庭に樹木があると四季の変化を楽しめたり、気分をリフレッシュさせてくれたりします。緑は癒しの効果をもたらしてれるものです。敷地内にスペースがあるなら、ぜひ方角に合った相性の良い種類の木を植え、さらに余裕があれば石を置いたり池を設けたりしてさらなる吉を呼び込みましょう。

あなたの家に合った庭造りで家相の良い部分はさらに向上させ、悪い部分は補うことができます。

このページでは、「家相における庭の定義」「方位と相性のよい植物の種類」「石、灯篭、池を庭に設けるときの注意点」について解説していきます。

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庭の木や石で運気を上げる

家相の判断では家や土地の「中心がどこにあるのか」を重要視します。その中心が物事の良し悪しを判断する基準となるので、正確に割り出すことが大切です。

庭に木を植えるときにどの方位が良いのか判断する際は、家の中心からみた東、東南、南、南西、西、北西、北、北東の八方位でみます。

このときすべての方位を45度に分ける方位盤は使用しません。東、西、南、北は30度、南西、東南、北西、北東は60度の範囲となりますのでご注意ください。

敷地

土地の相(地相)をみる場合には、敷地の中心を割り出して、東西南北などの八方位をみます。しかし、家を建てた後はその家の中心が、土地全体を判断する際の基準になるのです。

木を植えたり石を置いたり、ガーデニングをする場合は、まず家の中心からみて、庭がどの方位に位置するかを確認する必要があります。これを怠るとせっかくガーデニングしたとしても、家の運気を落とす結果になる可能性があるのでご注意ください。

家相をみる際に必要な家の中心の出し方

まずは一階平面図を用意してください。家相は重力における中心を基準に判断します。

図面を一辺の長さが15センチ~20センチくらいになるくらいまで縮小コピーしてください。その図面で玄関ポーチ、ベランダ、出窓を切り取り、鉛筆の裏のようなものの上でバランスを取ってみましょう。

うまくバランスの取れた場所が重力中心です。

これで、すべての基準となる家の中心が出せました。次に、今の図面を敷地図と合わせてみましょう。以下の画像がそれになります。

敷地

この図で赤い線は東西南北の中心線(正中線(せいちゅうせん))です。その両脇の線は東、西、南、北が30度、東南、南西、北西、北東を60度範囲で示した線になります。北の求め方は家を建てる際の図面に記載されているマークで確認するか、方位磁石(スマートフォンのコンパス機能)などを用いて確定させましょう。

家相における庭の定義

家の形状で引っ込んでいる部分があるなど、家相鑑定でみる欠け(悪いところ)があった場合、欠けを埋める力はありませんが、庭である程度フォローすることができます。小さな空間でも有効に活用し、植栽することで運気を上げることが可能です。

以下の場合、玄関横が少し引っ込んでいる(欠けがある)ことにより、この方位が担当する凶作用が現象として起こってくるでしょう。

北欠けの庭

たとえばこの方位が北なら、北方位の担当する人間関係、健康に問題が出てきます。つまり、家族の仲が悪かったり、体調の悪い人がいたりする家になるのです。

幸いこの家には、欠けている部分に植栽できるスペースがあります。ここに方位と相性の良い木を植えることで、欠けを埋めることはできませんが、ある程度凶作用を抑えることができるのです。

マンションやアパートの場合は、植木鉢やプランターなどを置くことで庭に直接木を植えるほどの力はありませんが、まったく置かないよりはフォローすることができるでしょう。

また、石を置くことでも木と同様に建物の欠けを埋めるほどの力はありませんが、凶をある程度抑えることができます。

シンボルツリーは運気を落とす

存在感抜群の木を庭に植えることで、景観を良くしたいと考えた場合に選ばれる1本の木のことを「シンボルツリー」と言います。造園というよりはガーデニング用語に近い言葉です。

目立つところに植えるので、丈夫で育てやすい5メートル以上に育つ可能性のある高木がよく選ばれます。しかし、メンテナンスが大変なため、近頃は低木を選ぶ方も増えているようです。

庭のスペースが広くとれない、庭造りが初めてというご家庭でも、本数が少なく手入れの簡単な木からなら手軽にガーデニングをスタートさせられるため、シンボルツリーの人気が高まっています。

1本のシンボルツリーは困りごとを引き寄せる

シンボルツリーというと、敷地内に1本の木を植える方法が基本ですが、実はこれには問題があります。

家全体の敷地を四角(□)としたときに、その中に「木」を1本植えると「困」という字になってしまうのです。これは、敷地内に木を1本だけ植えると困りごとが起こるということを示しています。

この「困」という漢字は家相の考え方から生まれたとされている漢字です。

漢字は物の形や現象を文字として表しています。「困」という字で先人たちは後世に注意喚起をしているのです。

実際に1本のシンボルツリーをアピールポイントにしていた飲食店がすぐつぶれたという事例があります。また、会社でもフロアに木が1本しか置かれていない場合、経営が行き詰っていることがほとんどです。

一般家庭の場合も同じことが言えます。その木がある方位によって困りごとの内容は変わりますが、何かしらの問題を抱え困ることになるのです。

シンボルツリーを植えたい場合は、2本以上植えてください。同じ種類でなくても構いません。1本だけでなく、複数本植えることで困りごとからは解放されます。

方位別相性の良い植物の種類

シンボルツリーだけでなく、庭木の種類を選ぶ際には、方位によって適する木と不適切な木があります。一般的に出回っている木の適所を見分ける方法をご紹介しましょう。

北は日当たりがあまり良い方位ではありません。冷えやすく「水」の性質を帯びた方位です。そのため、「火」の性質を持つ色(赤、紫)の花や実をつける植物は合いません。

火と水のエネルギーがぶつかり合い、家の中でもめ事が起こります。水と火が合わないことは想像しやすいのではないでしょうか。このような性質のぶつかり合いが生じないように、気を配る必要があります。

火の性質を持つ植物とは、赤い実がなる「ナンテン・センリョウ・マンリョウ」、紫色の花が咲く「ラベンダー」、華やかな花が咲く「アジサイ・シャクヤク・ヒマワリ」です。これらの植物は北に植えてはいけません。

北におすすめするのは、白、オレンジ、ピンク色の花が咲く植物、椿、梅、藤です。

北東

鬼門(きもん)と呼ばれ、気の流れが激しい方位です。あまり日当たりが良くなく、湿気もたまりやすいので、あまり大きくなる樹木は植えないようにしましょう。

北東は竹や笹と相性の良い方位なので、植えると気を強めてくれます。また、赤、紫、黄色、オレンジ、ピンクの花が咲く木もおすすめです。

明るい朝日が当たり樹木が育ちやすい方位です。特に植えてはいけない木はありませんが、オレンジ、ピンク、黄色の花が咲く木は避けたほうが良いでしょう。

高さがあったり、枝葉が広がる気を植えたりすると、家の中に前向きな気を持つ朝の光を取り込めなくなります。扱いやすい高さの木を選びましょう。

東南

東から太陽が昇り、正午までの間に光が当たるとても発展的な気を持つ東南からの光は、ぜひ家の中に取り込みたいものです。そのため、枝葉がはびこり日差しを遮ってしまうような木は選ばないようにしましょう。

まっすぐに上に伸びる木や南天、アジサイ、シャクヤクなど色鮮やかな花や実のなる植物がおすすめです。

南は明るい光に満たされる方位です。火の性質を持つ方位なので、南に水の性質を持つ白い花が咲く植物を植えると家の中でケンカや闘争が起こってしまいますので避けましょう。

木はあまり高くなり過ぎないよう、大人の背丈くらいで管理してください。南の光が木でふさがれると先の見通しが利かなくなります。

南西

夏場は西日があたり、とても暑くなる方位です。特に制限のある方位ではありません。

火の性質を持つ赤や紫の花や実がなる植物とも相性が良いので、南天やアジサイを植えてもいいでしょう。

西

西は金運を左右する方位です。金は火で溶かされてしまいます。ですから、西に火の性質を持つ赤や紫色の花が咲く樹木は金運を下げてしまうので植えてはいけません。

北西

北西も西と同じく金の性質を持つ方位です。西と同様に火の性質をもつ木を植えないようにしましょう。オレンジ、ピンク、白の花や実のなる木々と相性の良い方位です。

敷地や建物の欠け(凶相)をフォローするだけでなく、よりパワーアップさせるためにも、方位と相性の良い植物を植えましょう。

以下がその一覧です。

椿、梅、藤、水仙、福寿草、ラン、どくだみ、ヒョウタン、柊、ウラジロ、カラタチ、ヒノキ
北東 南天、千両、万両、竹林 、ツクシ、ユリ根、クズ、キノコ類
桜、梅、柑橘類 、ユズ、盆栽
南東 桜、松、杉、柳、アシ、トクサ、菖蒲、バラ、ユリ、朝顔、南瓜、香草香木類、ツタ類、フキ
サルスベリ、南天 、アジサイ、孔雀草、ヒマワリ、ソテツ、ボタン、万両、シャクヤク
南西 紅葉、苔 、ワラビ、黒柿、黒檀、芝生
西 紅葉、菊、月見草、ナデシコ、萩、桔梗、藤袴、すべての秋草、南瓜、カラシ菜、ミョウガ
北西 菊、紅葉 、ザクロ、ダイダイ、秋に咲く花全般、秋の果物全般

このように方角ごとにその場所に合った植物があります。建物にくぼみがあったり、出っ張りがあったりするようなら、植物の力によって吉相はさらに良く、凶相は無難な状態にすることができるのです。

上記の表の中に無い植物については、咲く花の色で判断することになります。ただ南天のように赤い実が特徴の植物は「赤」の影響力が強いため「赤」を配置していもいい場所に植えましょう。

南天(なんてん)は難を転じるといわれるのは本当?

語呂合わせで「南天は難を転じる」として、昔はよく敷地に内に南天が植えられていました。南天の赤いかわいらしい実は、雪ウサギを作るときの目に使用したり、門松の飾りに使われたりと昔から日本では馴染みのある植物です。そして、咳止めに効果があるとして、生薬にも使われていました。

だからと言って、南天はどこにでも植えて良い植物ではありません。上の表にあるように、南天は南に合う植物です。南は太陽が最もよく当たります。

このことから、家相の基本的な思想の一つである、世の中のものごとを5種類(木・火・土・金・水)の要素に分ける五行(ごぎょう)説では、南を火の性質が強い方位としています。つまり、この場所に合っている南天は、火のパワーを持っている植物と分類するのです。

南天を植える場所には注意が必要

ここまで述べてきたように、南天は火のエネルギーを持つ植物です。

北に植えると家庭内がもめる植物

火は水を消しますので、水の性質の強い場所には合いません。水の性質を持つ方位は北です。南天を北に植えてしまうと、家族間で火と水の対立が起こります。つまり、北に南天を植えると難を転じるどころか逆に、もめ事が多く発生する生活になってしまうのです。

もし、北に南天を植えている場合は移動させましょう。それだけで、家の中のもめ事は減少します。

西から北西に植えると金運が無くなる植物

火は金を溶かしてしまいます。そのため、金のエネルギーを持つ西と北西に南天を植えると金運を溶かしてしまいます。西から北西の範囲に南天を植えないようにしましょう。

鑑定させていただいた事例で、ご主人が昇給して給料が上がっているにもかかわらず、お金がどんどん出て行って貯金ができないとおっしゃっていた方がいらっしゃいました。庭の西から北西に南天など赤い実がなったり、赤い花の咲くいたりする植物を植えていないかと確認したところ、大きな南天の木が3本植えてあるとのことでした。鑑定後すぐに移動させたところ、出費が止まったとご連絡いただいた事例があります。

各方位別の適した色については、こちらの別ページで解説していますので参考にしてください。

石、岩、灯篭で開運

これまで述べてきたように、植物を植えることで気の流れが変わっていきます。実は同じようなことが、石や岩、灯篭(とうろう)を置くことでも起こりますので、慎重に場所を決めていきましょう。

家相・風水の基本となる五行説では、石や灯篭は土の性質に分類されるものだからです。ただ岩や石には、砂利、岩石などいろいろな大きさや形状があります。それぞれどこに置くと良いのか解説していきます。

四神(しじん)思想

岩や石は北から西にかけて置くと庭の運気を上げてくれます。北から西にかけて置くと良いとされる理由は四神(しじん)思想から来ています。

風水には四神思想も基本として取り入れています。この四神思想とは、360度の方位を東西南北の4つ(各90度)に分け、それぞれの方位に守り神(青龍、朱雀、白虎、玄武)がいると考える思想です。

土地の高低や周辺環境を四神思想で判断します。東と南は低く開けていて、西と北は土地が高いか、高い建物や山があると良いとしています。

家相は「家の形状」「周辺環境」「土地の形状」を合わせて考えていきます。つまり、家相の悪さは周辺環境が良いか、庭を整えることである程度、軽減することができるのです。

もし、北から西が低い形状の土地に家を建てたり、北から西にかけて引っ込んでいたりする(欠けている)家であれば、大きな石や灯篭(とうろう)を置くことで緩和させましょう。

庭石

家相・風水は基本となる思想がいくつかあり、陰陽(いんよう)説もその思想の一つです。陰陽説では、この世のすべてのものごとを陰と陽の2つに分けて考えます。静と動、男と女、明と暗など2つの対立する性質がすべてのものごとに存在するという思想です。

陽を「プラス・前進・積極性」陰を「マイナス・後退・消極性」とし、これら2つのエネルギーに万物を分けます。このような陰陽説でとらえたときに、石は「陰の気を持つもの」になります。それに対して、植物は「陽の気を持つもの」になります。

石を庭に多く置いてしまうと、庭全体が陰の気に包まれることになってしまいます。庭や植物とのバランスも考慮しながら必要以上に石を置くことは控えましょう。

ただ、砂利は形状が小さいこともあり、置いてはいけない方位は特にありません。大きな石(岩石)は、「山」としての扱いとなります。山は大きく高いものの象徴です。山は北から西にかけてあると良いとされますので、大きな石は北から西に置くようにしましょう。

逆に、低いほうが良いとされる東から南にかけては、大きい石は置かないように注意してください。

※動いたもの・手を加えてあるものを石、動いた形跡のない物を岩といいます。

石灯篭

石灯篭(いしとうろう)は小さくても岩石と同じように、家相鑑定では「山」として扱います。

灯篭とは、日本で昔から使われてきた照明器具のことをいいます。提灯(ちょうちん)や行燈(あんどん)も灯篭の種類に含まれます。

一般的に灯篭といえば石で作られた、神社仏閣に置かれている立派な石灯篭を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、このようなかわいらしい石灯籠もあります。

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これなら、洋風住宅の庭でも違和感なく置けるのではないでしょうか。

たとえば、家の形状で北側が引っ込んでいるなどの気になる点がある場合は、小さいもので構わないので「灯篭を置く」ことで庭の状態を吉相に変化させましょう。簡単なことですが家相の欠け(悪い)部分を補うことができます。

まとめ

ここまで述べてきたように「方位に合った植物を植える」「北から西に石や石灯篭を置く」「東から東南に池を作る」など庭の形状を整えることで、運気アップができます。さらに、家相の欠け(引っ込んだ部分)をフォローすることが可能です。

まずは、家の中心を正確に重力中心で割り出し、各方位を確定させてください。その中心から庭の形状を整えていきましょう。

せっかく、家を建てて庭があるなら、家相をよくするために使わなければ宝の持ちぐされです。あなたや家族のためにも、家相や風水を見直してよい環境にしていきましょう。

また、方位に合わない植物は移動させることで、本来の陽の気を発揮してくれるようになります。また、大きな石や灯篭は東から南には置かないようにしてください。くれぐれも北から西に設置するようにしましょう。

池は、東から東南にかけて作るならとても良い影響をもたらしてくれます。一方、西や南には作らないようにしてください。金運を落としたり、家族間でケンカや闘争が生まれたりトラブルのもとになります。

家相は庭も含めて敷地内にあるもの全体で家の吉凶を判断していきます。家の形状を変えることが難しい場合、庭に設置するものでフォローが可能です。

敷地内の方位にあった植物、石、池などを活用し、家全体の気を高める工夫をして快適な生活を手に入れてください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。