建売住宅はもちろん、注文住宅を自分の生活スタイルに合わせて建てた場合でも、住んでから「もっとこうすればよかった」と思うことはよくあることです。

そして、同じ家にずっと住み続けていたとしたら、暮らしていく中でいろいろと不満な部分が出てくるでしょう。それは、家自体の老朽化による場合はもちろんのこと、家族の人数や生活スタイルなどの変化があるからです。

自分の家を持つ際には「いつかはリフォームしたり、改築したりすることもあるだろう」と思って、心とお金の準備をしておいた方が良いでしょう。

ライフスタイルの変化や老朽化などにより、住みにくくなっている状態の家は、我慢して住み続けていても、一向に良くなることはありません。早めにリフォームや改築をして、住みやすい家に整えましょう。

ただ、その際には必ず、家相や間取りの確認をしてください。

間違った増築したことがきっかけで、家族が病気になったり、亡くなったりした事例を数多く見てきています。

このページでは、正しい増改築を行うために必要な情報を記載しますのでご確認ください。

渡り廊下でつなぐ増築方法は大凶

家のリフォームや増築は家をさらに良くするものでないと意味がありません。

とにかく安さを重視し、間に合わせで済ませようとすると逆に生活しづらかったり、家の寿命を縮めたりする可能性があります。しっかりと計画的にプランを練り、せっかくなのでこの機会に運気が上がる工事にしてほしいものです。

しかし、運気を下げる改築工事をしてしまう方がいらっしゃいます。

それは、「家族が増えて手狭になったので、同じ敷地内に離れ(別棟)を作り、渡り廊下でつなぎました」と言われる方です。渡り廊下で2つの棟をつなぐことは、家相の観点からすると大凶(大変悪い)の増築方法です。母屋と別棟と渡り廊下がどのように配置されているかで、起こる現象は違います。

例えば、この写真の家では、この渡り廊下を設置してから旦那さんとお父さんを相次いで亡くしています。この家の場合は、渡り廊下で2つの棟をつないだことによって主人に災いが起こる家相になっていました。

家相鑑定後、せっかくつないだ渡り廊下ですが、切る工事をすることにしました。

この図のように廊下の壁と写真のサンルームを取り去ります。風と光が通り、外の空気と温度や湿度が同じ状態になれば切り離したことになるのです。屋根は残っていても構いません。母屋と別棟の行き来で雨や雪にあたりたくないという方は、屋根だけ架けるようにしましょう。

このような工事は、家相に関して理解のない工務店に依頼すると、対応が悪かったり、家相が良くならない提案をされたりします。依頼する際には、工務店の家相に関する理解度合いについて確認するとスムーズに話ができるでしょう。

渡り廊下を切り離すと、大凶の家から吉相の家に大きく変化します。同じ敷地内に作られた別棟は渡り廊下でつながない場合、大きな「張り(吉効果を受けられる形状)」になるのです。

この2つの建物を切り離すリフォームを行った家は、その後奥様が起業し業績も順調で、娘さんも結婚し幸せに暮らしているとのご報告をいただいています。

もう一軒、2つの建物を繋いでいた渡り廊下を切り離した結果、成人した息子さんの家庭内暴力が収まり、地獄のような毎日から解放されたとのご報告もいただきました。

この家のように家相を無視した増改築は大変危険だということ、そして、無駄な出費を生むということを覚えておいてください。

中古物件リノベーション時の注意点

最近では、古い家を再生させて、新しい住居によみがえらせる事例も多くみられるようになっています。古い家には、今ではもう入手困難な太い木材が使われていたり、構造がしっかりしていたりすることが多いことで人気です。

ただ、現代生活には合わないため、断熱性や気密性を向上させて、窓を増やすなど性能面を改善し、快適な住まいへとリノベーションさせる必要があります。

この時もせっかくお金と時間をかけてリノベーションするわけですから、住むだけで運気の上がる家にしたいものです。

古い家にありがちな間取り

今ではあまり見られませんが、40年から50年くらい前の家によく見られた間取りは、玄関を入ると、左右に応接間と座敷があり、それらに独立してダイニングキッチンがあるスタイルです。これは、来客者重視で、住人にはとても住みにくい間取りと言えるでしょう。

そしてこの家にはとても長い廊下があります。家相の考え方では、長い廊下は凶作用(悪い現象)を生むと考えるのです。家相は、家の中が明るく温かい空間であることを良い状態と考えます。その点において、廊下は暗く寒い状態が多い空間です。そのため、廊下はマイナスを生む陰の気に偏ってしまうと考えます。なるべく廊下となるスペースは少なくなるように間取りを整えましょう。

思い切って区画する壁を取り払い、広いリビングダイニングを作ったり、無駄に長い廊下を部屋としてのスペースの中に取り込んだりしましょう。来客重視ではなく、住む人を基準にし、家族がゆったりと過ごすことができる住みやすい間取りを作ってください。

北の水回りはリノベーションで移動させる

古い家はほとんどの場合、北に水回りが集中して配置されています。

北は水の性質を持つ方位です。もともと水の性質を持つ北の方位に水回りの設備を配置すると、水の要素が強すぎて悩み事や苦労を引き起こしてしまいます。特に、記憶に関する障害(アルツハイマーなど)を引き起こすといわれているので、北に水回りが来ている物件は、リノベーションの際にほかの方位へ移動させましょう。

移動させる際には、南と西は避けてください。南に水回りを置くと家の中でもめ事が発生します。そして、西に水回りを置くと、金運を下げてしまうのです。

くれぐれも家の中心から見てどちらの方位に該当するエリアか確認してリノベーションを行うようにしましょう。

各方位の範囲を確認しよう

家相鑑定では、家の中心から見て東、西、南、北を30度、東南、南西、北西、北東を60度の範囲とします。風水では、すべての方位を45度で区切りますが、風水と家相は違う見方をしますので注意してください。

風水は、風の流れや水の流れを見て、その土地の吉凶を判断するものです。その家に住んだ時にどんな生活になるかまでは見ることができません。一方、家相はその家に住んだ後の生活の状態を見ていきます。

家相の見方でしっかりと方位を確定して、増改築をしましょう。工事は高額な買い物になります。住みやすい家に整えるための工事で家族が不幸なことにならないように、水回りなどの配置には十分に気をつけましょう。

まとめ

ライフスタイルや家族構成の変化、家の老朽化などにより、増改築やリノベーションを検討する際には、家相や間取りの良し悪しも確認するようにしましょう。より住みやすくするための工事で、家族を不幸にしてしまうことがあるからです。

家相や間取りはその家に住んでいる人に影響を与えます。家の吉凶が自分だけでなく、家族全員に及ぶということです。

家族全員が健康で快適な毎日を過ごすことができるように、思い付きやデザイン性重視で増改築をすることはやめましょう。

建物の中心を正しく出す方法は下記のページを参考にしてください。

家相の良し悪しは建物の中心から判断する


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。