまいます。なるべく1階に店舗やテナントの入っていない物件を選び、あまり上層階に住まないようにしてください。

1階がエントランス、駐車場が地下という物件の場合は、1階の凶作用を地下駐車場があることでリセットしてくれます。このような物件の場合は3フロアくらい間をあけて住めば落ち着いた生活ができるでしょう。

まとめ

マンションやアパートは自分で間取りや建物の形状を好みの状態にすることは難しいものです。すでに建てられているものの中から選ぶことになります。その際にはもちろん予算があるでしょうし、職場や学校などの通勤通学のしやすさ、買い物や病院への行きやすさなども考慮されることでしょう。

その中でぜひ、風水や家相の見解も含めて物件選びをしてください。住んだ後に金運が落ちたり、家族関係が悪くなったり、健康を害してしまうと元も子もありません。

より理想に近い幸せな生活のために、ぜひこのページを参考に良い物件を選んでください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。