家を建てるときは、「家族みんなで幸せに暮らしたい」と思い描いていることでしょう。計画段階から完成に至るまで、家族の幸せを思って、いろいろと手を尽くすことになります。

念願のマイホームが完成するまでには、いろいろと決めることがあったり、面倒な手続きがあったり、手間暇をかける必要があり、本当に大変なものです。そのような過程を経て、ようやく新居に引っ越して、夢に見た生活がスタートします。

自分はもちろん、家族の幸せを願って考え建てた家ですから、幸せを実感できることでしょう。

しかし、中には新居へ入居してからだんだんと夫婦仲が悪くなり、離婚に至り一家が離散してしまったというケースがあると聞いたことはありませんか?

その原因は、家相が悪かったからと言えるでしょう。

このページでは、離婚に至る可能性の高い家相について解説していきます。

特に、これから家を建てる予定の方は、せっかく苦労して建てたマイホームが原因で一家離散にならないようしっかりと確認してください。

要点をまとめた動画はこちら

南が引っ込んでいる家(南欠け)は離婚率が高い

家相では、引っ込んだ形状を「欠け」と言い、悪い現象を引き寄せる形とします。それに対して、少しだけ張り出した部分を「張り」と言い、良い現象を引き寄せる吉相の間取りとするのです。

「張り」と「欠け」については、上の図のように、出ている部分が一辺の3分の1以内の幅に収まっているかどうかで判断します。

収まっていない場合は、出ていない方を「欠け」と考え、該当箇所の担当する物事に対して悪い出来事がその家に住む人全員に起こることになるのです。

たとえば、北が欠けている家に住むと、人間関係作りが苦手だったり、健康面で不安を抱えたりいろいろと悩み苦労を抱えることになります。

そして、南が欠けた家に住むと、離婚したり、家族がバラバラになったり、正しい判断ができなくなったり、感情的に争ったりするでしょう。それは、南が「離れる・切る・感情・判断力・知恵・頭脳・訴訟・闘争など」の物事を担当するからです。

家族がバラバラになりやすい形


上図のように、南に該当するエリアが無い場合や引っ込んでいる場合は「南欠け」です。つまり、悪い状態なので、離婚率が高まります。夫婦間はケンカを繰り返しながらも何とか持ちこたえたとしても、子供はこの家から出て行ってしまい、同居することは無いでしょう。それだけ南には「離れる」という力があるのです。

もしも、この部分にウッドデッキがあるとしても、それは雨や風が入るので、外として扱いますので「欠け」と判断します。

離婚率の高い南の玄関

玄関の位置を決める際に注意してほしいことは、南玄関にしないことです。

玄関に不向きな場所として、一般的には北東の鬼門(きもん)や南西の裏鬼門(うらきもん)と呼ばれる気の流れが激しい場所をあげられることが多いでしょう。確かに、鬼門と裏鬼門の位置は、気が乱れています。なるべく人の出入りが少なく、静かな使用用途の部屋を配置することが望ましいところです。

しかし、引っ込ませた形状でなければ、玄関を設置しても構いません。鬼門や裏鬼門に玄関があるからと言って、離婚に至ることはありませんのでご安心ください。

鬼門・裏鬼門の玄関よりも、離婚率の高い危険な玄関は南玄関です。南には先ほど述べたように「離れる・切る・争い」という物事を担います。

南が欠けた形状の場合、家族間でもめ事が発生し、離散に至る可能性が高くなるのです。

玄関はポーチを2階の床部分で補う場合、引っ込んだ形状になります。そのため、欠けになりやすく、注意が必要です。また、靴を脱ぐ場所を土間と言われる、石張り、タイル貼り、コンクリート打ちなどで仕上げるため、家の中で最も冷えやすい場所になります。

南は太陽の光がもっとも降り注ぐ位置です。その温かいはずの南に冷える場所を設けると、エネルギーバランスが悪くなり、家の中にもめ事が発生してしまうことになります。

所有する土地と付随する道路が南側にある場合、玄関の位置は南西、南、南東のどこかになることでしょう。このとき、南西だと気の流れが激しい裏鬼門のラインにかかる可能性があるので、なるべく東南の玄関になるように配置しましょう。

 南に高い山や建物があると将来の見通しが立たなくなる

土地を選ぶ際には、南と東は低く、北と西は高くなっている土地を選びましょう。

東から朝日が昇り、正午には南に太陽が来ます。太陽のエネルギーを家の中に十分に取り込みたいからです。

周辺の建物も同じように、南と東に自分の家よりも高い建物や山が無いことを確認してください。高さの高いマンションやアパートや会社事務所などの高いビルが自分の土地に対して南に建っている場所は選ばないようにしましょう。

もし、南に自分の建てる家よりも高い建物があると、将来の見通しがきかない生活になります。将来に対する不安からもめ事が起こってしまい、家庭内が安定しないと言えるでしょう。

また、東も同様に高い建物があったり、高い山があったり、傾斜角度が高くなっていない土地かどうか確認してください。東に高い建物があると、発展性がなく消極的な考え方になります。

南と東に高い建物が無い土地を選んでください。

南に火を使うものがあると感情的になる

ここまで述べてきたように、南は火の要素が強く「離す、争う」という力を持つ方位です。

そのような場所に、火と水を使うキッチンを配置すると、家族内が大きく荒れます。誰かと誰かが必ずもめているという生活になることでしょう。

同じように火を使う暖炉やペレットストーブなどを南に配置することも避けてください。もともと火の要素が強いところにさらに追い打ちをかけることになり、感情的になるだけでなく、血圧が上がったり、脳や目に支障が出たりします。

キッチンや暖炉などの火を使う設備は南エリアを避けて設置してください。

南に水回りがあると意見が対立する

「火」は「水」によって消されてしまうものです。南は火のエネルギーが満ちている場所ですから、そこに水を使う設備を配置すると、火と水のエネルギーがぶつかり合うことになります。

つまり、南に水回りがあると、家の中で意見の対立が起こることになるのです。

特にお風呂があると、多くの水を使いますから対立の度合いは大きいでしょう。その結果、離婚に至ることは容易に推測できます。

間取りを考える際には、南エリアに水回りを配置しないように十分に気を付けてください。

まとめ

家の中心からみて南が「欠けている状態」だと離婚率の高い家と言えます。

「南が欠けている」とは、下記の3つの状態です。

  • 家の形が引っ込んでいる
  • 南に高さの高い建物がある
  • 火や水を使う設備が配置されている

新居を構える際には、引っ越してから離婚することになったということにならないように、上記のことを十分に確認しながら計画を進めてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。