普段の生活の中で、冷静に考えると些細なことなのに、ついイライラしてしまうことや感情的な発言をして後悔するようなことはありませんか?

夫婦ケンカや親子の対立などによって家族の関係性が崩壊してしまう前に、いますぐ家相や風水の知識をもとに家の中を確認してください。

このページでは、はじめに「対立を生んでしまう家相になっていないか」について述べ、それを踏まえた上で「家族の関係性を円滑にするための風水対策」について解説していきます。

南欠けの家相に起こる凶作用

家相は九星気学の思想を原点に整えられました。九星気学とは、世の中のものごとすべてを9種類に分類し、家相だけでなくあらゆる判断に使用できる占術です。九星気学では、南のエリアは感情に影響を与える方位と定められています。

南側の間取りはどうなっている?

まずは、以下の方法で家の中心を確定し、南の範囲を確認しましょう。

  1. 家の1階平面図を用意(2階建てでも1階図面で判断します)
  2. 重力中心を見つけるために縮小コピー(A5サイズくらい)
  3. 厚紙に貼って家の外周を切り取る(ベランダ、ウッドデッキ、玄関ポーチは除く)
  4. 先のとがったものや鉛筆の裏に乗せてバランスを取る

バランスが取れたところが重力中心です。

ここの中心点から、方位磁石(スマホのコンパス機能など)を利用して、東西南北を確認してください。北と南、東と西を結ぶ線を正中線(せいちゅせん)といいます。

この正中線から15度ずつずらした30度のエリアが東、西、南、北の四正(しせい)方位の30度となります。そのほかの方位東南、南西、北西、北東は四偶(しぐう)方位といい60度あります。

四正

家相の原点である九星気学では、南を「火の性質を持つ場所」と捉え、分離、離別、対立、争いごとを担当する方位と定めています。

そして、南方位に水に関する設備があると「火の性質」と「水の性質」がぶつかることにより、上記のことに関する凶作用が起こると考えます。また、南側に中庭やウッドデッキなどがあり引っ込んでいる場合、「南欠け」と呼ぶ凶相です。南が凶相だったり、配置が悪かったりする家の場合、ケンカ、闘争、分断、イライラなどが常に起こりやすい家庭であるとみることができます。

南に水回りがある間取りのイライラ解消対策

家の中心からみて、南の30度エリア内は火のエネルギーが強いため、水に関する設備を配置すると感情的なぶつかり合いが多くなります。

お風呂がある場合は、入浴後残り湯を貯めず、すぐに流して掃除をし、換気をしっかりしてください。

キッチンがある場合も掃除を小まめにしてきれいな状態を保つようにしましょう。なるべくペットボトルやお酒など水の入った容器のストックは、「水の性質」と相性の良い、東・東南・北西に置くようにしてください。

トイレが南にある場合、便器が南と北を結ぶ正中線上になければそれほど気にする必要はありませんが、なるべく綺麗にするよう心がけましょう。

このように、家の中の南方位と水との相性はとても悪いので、水槽や花瓶など水の入ったものが置かれている場合もすぐに移動させてください。移動先は東・東南・北西を選び、西に置くことも避けましょう。西は経済を担当する方位なので、金運に水を刺すことになります。

火の設備を南に置くと火事になることも

南が火の性質のある場所だとお伝えしてきました。その南に火そのものを扱う暖炉やペレットストーブなどを配置すると、火に火が重なってしまうため、かなり気性の激しい家族になることでしょう。

また、火と火がこすれ合うことにより、火事を起こす可能性もあると考えられます。

これから配置を検討されている場合は、南と北を結ぶ正中線の上には暖炉やストーブなど熱を生み出すものは設置しないようにしてください。

インテリアのカラーを落ち着いた色にする

南側に火や水に関する設備がなくても、家族が笑顔で仲良く過ごしたいと思っているのに、どうしてうまくいかないんだろう…そんな思いがあるようでしたら、家の南エリアを整えてください。

特に家の南側に水回りがあったり、暖炉など火に関する設備があったりするご家庭は、顔を合わせるだけで何かとイライラしがちです。そこで、家族の集まるリビングのインテリアカラーを工夫し、落ち着きのある雰囲気にしましょう。

たとえば、赤は情熱的でアクセントカラーとしてはとても良い色ですが、イライラを募らせてしまいます。クッション、カーテン、ソファーなどで赤を使用している場合は、落ち着きのあるグリーンやベージュなどナチュラルテイストな色合いに変えましょう。

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また、アニマル柄は動物的な反応をしてしまうことにより、感情のコントロールが効かなくなってしまいますので避けてください。

玄関が南にある場合の対策

家相は家の形状で、ほどよく出ている部分を張り(吉)といい、良いことが起こる家とします。一方、引っ込んでいる場合を欠け(凶)とし、悪いことが起こる家と考えます。

玄関は、外からの気が家の中に入るためのゲートとしての役割があります。その玄関が南にあり引っ込んでいる場合は、先ほど述べたように、ケンカ、闘争などもめ事の多い気が家の中を充満することになります。

家相資料

このような形状になっている場合は、どうしても感情的な対立が起こりやすいため注意が必要です。

靴を脱ぎっぱなしにして乱れた状態になっていたり、子供のおもちゃなど玄関に必要のない物をごちゃごちゃと置いていたりする場合は、すぐに片付けてスッキリさせましょう。

なるべく毎日玄関の掃き掃除をして、きれいな状態をキープするように努めるだけで、家族間に流れる空気が良いものへと変わります。

また、観葉植物や花を飾るようにしましょう。植物は気を発生させるため良い流れを作ってくれます。

離婚率の高い引っ込んでいる南玄関

このように、南に水回りがあったり、火の設備がある間取りだと、イライラしがちで家族間に言い争いやケンカが起こりやすくなってしまいます。離婚率の最も高いといわれるのは、南に引っ込んだ形状の玄関がある間取りです。

風除室を設けることで張り出すことができる場合は設置を検討しましょう。

ただし、張り出させる場合はサイズを慎重に確認する必要があります。張り出させることによって凶作用を生む場合もあるからです。そのような場合は、手間やお金をかけても良い方向には変化しないので、張り出させることはあきらめたほうが良いでしょう。

まとめ

南が欠けて(引っ込んでいる)凶相になっていたり、南に水回りがある家に住んでいる場合は、家族仲が悪くなります。すぐにリノベーションを(作り変え)を検討してください。

もしリノベーションが不可能であれば、引っ越すか建て替えを検討しましょう。このような物件からほかの間取りの家へ引っ越すと家族間のいざこざは自然と収まります。

早急に対処できることとして、掃除や片付け、色の変更などをお伝えしました。ぜひ取り入れて、仲の良いご家庭づくりにお役立てください。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。