家相鑑定の際には、家の形や間取りから見えてくる日常生活について話題になるものです。その中で、実は…と遠慮がちに「片づけられないんです」「この部屋は荷物でいっぱいになっています」などと告白されることがあります。
当然ですが、図面上は散らかってるかどうかは見えません。その辺は現地に赴けばすぐにわかることですが、地図と図面をもとにお話しさせていただいている場合は、伝えていただかないと分からない部分です。
ただ、家相鑑定上良い家の場合は、「片づけられない」言われることはほとんどありません。「片づけられなくて、物がたくさん積んであります。」と言われる方のほとんどは、家相の悪い家に住んでいるのです。
あなたが片づけられない理由は、もしかしたら、家の形や間取りが悪いのかもしれません。
このページでは、片付けと家相の関係について解説していきます。
家が原因で片づけられない3つの理由
家の形(家相)が悪い家のことを「凶相(きょうそう)の家」と言います。凶相の家に住むと、生活していく中でいろいろな問題が生じます。そして、家の中を片づけられず、ついつい物をあふれさせてしまったり、積み上げるだけで処分できなかったりする場合があるのです。
そのような、片づけられないと相談してくださっているご本人は、服装などの見た目に何の違和感もなく、素敵な方だなという印象の場合がほとんどです。
ですから、身の回りをきれいにすることに関しての意識が無いわけではないでしょう。それなのに、なぜか家が「片づけられない」と言われるのです。その理由は以下の3つの要素があげられます。
片づけられない理由①:やる気がわかない
家を片づけられない理由として考えられることの一つは、住んでいる家が凶相(悪い家相)になっていることです。
凶相の家は、住む人の気力や体力を減退させてしまいます。つまり、やればいいと分かっているのに、どうしてもやる気になれないのです。ついつい何事も後回しにしてしまうようになります。その結果、処分できない物があふれかえってどうしようもない状態になってしまうのです。
特に、家の中心から見て北東が引っ込んでいたり、インナーガレージになっていたりすると、北東の凶相にあたるため、片づけられないパターンが多く見られます。北東はやる気を左右する場所だからです。
片づけられない理由②:不安感でいっぱいになる
凶相の家は、いろいろな問題が次々に起こってきます。そのため、心に余裕がなくなり、不安でいっぱいになってしまうのです。
精神的に不安定な人(うつ病など)の人の部屋は、物であふれています。人は、精神的に不安定になると片付けができないのです。前向き気持ちが起こりませんから、「片づけよう」と思い立つこともありません。
そこまでになっていなかったとしても、同じように心に不安がたくさんあると、人は行動力がなくなり、片付けや掃除をするまでに至らないのです。
片づけられない理由③:不満を貯めこんでいる
家が片付かない理由として、収納スペースがなかったり、あっても使い勝手が悪かったりすることもあるでしょう。最近の家は、コンパクトで廊下やホールなどがとても少なく効率的な動線の家が多くなりましたが、合わせて収納が少ないケースも増えました。ですから、収納に悩んでいらっしゃる方は多くなっています。
なるべく、収納スペースを作って、整理整頓させたいものです。場所さえあれば片づけられるという方は多いようです。ただ、やみくもに収納を作ってはいけません。
家相鑑定をしていく中で、問題となる収納スペースの配置場所は家の中央です。
家の中央は、その家の生活の軸となる場所として考えます。家の中心が収納で、不要なものをため込んでいるスペースである場合、生活の中心が不要なもの(不平不満、愚痴、文句など)で構成されているような状態になるのです。
また、収納スペースは、締め切られた空間になりやすく、常に光が当たらず、風が循環しない真っ暗な状態となってしまいます。
いくら収納スペースが欲しくても、家の中央に収納スペースは作らないようにしましょう。ますます不平不満と物を貯めこんで、気持ちがどんどん暗く、そして重くなっていってしまいます。
すでに、そのような間取りになっていて、心が重苦しくなっている場合は、中央にある収納の扉を開けっぱなしにしておいたり、電気をつけておいたりして、日中明るくなるように工夫してください。
また、部屋を収納に使う場合は、十分に換気をするように心がけて、なるべく光が入るように工夫しましょう。
風通しが悪く、光が当たらない部屋は悪い気を発してしまいます。換気をしっかりとしている家は、住んでいなくても良い状態が保てますが、人が入らない家は新しくてもすぐに朽ちていくものです。換気はとても重要なので、収納スペースはどこにあったとしても、ときどき風を通すように心がけましょう。
家が汚いと運気が下がる
数年使っていないもの、いつか使うと思って置いてあるもの、実は不要なもの、ほこりがたまっているものからは陰の気(悪い気)は発生しています。散らかっている部屋を見るたびに、視覚から脳へと悪い情報が伝達され、その気があなたの運気をどんどん下げてしまうのです。
また、モノが多いと風通しも悪くなります。「もったいない」と言って使わないものを置いておくことはやめましょう。気持ちも部屋も軽くしていく毎に、自分の運気が上がっていくイメージを持って思い切って使わないものは処分してください。
とくに本や段ボールなどの紙類、布製品は湿気を吸いやすくカビも発生しやすいため、悪い気をため込みやすいのですぐに処分するようにしましょう。
不要なものを手放すことが自分だけじゃなく、家族の心も軽くして運気を上げてくれます。下の写真の方は、気持ちがモヤモヤすることがあったり、自信が持てなかったりするとご相談いただいた方に、運気アップのための片づけをお勧めした際の写真です。片づけを始めると旦那さんも自然に協力してくれて、思ったよりも早くきれいにすることができたとのことです。
部屋だけでなく心もとってもスッキリして、隣の部屋も掃除をしたくなったとご報告をいただきました。
家の形や間取りがすぐには変えられない場合、とにかく不要なものを処分するというだけでも気持ちが前向きになります。自分の運気と家族の運気をアップさせるために、思い切って使っていないものは処分しましょう。
まとめ
不要なものをいつまでも溜めておくと幸運が来ないばかりか、悪い気を発生させ、あなたとご家族の運気をどんどん下げてしまいます。
「片づけなくちゃ!」と思っているのにどうしても行動に移せなかったり、ついつい物を積み上げて貯めこんでしまったりして、悩んでいる方は家の形や間取りが悪い可能性があります。やる気や実行力が沸かない家相(家の形)があるのです。
もし、あなたが片づけられない原因が家のせいだった場合は、増改築やリフォームで改善することが最善です。しかしすぐにはできない場合は、不要なものを処分したり、気持ちの持ちようを変えてみるなど何らかの工夫をすることである程度改善できるでしょう。
まずは、住んでいる家の現状を専門家に確認をしてみると、それだけでも気持ちがすっきりするきっかけが見つかるかもしれません。
家相(間取り)が変われば人生が好転する
これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。
例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。
また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。
家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。
こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。
そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。