収納スペースはどのように使用していますか? 扉を閉めてしまえば中が見えないからと言って、ごちゃごちゃと物を詰め込んでいませんか?

収納スペースは、家の中のどこにあるかという配置や使い方次第で運気をアップさせたり、ダウンさせたりします。特にこれから間取りを決める方は収納を設ける場所に注意してください。

収納は配置や使い方次第で運気を左右するからです。家相や風水の観点からすると、収納スペースは手を抜いてはいけないとても大切な場所といえます。

このページでは、そんな重要なスペースである収納について、注意点や運気アップのポイントを解説していきます。

収納状態の良し悪しを確認しよう

収納状態の良し悪しを確認するチェックポイントをご紹介します。

  1. ドアを開けたときに整った印象を持てるか
  2. 2年以上使用していないもの(特に服)をため込んでいないか
  3. 中に何が入っているか分からない段ボールなどがないか
  4. 暗くてジメジメしていないか
  5. カビ臭くなっていないか

これらの点についてチェックしてみましょう。順に解説をしていきます。

開けたときに整った印象を持てるか

家相や風水の観点から、物を乱雑に積み上げ、ゴチャゴチャにしておいても良いスペースはありません。「見えないからいいや」という考え方は手放しましょう。

収納スペースは、整えることで良い運気を貯めることができます。しかし、乱れていると陰の気(マイナスエネルギー)が発生してしまい、不平不満を貯めることになってしまうのです。

整理されておらず、不要なものを詰め込み過ぎている収納スペースは運気を下げてしまいます。

床にどんどん積み上げているような状態になっている方は、収納スペースの扉を開けた状態であっても恥ずかしくないように、ラックなどを購入し整えましょう。

2年以上使用していないもの(特に服)をため込んでいないか

不要なものからは陰(マイナス)のエネルギーが発生します。貯めておいて良いことはありません。

「2年以上使用していない」ということは、ライフスタイルが変化し、もう使うことが無いということではないでしょうか。まだ小さいお子さんが、大きくなった時に使用するというもの以外は、潔く処分しましょう。

もし、「処分する」ということに罪悪感があるなら、誰かに譲ったり、リサイクルショップに持ち込んだり、フリーマーケットに出品したりして手放すのがおすすめです。

それらが面倒だったり、事情があり難しかったりするようであれば、地域のゴミの分別方法に従って処分してください。その際に「今までありがとう」と言葉をかけて処分すると、エネルギー的にも罪悪感においても軽くなります。

手放した後のスペースのスッキリ感は、いかに不要なものからマイナスなエネルギーが出ていたかを感じることができるでしょう。

中に何が入っているか分からない段ボールなどがないか

中身が分からない段ボールや衣装ケースなどが保管されていませんか?

引っ越し後、何年も開けていない段ボールがあるという方がいらっしゃいます。その段ボールの中身は必要ないものだからこそ、開けなくても生活ができているのではないでしょうか。

先ほど述べたように、使わないものからは陰(マイナス)のエネルギーが発生し、その周辺の空間をよどませてしまいます。また、その段ボールがあることによって、そのスペースは有効に使用することができません。なるべく早く処分してしまいましょう。

暗くてジメジメしていないか

暗くてジメジメした空間は、陰の気(良くない気)が溜まってしまいます。収納の多くは、光があまり当たらない場所に作ってしまいがちです。しかし、そのような暗くてジメジメしたところに物を収納すると、中にあるものが陰の気にさらされることになります。

暗く、湿気が溜まりやすそうな場所に収納スペースを設ける場合は、換気ができるように窓を設置したり、換気扇を付けたりして、空気が循環するように工夫をしましょう。

また、「暗い」ということが、何かしらの問題を家の中で発生させる原因となります。闇に対しては光で対処することが最も有効です。暗くてジメジメした空間を作らないようになるべく光が入るように工夫をしてください。

来客が無いときには収納の扉を開けておくことも闇に対する有効な手段です。家族だけのときには、収納の扉を開けて光を取り入れ、換気を心がけましょう。

カビ臭くなっていないか

綺麗に収納していたつもりでも、久しぶりに出してみるとカビ臭くなっているという経験はありませんか?

収納スペースは、空気の循環がほとんどない場合が多く、カビが発生しやすいので注意しましょう。

収納は、あまり日常的に必要ではないものを入れているため、物の出し入れが少なく、空気が循環せず換気も滞りがちです。そこに湿気が加わると途端にカビが発生してしまいます。カビが発生しているということは、その場所の空気がよどみ、悪い気がめぐっている証拠です。

ドラックストアやホームセンターなどでは、置くだけで除湿してくれる商品がいろいろと売られています。そのような商品を購入して置いたり、時々扇風機をかけて空気を循環させたりしてカビが発生しないように工夫をしましょう。

収納の位置は家のどこにあるか

収納スペースは家の中のどの方位に配置されているでしょうか。家相鑑定をさせていただくと、発展の気を持つ朝日が降り注ぐとても良い方位(東・東南)をウォークインクローゼット(立ったままで入ることができる大きめの収納スペース)で埋めてしまっているケースがあります。

そのような間取りにしてしまうと、そのご家族に今後の発展はありません。前向きな気持ちが無くなり、何をするにしてもあきらめる気持ちが出てきてしまい、長続きしないことでしょう。将来に対しても希望を持てず、後ろ向きな考え方しかできなくなってしまいます。

東や東南は窓を設けて、明るい発展・繁栄の気を取り込みたい方位です。間取りを考える際には、東や東南にはリビングダイニングやキッチンなど、家族がみんなで使うスペースにしましょう。

階段下収納は避けましょう

階段下に収納を設けるケースはとても多くみられます。階段下は狭くて暗く、換気をしたくてもなかなか難しいスペースになりがちです。

ここまで述べてきたように、暗くてジメジメした空間は、空気がよどみマイナスの気を発生させてしまいます。階段下は、なるべく明るくオープンなスペースになるよう工夫をしましょう。下の写真のような形状であれば、通路として利用するため明るくオープンです。このような形状であれば問題ありません。

しかし家の中央に階段を設け、その下が収納で真っ暗な空間になっている場合は、家相鑑定上は大凶(とても悪い)になります。生活の中心に暗闇がある場合、外からは見えない悩み苦労を抱える家と考えるからです。

実際に鑑定させていただき、中央階段でその下に収納があるお宅は、何かしらの問題を抱えています。それは、傍からは分かりにくい親戚関係や家庭内の問題です。家の中心に階段は配置しないようにしましょう。特に、中央階段の下に収納を設けることは避けてください。

まとめ

収納スペースは、扉を開けたままにしておいても恥ずかしくないように整理整頓しましょう。不要なものが無い整った収納スペースは良い気を蓄えてくれます。しかし、ジメジメとしていてカビ臭かったり、乱雑にものが積み上げられていたりすると、悪い気を発生させてしまいます。

なるべく扉を開け、明るい光を取り込み、換気をしっかりとして良い運を蓄えられるスペースにしましょう。

これから間取りを考える方は、家の中央や良い運気を持つ光が入る東や東南に大きな収納スペースを作らないようにしてください。悩み苦労を抱えたり、前向きな気持ちが持てなくなってしまったり、将来を悲観するようなことが起こってしまいます。

収納スペースは運気を左右するので、マイナスの気を発生させないように綺麗に整えて使用しましょう。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。