「空き巣に入られた」と相談を受けることがあります。空き巣に入られてしまうと、被害金額が少額だったとしても、かなり心理的なショックを受けます。

空き巣は、戸締りをしていたとしても、鉄格子を付けていても、新築でも古い家でもやられるようです。住宅街の場合、たくさんの家がある中で、その家が狙われる原因はなんでしょうか。

その理由は、家の形状と生活の仕方に問題がある場合がほとんどなのです。

このページでは、家相の観点から空き巣に入られやすい家について解説をしていきます。

空き巣とは

「空き巣(あきす)」とは、窃盗の手口の一つです。住人が留守中の家に侵入して金品を盗むことやそれを行う者のことをいいます。また、住人がいるのに家屋に忍び込んで金品を盗んだ場合は「居空き(いあき)」となり、犯人と鉢合わせする可能性があるため危険です。

このような侵入事件に遭遇する確率はどれくらいかご存知でしょうか。

警察庁の統計によると、平成20年の泥棒に入られたと警察に通報があった件数は、およそ15万5千件になります。そのうち一般の住宅に対するものが、約9万5千件です。総務庁統計局の調査によると平成20年の総住宅数は5759万戸ですから、一般住宅で泥棒に入られる確率はおよそ0.16パーセントということになります。

この0.16パーセントの確立に該当してしまう家とは、どのような特徴があるのでしょうか。

空き巣に入られる家の特徴

 

公園のそばや人の往来の多い場所だと、下見がしやすいため、空き巣に入られやすいという説もあります。しかし、公園周辺の家がすべて空き巣被害にあうわけではありません。

実際に、数年前に我が家の道路を挟んでお向かいの家が空き巣被害にあって、警察の現場検証を受けたことがあります。その際、我が家はもちろん、隣近所はなんの被害もありませんでした。空き巣犯が住宅街の中で、その家に絞る理由を家相の観点から解説していきます。

北の玄関

家相の観点から、空き巣に入られやすい家とは、この図のような「北欠けの玄関」になっている家です。「北欠け」とは、家全体の形を見て、北が引っ込んでいる形状のことを言います。引っ込んでいると、その部分のエネルギーが弱いため、その方位が担当する現象を凶作用として受けた生活することになるのです。

北は、人間関係、健康、悩み、苦労、心配事などの運気を左右する場所です。家の形が良い状態であれば、問題解決のエネルギーが働きます。

しかし、北が引っ込んでいる場合は、悩みや苦労を引き寄せやすく、人間関係に問題を生じやすい生活になってしまうのです。そのため、裏切られる詐欺にあったり、空き巣に入られたりしやすくなってしまいます。

薄暗い玄関

出典:べんりや日記

良いものも悪いものも「気」は、玄関から入ってきて、家の中をめぐります。

玄関前が入り組んだ状態になっていたり、車庫やカーポートで薄暗くなっていたりすると、入ってくる「気」は良いものではありません。暗くてジメジメした「陰(悪い・マイナス)の気」が家の中を満たしてしまいます。

マイナスのエネルギーには、とても強いパワーがあるのです。空き巣は良いことではありませんから、マイナスのエネルギーを持っています。そのため、陰の気に共鳴して引き寄せられてしまうのです。

空き巣対策

光で対処する

泥棒がいやがる家にするにはどうしたら良いのでしょうか。犬を飼ったり、警備会社と契約を結んだりすることも有効でしょう。

いろいろな対策が思い浮かぶと思いますが、なかでも一番有効な「陰の気」や「闇」に対して効果的な方法は、光で対処することです。真夜中にコンビニの明るい光が見えたとき、ホッとした経験は無いでしょうか。

明るい光に闇は消されるのです。家の周囲を明るく保つ工夫をしましょう。特に玄関先の明るさは重要です。

たとえば、ホームセンターやインターネットで気軽に購入できるセンサーライトをつけると、人が通った時にパッと照らしてくれます。防犯目的だけでなく、暗くなってから帰宅した際に、自動で足元を照らしてくれるため安全です。


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いろいろなタイプがありますので、ご自宅に合ったデザインや機能のセンサーライトを探して、ぜひ設置してください。

音で対処する

家の周囲に砂利を敷いておくことも防犯上とても有効です。砂利は歩くと石同士がこすれあってジャリッジャリッと音がするため、泥棒が嫌がります。

侵入されたくない所へ厚さ約4cm程度に敷き詰めましょう。だいたい1㎡あたり約40リットルが目安です。ホームセンターやインターネットで一袋40リットルだと2000円くらいです。

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砂利は、防犯だけでなく、雑草対策にもなりますので地面がむき出しになっている場所がある方はぜひ敷き詰めましょう。

意識を変える

光と音で対処しても、家の形が「北欠け」だったり、玄関前が暗かったりする場合は、改築するしか方法はありません。しかし、それが難しい場合に大切なのは、その家に住んでいる人の意識です。

先ほど述べたように、マイナスの気が良くないものを引き寄せます。住人が悩んでいたり、隠し事をしていたりするとマイナスのエネルギーを発生させてしまうのです。

家族が仲良く、夫婦円満な明るい家庭に空き巣は入りません。

実際に、私が相談を受けたご家庭は夫婦仲が悪く、家庭内が冷め切っていて、いつ離婚してもおかしくない状態でした。我が家のお向かいにある空き巣に入られたご家庭も、奥さんから「我が家は仮面夫婦だ」と聞いています。

「闇に対しは光と音で対処する」ことは、家庭内の生活でも行えるのです。明るく楽しい会話があるご家庭は、明るい光と楽しい音で満たされます。そのため、空き巣被害から逃れられるのです。

もし、空き巣に入られたとしたら、家庭内を一度見直してみると良いでしょう。

まとめ

空き巣は間違いなく犯人が悪い行為です。ただ、そのような犯罪行為を引き寄せてしまう家があります。それは、ひとことで言うと「暗い雰囲気の漂う家」です。

もし、自宅が空き巣を引き寄せてしまうような状態だったとしたら、玄関先を明るくする工夫をしてください。ライトを設置したり、砂利を敷いたりすることがおすすめです。

窓ガラスに貼るセキュリティ用の透明なシートを貼っておいても良いでしょう。また、ダミーのテレビカメラの設置もある程度は効果があります。そして、さらに防衛するためには、家庭内を明るくすることが有効です。

「闇に対しては光と音で対処する」ということを覚えておきましょう。


家相(間取り)が変われば人生が好転する

これまで運がないと感じたり、どれだけ頑張ってもうまくいかなかったりすることはないでしょうか。

例えば仕事であれば、ブラック企業で働いていて収入や休みが少なく、労働時間が長いわりに給料は良くないことがあります。その場合、体が疲れ切っていて調子が悪いです。

また健康であれば、「脳梗塞になった」「がんと診断された」「ヘルニアになった」などを含め、何だか体調がすぐれないことがあります。

家族関係も大きな問題です。夫婦仲、息子、親、兄弟との関係が冷えていると家で過ごすプライベート時間が居心地の悪いものになります。他にも人間関係という意味では、上司・部下、同僚、ママ友、近所づきあいなども関わってきます。

こうした問題を抱えている人の家相・風水を私は長年みてきました。それらに共通することは、どれも家相が悪いということです。例えば仕事運のない人は「仕事で信頼されにくいとされる間取りの家」に住んでいます。健康に問題のある方は「健康を害しやすい家相の家」に住み続けています。

そこで家相(間取り)を変えれば、1年以内にそれまでの人生が好転するようになります。